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#ベリアン・クライアン
ぷち
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番外編106『麻里衣様はクロウザーの愛に応えたい』後編
その日の夜――
庭にて
私は毛布を羽織り椅子に座っていた。
(別にここで待ってればクロウザーが来るかなぁとか思った無いけど…大体裏山から帰ってくるからここで待ってるとかじゃないんだからね。)
『私、バカよね…。もう子供じゃないのに泣いちゃって…。』
ただ…寂しかっただけなのに。嫉妬というか、ヤキモチというか…。
『めんどくさいって思われたら…。』
(私と別れて…他の人と付き合ったら…。)
『っ…クロウザー…。』
『全く。』
『…!』
『仕方ないご主人サマだね。』
ふわっとクロウザーの羽織が私を包む。
『どうして……。』
『俺が裏山から帰ってくること知ってるんでしょ。正門から入らないこと知ってるから、ここにいたんでしょ?俺に会いたくて。』
『っ、仕事は…?』
『部下に押し付けてきた。』
『え、でも…』
『ご主人サマより大切なものなんてないよ。ごめんね。』
クロウザーは私の頭を撫でた。
『…本当、ずるい男。』
『ふふっ。それにしても、泣くほど寂しかったなんて……俺と夜過ごさなくなるのがそれほど嫌だったのかな?』
『……っ。』
私はこくんっと頷く。
『本当なら今すぐ触れて欲しい…。』
『!』
『私だけ求めてるみたいでなんだか、恥ずかしいから、言わなかったけど…。』
『……はぁ。』
『クロウザー?』
『ご主人サマさぁ…俺の事試してるの?これ以上俺の事その気にさせて…どうするつもりなの?』
クロウザーは私に問い詰める。
『えっと、』
『そんなの俺だって同じだよ。ご主人サマのこと今すぐにでも抱きたい。今すぐ俺のものにしたい…。』
『っ……///』
『ボソッ。初めてだから優しくしたかったのに。』
『え?きゃっ!』
クロウザーは私のことを軽々抱きしめる。
『あの、どこへ……』
『別邸だよ。』
『え?私の部屋じゃ…』
『気が変わった。』
『えぇ…。っ、でも、別邸にはハナマルとか、他の執事が……。』
『あぁそれなら平気。』
『え?』
一方その頃の本邸――
『いやー急に悪いな。ルカス先生。ミヤジ先生。』
『ふふ、構わないよ。久しぶりだね、この3人で、晩酌。』
『飲み過ぎないようにな。ルカス。』
ハナマル、ルカスとミヤジと食堂で晩酌。
『ロノさん、バスティンさん。今夜はよろしくお願いしますね。』
『あぁ。ベリアンさんは天使の研究で今夜は部屋に戻らないらしい。ベリアンさんのベットを使っていいとの事だ。』
『分かりました。有難く使わせて頂きます。』
『気を付けろよ、ユーハンこいつ寝言うるせぇから。』
『ロノは寝相が悪いんだ。気付いたら床にいる。』
『嘘つけ!』
『『ギャーギャー。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。』』
『ふふ、賑やかな夜になりそうです。』
ユーハン、1階執事部屋で寝ることに。
『ハウレスさん!隣で寝れるなんて光栄です!』
『あぁ。わかったから落ち着いてくれ。』
『伝説の剣士のハウレスさんと寝れるなんて俺ラッキーですね!』
『テディ、もう遅いから電気消すよ。』
『はーい!あの、ハウレスさんどうやったらそんな強くなれるんです?いいトレーニングの仕方とか教えてくれませんか?後――。』
(うるせぇ……。)
(興奮してるっすね…)
テディ、2階執事部屋のハウレスと同じベットで寝ることに。
『ベリアン。俺も手伝うよ。』
『ベレン、ありがとうございます。』
『ふふ、ベリアンとこうして一緒に仕事ができて俺も嬉しいよ。』
