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くらげ。
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4. 星導ショウ
ゆらり、と影が揺れる。
戦場を見下ろす高台で、星導ショウの白い頬を「何か」が這い歩いていた。
それは手のひらに収まるほどの、ちいさな赤い人形。マナであり、ライであり、そしてイッテツでもある――命をすり減らした3人の因果が凝縮されたかのような歪な形。人形の足が頬を撫でるたび、冷ややかな感触だけが肌に残る。
彼らが葛藤し、腕を掴み合い、過酷な運命の中で戦っていた敵。
レイピアの刃を向けたその正体が、おぞましい怪人などではなく、もっと「身近な存在」であったことに、眼下に広がる惨状を見つめる星導だけが気づいていた。
顔の上を歩く赤い人形を払うこともせず、星導はただ、淡々と下された「選択」の経過を眺めていた。