暫く、僕らはそんな話をし続けてた。
なかなかいい案が思い浮かばず、イライラした野薔薇は話し始めた。
野薔薇「んもう!他に何か方法はなーーー」
その時だった。突如、部屋の襖が開いて部屋に茶髪で後ろに髪を結んだ男性が入って来た。確かこの人は僕らを最初に発見した、新選組一番組組長の沖田総司だったな。それに、総司の目には僕らを殺すかのような瞳を宿していた。なんだか凄い嫌な予感するんだけど…。💦
総司「ねぇ、君たちはさ、さっきから何を話してるのかな?それに、此処のことを世間に知らせたりしたら、僕達は京の都には居られなくなるし、僕達の信頼さえも失われるからやめてくれる?」
彼の口調は、まるで僕らの話を盗み聞きしていたかのようにそう言った。そして、一瞬だけ怖い顔をして目を細めていた。
虎杖・野薔薇・伏黒・五条・風香「………。💦」
僕らは総司の台詞と威嚇で何も言えなかった。嫌、言うことが出来なかった、が正しいかな。総司は話を続けて、またあの時のようにほんの少しだけ笑顔になった。僕は、彼がなんで人前でこんな物騒なことヘラヘラと言うのかが分からなかった。それに少しだけだけど、僕と性格が似ているような気もするし、僕がまだ幼い頃に一緒に遊んだような懐かしい感覚さえもする。何だろう、僕の気の所為なのだろうか…。僕がそう思っていると総司は、
総司「それを守ってくれないのなら、今此処で君達を殺すよ?」
そう言って、彼は差している刀の鞘を抜いて刃先を僕らに突き付けてきた。
野薔薇・虎杖「ひっ!!!😰・うわっ!!😨」
五条・風香・伏黒「っ!!!😨」
野薔薇と悠仁は切られると思って思わず小さい悲鳴を上げた。僕と風香、恵は僅かに驚いた。僕が聞いた中だと、総司は病弱であるものの天才剣士として名高い人物なのだ。そんな彼が刀を抜くと容赦ないのを知って恐ろしくなった。僕は、それ以上彼を怒らせるのは良くないと思い、さっき皆で考えていたことは頭の隅に置いておくことにした。また、新選組《あの人達》のことを話すと歴史が変わってしまう為、僕は否定をすることにした。
五条「べ、別に僕達は広めようとしたりはしないよ!?💦皆に迷惑もかけないようにするから!💦」
僕は焦り乍も総司に説得をした。
総司「本当に?」
総司は僕の方を見てじっと怪しんだ。そして、総司は僕の顔の方へと詰め寄り、嘘なのか本当なのか更に怪しんでいた。ちょっと、そこまで詰めてくると口付けしちゃうくらいなんだけど。💦
せめて風香とかだったらいいんだけど、完全にアレなっちゃうからね!?💦
(五条先生は分かっているけど流石にマズイので敢えて書きませんでした。💦
By 作者)
僕はもう一度、彼に説得をした。
五条「本当だからさ!💦 」
それを聞いた総司はふぅ〜んと言った。ひとまずは大丈夫かな、と僕は胸の内にそう思った。次に総司が話したことは、僕らがあの時見たことについて確かめるから着いて来るようにと僕らに言ってきた。僕らは不安になり乍も、遅れないように彼の後ろに着いて行った。
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