『えぇ。終わったら食堂にいるルカスさん達と晩酌でもしましょうか。』
ベレンはベリアンのお手伝いをすることに。
『シロシロやっほー!枕投げでもする?』
『やらん。我は寝るんだ。』
床に布団を敷く。
『おや、ルカスさんのベットが空いてるのでそちらを…』
『あれを見ろ。』
『?って、ラムリ!なんでルカスさんのベットにあなたがいるんですか!』
『ルカス様がいない今しか出来ないもんね!』
『降りなさい今すぐ!』
『やだー!』
(やかましい…。)
シロは3階執事部屋で寝ることに。
『って訳。』
『数人には申し訳ないことしたわ…。』
『大丈夫。俺が頼んだから。』
『え?』
『ご主人サマの可愛い声を他のみんなに聞かれたくないって言ったらすんなりOKしてくれた。』
『私の知らないところでなんでそんな羞恥を晒すことを…っ。』
ガチャッ。
別邸2階のドアが開いて、クロウザーは私を優しくベットに下ろした。
シュル……。
『……っ。』
『…ふふ、なに?見惚れちゃった?』
『いや、その、色気が…。』
クロウザーはシャツ1枚とズボンになりシャツのボタンを全て外す。
『…怖い?』
『……怖くないわ。そのタトゥーを含めて…好きなんだから。』
サラッ…。
ご主人サマの髪を撫でる。
『ん…。』
(全身が今熱い…敏感になっておかしくなりそう。)
『脱がしてもいいの?』
『……うん。』
プチプチ…。
『綺麗な肌…。痕を付けるのが申し訳なくなるな。』
『その顔は思ってないでしょ。』
『ふふ、なんてね。…!ご主人サマ、これ… 』
『……っ。クロウザーが好きそうだと思って…勝負下着じゃないけど…』
『はぁ…(可愛すぎて悶絶のため息)』
(俺のご主人サマ可愛過ぎる。心配になるな。)
『俺の為にここまでしてくれたのに…悲しませてごめんね。』
ピトッ。
クロウザーの頬に触れる。
『クロウザー頬が冷たい…あ、羽織りかけてくれたから…。』
『これくらいなんともない。だって、これからもっと熱くなる。』
クロウザーは私を横向きに寝かせて後ろから抱き締める。
『最初は優しくしてあげる。俺も男だから。』
クロウザーの手が胸に触れる。
ふに…っ。
『ん…っ。』
指先で先端を弄ばれる。
『ここ、弱いの…?かわい…。』
耳元で囁かれぞくりっと身体が震える。
ちゅっ。と首筋にキスが落ちる。
『や、どっちもしたら…っ。』
『ご主人サマは敏感なんだね…それとも俺だから?』
くにくに…♡♡
『それは、ぁっ。』
『それは?教えて?ご主人サマ。』
『ん、んぁ…///手、止めて、』
『答えられないの?』
(いつもの2倍意地悪……。)
『っ、クロウザーがそうやって触るから…っ。』
『こうやって触られるのが好きなんだ…可愛いね、ご主人サマ。』
『っー!』
スルッと下に手が伸びる。
くちゅっ♡♡
『濡れてる…もしかして、胸だけでこんなになっちゃったんだ。』
下着越しに指が動かされる。
くちゅっ♡♡くにっ。
『ぁっ、んぅ…』
(もどかしい…気持ちいいけど、なにか…。)
もじっと足を動かす。
『…ふふ。直接触れて欲しいっておねだりかな?』
『なんでそんな意地悪……っ。』
『意地悪くらいしたくなるよ。可愛くて仕方ないから。でも意地悪はここまでかな。悲しませちゃったお詫びに今日はご主人サマのこと気持ちよくさせるから。』
下着を脱がして直接クロウザーの指が秘所に触れた。
くちゅっくちゅっ♡♡
『ぁっ。そこ…だめ、』
『ここ……?奥…?それとも手前…?』
『んぁ……ぁっ…♡♡』
焦らされてるような攻め方とは裏腹に甘い声は止まらない。
『どっちもいいみたいだね。』
指は激しさを増す。
『ぁ、だめ、ふぁ……っ。ん、んぁ、んぅ……ぅ///』
敏感なところを攻められ、達してしまう。
『ナカが痙攣してる…今のでもうクタクタ?』
(誰のせいよ……っ。)
