テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
次に目を開いたのは朝で俺は眠気と戦いながら現状を思い出した。
抱き締められてるのが俺。抱き締めてるのは梅先輩。
恥ずかしいが梅先輩を起こして俺は1度マンションに帰らないと着替えが無い…。
皐月『先輩、梅先輩!起きて下さい!』
梅宮「ぅ〜?さつきぃ?おはよぉ」
天使!!?可愛すぎる……。この笑顔守ってあげたいッ!!
違う違う。
皐月『俺の着替え帰らないと無いから離してもらっていいすか?』
梅宮「?皐月の着替えならあるぞ?」
皐月『…、は?』
梅宮「皐月が寝てる間に買っといたんだァ!似合うと思って!」
皐月『…ッ!変態!!助平!エッチ!!!』
そう話すと梅先輩はハラハラしながら
梅宮「えっ、ダメだったのか!?だって、皐月寝てたし……、うぅ」
しょぼしょぼしてるー!!!
総代がしょぼしょぼしてますよー!!!
こんなんされたら許すしかないじゃんか!!
皐月『……ッ、あーもう!梅先輩だから許しますわ』
そう話すと梅先輩はぱぁーと犬のように笑顔でありがとう!!!って言うもんだからそりゃ許しちまうさ……。
皐月『……なんでこんなにピッタリなんすか…、それに制服もあるし……』
俺はジロっと梅先輩を見た。
梅宮「だっ、だって!寝てたし!?マンションに1人帰すわけいかないし…心配で…。」
いつもならサモエドなのにチワワみたいになってる……。
皐月『あーっ、もう!分かりましたよ!ただ、俺がする事に文句言わんで下さいね!』
梅宮「?分かった。」
そう発言を聞いて俺はベランダに出た。
梅宮「さ、皐月!?飛び降りないよな?」
皐月『飛び降りるわけないでしょ、タバコ、吸いたいんす。』
梅宮「喫煙は20歳過ぎじゃないとダメだろ!」
皐月『…文句言わない、約束は?』
梅宮「うぐっ」
梅先輩は言いたい事あるだろうけど約束してるから何も言えない、ジロジロ見てくる梅先輩はどこか新鮮だ。
皐月『なぁに、そんなジロジロ見て、吸いたくなった?』
梅宮「そんなわけないだろ…、俺は皐月の身体が心配なの。」
皐月『親みたいなこと言うんスね、まぁ、俺の親は興味無いッスけどね!』
梅宮「…、皐月を1人で暮らさせるの不安になっちまったなぁ。」
嫌な予感。
梅宮「今日から暫く皐月の部屋で暮らすわ!」
にっこぉーっと笑顔で話す梅宮に対して俺は全力拒否したが、無駄だった。
勝てねぇ、梅先輩は最強だ。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!