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#ベリアン・クライアン
ぷち
30
#願いを叶える
ぷち
1,691
主は仕事終わりに指輪を着けて、執事達の居る世界に行く事が日課になっていた。その日は休日前夜で、どうやって過ごそうかと思っているとドアをノックする音が響き渡った。
「どうぞ。」
主が返事をすると、木彫りのリスを持って来たバスティンが入って来た。
「失礼する、主様。…いや、◯◯さん。」
バスティンとは悪魔化した数日後に告白をされて以来、付き合う事になった。
「これ、作ったんだ。もし良ければ◯◯さんにと思って。」
「ありがとう、バスティン。可愛い〜♡本当にバスティンって器用だよね!」
主はバスティンに木彫りのリスをもらい笑顔になっていった。その様子をバスティンは微笑ましく見ていた。
(◯◯さん…可愛いな。俺は◯◯さんのおかげで執事達とも仲良くなろうと思えるようになったんだ。
◯◯さんが、俺の事を変えてくれた。…俺はジェシカの事は忘れる事はないが、◯◯さんのおかげで少しだけ前に進めそうな気がするんだ。)
「…バスティン?どしたの?」
「いや、何でもない…◯◯さんが可愛いくて見ていたんだ。ダメだったか?」
バスティンのストレートな言い回しに主は胸を高鳴らせた。
(バスティンのそういう飾らないところ好きだな…強くて格好良いし、街で女性の間で凄い人気だけど…私はそれ以外の良いところをたくさん知ってる。)
「…ううん、恥ずかしいけどバスティンに言われるの嬉しいよ。」
「そうか、良かった。」
どちらかともなく自然と顔が近付き、主とバスティンは唇を重ね合わせていった。
「…◯◯さんは明日、休みであってるか?」
バスティンとのキスだけで、頭がクラクラするほどの色気に当てられ頷く事しか出来なかった。
「まだ…◯◯さんと離れたくないんだ。だからもう少しだけ、一緒に居たい。」
バスティンは主の事を抱き締め、唇を何度も重ね合わせてはお互いの顔を見つめ合っていた。
同じ屋敷に居るのに、同じ空間に居るのにお互いがもっと近くに居たいと思ってしまって想いだけが溢れてきて仕方がなかった。
「っ、ハァっハァ…」
「◯◯さんは俺と、その…したいと思ってくれるか?俺は◯◯さんとならしたいと思ってるんだが、どうかな?」
こういう事をあまり言わなさそうなバスティンから誘ってくれた事に嬉しい気持ちと恥ずかしい気持ちが入り交じり、主は鼓動が大きく規則正しく拍動している感覚があった。
「…うん。バスティンがしたいって思ってくれてるなら、私もしたい。…バスティン、大好きだよ。」
「あぁ…俺も大好きだ。」
バスティンは笑みを零し、主と見つめ合った後、主の唇に自身の唇を重ねた。触れるだけのキスをすると主と見つめ合い、最後の無言の確認をし主を横抱きにしてベッドへ連れて行き優しく寝かせた。
バスティンは主の服を脱がせると、自身の服も脱いだ。
(綺麗だな…触れると壊れてしまいそうな程に華奢で、ちゃんと食べてるんだろうか。)
主はバスティンがいつもより格好良く見えてしまい、胸の高鳴りがなかなか収まりがきかなかった。
バスティンが主の胸に顔を埋めると、心臓が鼓動がはっきりと伝わってきた。
「…緊張してるのか?」
「うん…だっていつもより格好良く見えてしょうがないんだもん。」
主は顔を赤らめながら逸らすと、バスティンは笑みを零した。
「◯◯さんは本当に可愛いな。」
バスティンはそう言うと主の頭を優しく撫でると唇を重ねながら、胸を優しく揉みだした。その度に主は甘く縋るような声を出していた。
「っん、ハァっんぁ…」
バスティンは主の嬌声を聞く度に自身のものを大きくしていき、無意識に主の秘部に押し当てていた。
「んぁっハァっぁあ!っバスティン、ハァ…バスティンも気持ち良い?ハァっぁんっ」
「すまない…無意識にしていた。◯◯さんは濡れやすいのか?もうこんなに…」
主は恥ずかしくなり、頷くだけしか出来なかったがバスティンはそっと秘部に触れ主の中から溢れてきたものを掬い取り主の突起部に触れると優しく撫でていった。
「っぁあ!ハァっぁんっぁああ!」
(バスティンの手、とても優しく触ってくれるから気持ち良い…でも、)
何か物足りなさそうな顔をしているのが分かったのか、バスティンは主の秘部に指を1本、2本と入れ動かし始めた。
すると主の中はやっと入って来てくれた指に歓喜し、指を締め付けていた。
「っ、ぁああ!ハァハァっぁんっぅああ!」
