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僕らは総司に連れて来られた場所は、沢山の隊士が集まっている大広間だった。僕はふと、自分がまだ幼い時に住んでいた実家の広間を思い出した。こんな大広間でばあやと使用人の人達と色んな遊びとか勉学とかもしてたな。僕はそう思い乍も、来た順番で僕らは座った。僕らの事情聴取をするとか言ってたけど、何の話をするんだろう?僕がそう思って待っていると、一部の若い隊士が僕らを連れて来た総司に話し始めた。
若い隊士「なあ総司、そいつらが目撃者?」
その若い隊士は、子供のような面だったにも関わらず、こんな危険な場所にいるのかすら僕らには全く分からなかった。僕らがそう思っていると、若い隊士に聞かれた総司は返事をした。
総司「そうだよ、平助。白髪目隠しおじさんの他の四人の子は君と同じくらいだよ。」
えっ、ちょっと待って総司。今、僕のこと「おじさん」って言った!?💦流石に大人の僕に対してその言い方はめっちゃ失礼なんだけど!?💢
伏黒・野薔薇・虎杖「ブフッ…。w・クスクス…。w・ちょっと待って、五条先生…。w」
風香「………。💦」
今の総司の発言で、一年の悠仁達は思わず小声で笑っていた。僕は、まるで周りから小馬鹿にされたかのような感じに思えた。ちょっと!悠仁達迄笑わないでくんない!?💢こっちの気持ちにもなってよ!僕めっちゃ傷付いたんだけど!?💢
風香はと言うと、笑わずに冷や汗を浮かべていた。あ〜良かった、風香にも笑われたら僕すっごい傷付いてたよ。💦
それよりも、さっき総司が話してた若い隊士の名前は平助と言うのか。見た目以上に若いように見えるけど。後から風香と恵に聞いたけど、平助は新選組最年少の幹部であり、八番組組長を担当しているのだとか。こんな子供でも新選組の幹部に入れるのか…。💦それほど、優秀な人だったんだなと僕は思わず心の中で関心していた。
他にも、平助の左右に二人の幹部が居た。先ず、右に座っている赤髪に下に髪を結った人は、後の新選組十番組組長の原田左之助という方である。彼は他の新選組隊士と違い、主に刀ではなく槍を使って敵を倒すのだという。どうやら昨夜、僕らのことを縄で縛ったのは原田のようだったようだ。(気になる子は、前話「皆の考えと選択」を読んでね。)因みに、彼は四国産まれなのだという。(関係ないけど、四国の言葉で「こなくそ」ていう言葉もあるよ。)そして、平助の左に座っている総司と同じ、茶髪で短髪であり頭に布を巻いている一風変わった人は、新選組二番組組長の永倉新八という方である。彼は大正時代まで生き残り、その時の記者から新選組のことを伝えたという方なのだという。
他にも、右目が若干前髪で隠れていて右肩に髪を結んでいる白いマフラー?のようなものをした隊士は、新選組三番組組長の斎藤一という。風香と恵の話だと彼は総司と同じくらい強いとも言われているのだという。こうしてみると、新選組の隊士って恐ろしいイメージしかなかったけど、根は真面目な人とか優しい人がいるので僕はホッと胸を撫で下ろした。それに、結構若い人達が多いというのにも僕は驚いていた。
暫くすると、大広間の襖が開いて土方が入ってきた。入ってきた土方は、他の隊士達の姿を一瞥した後、僕らを見て眉間に皺《しわ》を寄せた。え、あ、やば…、僕が解いた縄が解《ほど》けているのに直ぐに気付いたか…。💦気付いた土方は、襖を閉めて僕らの方にずかずかと早歩きで来た。顔の表情は怒っていた。怖い怖い。w
土方「おいお前ら、勝手に縄を解いたのか? 」
それを聞いた僕らは、土方のこの怒り台詞でぎょっとして直ぐに焦った。瞳は完全に怒っているのは皆分かっていた。 風香と恵が言ってたけど、鬼のように厳しいってことは本当なんだね…。💦
僕がそう思っていると、いつの間にか土方は齋藤に新しい縄を持ってくるように命じていた。そして、僕らは再び縄でまた手を縛られてしまった。斎藤を下げさせ、土方は僕に対して話し始めた。
土方「おい、そこのお前、その目隠しを外してもいいか?」
それを聞いた僕は思わず、驚いてしまった。ちょっと待ってよ副長さん!僕、目隠し外されたら領域展開🤞を発動しちゃうって!(領域展開🤞されたらここの人達完全即死になるからね。💦 )土方が僕の目隠しに手を伸ばそうとしてきた時だった。昨夜のあの事件、総司が僕の腕をつかもうとした時と同じように僕は無下限を張った。そして、一瞬だったが土方の右手がゆっくり動いているのだけを僕は見た。
土方「は!?何なんだ一体こいつは!?💦」
土方は僕に触れる寸前で、あまりにも驚いた顔をしていた。どうやら土方は、昨夜の事件、総司から聞いた僕が触れられないことはしっかりと聞いてはいたものの、本当だということは分からなかったみたいだった。それはそうだよね、僕の無下限は実際に触れないと分からないからね。💦
土方は、僕の隣に座っている風香を見て「おいお前」と言った。
風香「は、はい!なんでしょうか!?💦」
土方に声を掛けられて吃驚した風香は、思わず変な声で返事をした。土方から聞いたことは、こんなことだった。
土方「悪ぃが、お前がこいつの目隠しを外してくれねぇか?俺らだと、流石に触れられねぇし外すことも出来ねぇからな。 」
風香・虎杖・野薔薇・伏黒「ゑ?💦・ええっ!?💦・はあ!?💦・……。😶」
五条「!?💦」
それを聞いた僕らの反応はそれぞれだった。恵だけは無表情で無反応だったけど…。💦土方は風香の驚いた反応で眉間に皺を寄せて話した。
土方「驚いてんじゃねえよ。この中でこいつの次に歳上なのはお前しかいねえだろ?」
風香「は、はい、そうですが。💦 」
土方は僕のことを指差して風香にそう言った。風香は鬼副長と言われている土方に怒られるのが嫌なのか、ビビリ乍も答えた。そして、風香は土方にこう返した。
風香「でも、土方さん。彼は家の事情で目隠しを外すのは本当に必要な時だけなので、この場で外したら駄目なのです。💦」
五条「!!😮」
風香の返しで僕は少しだけ驚いた。ナイス風香!!説得力が上手い!!だけど、土方にそう返したのだが、
土方「駄目だ、家庭のどんな事情でもそんなことはぜってぇ許せねぇ!!副長命令は絶対だ!!💢」
土方からは厳しいことを言われて僕は更に驚いた。悠仁達は土方の鬼副長の怒りの恐ろしさで怖くなり縮こまってしまった。
風香「は、はい!💦」
土方に怒られた風香は、副長命令に従って僕の目隠しを外した。外された僕は、顔を上げて広間の皆の方を見た。皆の反応はそれぞれだった。
風香「……。//////」
土方「は……?」
総司「なっ…。」
斎藤「何故《なにゆえ》…。」
平助「え……。」
原田「は……?」
伏黒「はぁ…。💦」
虎杖「……。」
野薔薇「……。( ー̀ н ー́ )」
皆は僕の素顔を見て、迚驚いていた。風香はいつものように惚れていて、恵は呆れ顔をしている。それに、やっと本題に入ったのは昼が近い時だった。