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アラスター「私と互角に渡り合ってきた貴女です・・・」
アラスター「手負いの私のことなど、下すのは難しくないでしょう・・・にっ!!」
〇〇「ッッ・・・・・・!!」
戸惑いに鈍った一瞬の隙を突いて、脇腹を触手に薙ぎ払われる。
簡単に吹き飛ばされた私の身体は勢いよく壁へと衝突し、一時だけ呼吸が詰まった。
それでも倒れるわけにはいかず、再び体勢を立て直して向き合う。
アラスター「ん〜どうしました?」
アラスター「その程度のヤワな悪魔でしたか貴女は・・・にゃははは!」
〇〇「ッ、・・・・・・」
更に追い打ちを掛けるように猛攻を仕掛けてくる触手をいなしながら、全身にアラスターの殺意を受け止める。
びりびりと肌を震わせるそれに内心戸惑っていると、一瞬でアラスターは懐に飛び込んできた。
アラスター「本気で来なければ、私は貴女を殺しますよ。〇〇」
〇〇「!!」
私にしか聞こえない、小さな囁き。
それと同時に重たい一撃が腹部に命中し、私はたまらずその場に倒れ込んだ。
数回咳き込んだ口の端から、少量の血が滴って床を塗らす。
(アラスター・・・・・・今、なんて・・・・・・)
―――“私を殺す”・・・確かに間違いなく、彼はそう言ったのだ。