バスティンは始めこそゆっくりと動かしていたが、だんだんと激しく掻き乱していき主の気持ちの良いところを探していた。
「ハァハァっぁああ!んぁっぁあハァっぅあ!」
主は体をピクつかせながら何度も達し続けていると、バスティンは指を抜き自身のものを主の秘部に当てがいゆっくりと主の中に入っていった。
「っ!あ、ぁ゙あ…ハァっぁあ!」
「っ…◯◯さん痛くはないか?」
バスティンは問い掛けに頷くだけの主の唇に優しく自身の唇を重ねた。主とバスティンはお互い見つめ合いながら、繋がれた事を悦び合った。
主は顔を見られながら行為をする事が少し恥ずかしかったが、バスティンと繋がれた事の悦びの方が強かった。
「っんぁあ!ハァハァっぁあっんぅっぁあ!」
「気持ち良さそうで良かった。…どんな◯◯さんも可愛いんだな。挿れながら触るのはどうかな?そしたらもっと気持ち良くなれると思うんだが…」
バスティンの手が主の突起部にのびていきそっと優しく触れると、主の体は大きくピクつかせた。
「っぁあ!ハァっぁあっん゙ぅ゙ぁああ!」
「…もっと、気持ち良くなってくれ。」
バスティンは最初はゆっくり動いていたがだんだん激しく動きだし、主の中を掻き乱していった。突起部を触る指の動きも激しくなり主は何度も達し続けていった。
「っぁあ!ん゙ぅ゙ぁあっハァっぁああ!」
バスティンは何度も達し続けている主を見つめながら悦に浸っていたが、主の中はリズミカルに締め付けていた事もあり我慢が出来なかった。
「っ、そろそろ出そうなんだ。…◯◯さんはもう出しても満足してくれるか?」
「っぁあ!ハァっうんっぁあ!良いよっバスティンも、気持ち良くなって…っぁああ!」
バスティンは最後に主の中を激しく掻き乱すと、主のお腹の上にあたたかいものを吐き出した。
「っ…ハァハァっぁ、」
主は仕事の疲れもあったのか、瞬きを数回するとすぐにすやすやと眠りについた。バスティンは主の体を綺麗にし、服を着させると主の頭を優しく撫でた。
「…◯◯さんはどんな顔も、可愛いくて素敵なんだな。」
バスティンはそう言うと、お腹をぐうぅ〜と鳴らせた。ゆっくりと立ち上がり主に掛け布団を掛けた後、何かないかとキッチンへと向かって行った。
バスティンがキッチンで食べ物を食べている時に、主は温かさのなさに目が覚めてしまった。
「…バスティン?居ないの?お腹でも空いてキッチンに居るのかな…」
主は暗がりの廊下に怖がりながら、ゆっくりとキッチンへと向かった。すると、良いにおいがキッチンからしていた。
(美味しそうなにおい…料理してる?)
キッチンのドアを開けると、ロノがバスティンに夜食を作ってあげていた。
「バスティン…夜中によくそんなに食ってられるな。そういや、主様はもう寝たのか?」
「あぁ。ぐっすりなはずだが…!主様、起きてしまったのか?お腹が空いたのか?」
ロノはバスティンと同じように、なんでも空腹に繋げるのか呆れてしまった。
「バスティンと一緒にするなよ…どうしましたか?お水要りますか?」
主はちょうど喉が渇いたのもあり、ロノからお水をもらった。冷たい水が少しだけ火照った体に染み渡った。
「ありがとう、ロノ。…バスティンが居なかったから、気になっちゃって探してたとこだったの。」
バスティンは寂しい思いをさせてしまったと思い主の頭を撫でていると、ロノは早く寝ろと言わんばかりにキッチンから主とバスティンを追い出した。
(全く世話が焼ける奴だな…)
主とバスティンは主の部屋に入り、2人は寄り添い手を繋ぎながら眠りについた。
𖦞𖦞𖦞
次の日の朝、主が先に目が覚めた。バスティンの寝顔を見ながら、昨夜の事を思い出していた。
(すごく優しくて、私の事を第一に考えてくれてて気持ち良かったな。)
「…バスティン、大好きだよ。」
主はそう言うとバスティンは起きていたのか主の腕を引き寄せると、唇同士を重ね合わせた。
「おはよう、○○さん。…今日、馬に乗って何処か行かないか?ロノにお弁当を作ってもらおう。」
「うん♪」
主とバスティンは身支度をすると馬小屋に行き乗る馬を選び、バスティンは主を自身の前に座らせ馬を走らせていった。
fin.
次回✝️🧁
コメント
1件
読んだわ!第3話、バスティンが主様に木彫りのリスをプレゼントするところからもう胸キュン必至よね。あの不器用そうな雰囲気からは想像できないストレートな愛情表現に、こっちが照れるわ。それにバスティンがジェシカのことを忘れずに「前に進めた」って言ってたの、過去を無理に消さない誠実さが彼の魅力だと思う。終盤のロノとの食事シーンも世界観の緩さが好き。次回も楽しみにしてる!