『そんなんじゃこの後身が持たないよ。』
クルッと肩を引かれ、目線が合う。
『ぁ……。』
ゾクッ。
(蕩けた顔…俺にしか見せないその顔……たまらないな。)
クロウザーは私の足を前に倒す。
『や、こんなカッコ……っ。』
恥じらう私を他所に、クロウザーは私の秘所に顔を埋める。
くにゅっ♡♡
『んぁ……っ。や、やだ、それ…っ。』
(今イったばかりでそれされたら……。)
達したばかりのほぐれた腟内にクロウザーの舌が容赦なく挿入り込む。
じゅるっ♡♡くにゅっ♡
『ん、ぁ、や、ぁ、くろうざー、やっ。』
ぎゅっとシーツを握りしめる。
『ん、んぁ、も、イっちゃ…。』
『……。』
クロウザーは舌を抜く。
『ふぇ…?』
『ダメだよ。次は俺のでイかせてあげる。
俺のことも気持ちよくしてくれるよね。ご主人サマ♡♡』
快楽で朦朧としてる私を他所にクロウザーは既に反り勃った剛直を取り出す。
『っ…。』
『痛かったら言って、まぁ、止まれる保証ないけど。』
くち…。
『ん……っ。』
ずぷぅ……♡♡
(嘘、挿入って…。)
『思ったよりすんなり挿入ったね。ご主人サマったら…そんなに俺に早く挿入れて欲しかったんだ?』
『ち、ちが!クロウザーが……ぁっ!』
ぱちゅっ♡♡ぱちゅんっ。
『あとは身体に聞いてあげる。ご主人サマの声…沢山聞かせてね。』
ガシッと腰を掴まれてゆっくり、だけど激しくされる。
『ん、んぁっ。くろうざー、まって、ぁっ。』
クロウザーの背中に手を回す。
(俺に犯されてるのに俺にしか縋れないご主人サマ…あぁ、なんて可愛いんだろう。)
ガリッ。
激しさのあまり背中に爪を立てる。
その痛みも今の彼には興奮を高める痛みでしか無かった。
ぱちゅんっ♡♡
『んぁ…っ♡♡クロウザー、わたし、も…っ。』
『クスッ。何回でもイって構わないよ。沢山気持ちよくしてあげるから。』
『ん、ふぁぁ…っ…///』
(頭が、ふわふわする…)
『くろうざー……?』
達したというのに、クロウザーはそれを抜かない。
『なんでそのままなのかって?言ったでしょ?俺のこと気持ちよくしてって。俺まだイッてないから。俺のことイかせてご覧。ご主人サマ。』
クロウザーは私をうつ伏せにする。
そして再び律動が始まる。先程よりさらに激しく。
ばちゅんっ!♡♡
『っ〜〜!♡♡』
声にならない快楽が私を襲う。
『これ…さっきより深くて…癖になりそう。』
『ん、、ぁ、や、だ、くろうざー、激し…っ。』
『ん……。』
ガリッと背中に甘い痛みが走る。
『いた…っ。』
『大人しくしてて…。』
両手をベットに押さえつけられる。
『ぁ、や、ぁ、だめ…ぁっ。』
ナカの激しさによる痛みと、背中に刻まれる甘い快楽が私を冒していく。
「甘い言葉に騙されて…仕込んだ毒に気付かない」
快楽という名の毒を…これでもかと、身体に刻み込まれる。
『麻里衣……。』
『ん……。』
顎に手を添えられ、繋がったままキスをされる。
翌朝――。
『ご主人サマ。起きて。朝だよ。』
『馬鹿言わないで…まだ寝かせて…』
『怒ってるの?』
『当たり前でしょ…。声も腰も痛いの…』
『まぁそんなになるほど気持ちよかったってことだもんね。』
『反省してないわね…。』
『でも…。』
クロウザーは私の頬をつねる。
『気持ちよかったでしょ?俺の名前を必死に呼んで…甘い声を沢山上げて…。』
『っ〜〜♡♡』
(本当、かなわない…。)
クロウザーはベットから出て着替える。
『…背中…傷だらけ…』
『あれ、覚えてないの?これはご主人サマが…』
『……。……。!!』
思い出して顔を赤くする。
『馬鹿ー!!!』
『忘れちゃうほど悦かったんだ…初めてなのに感度も良かったから。まぁそうさせたの俺だけど。』
『この…っ。』
『ご主人サマもそろそろ着替えたら?いつまでもそのカッコでいたら別邸のみんなも戻ってくるかもだし。俺だってその気になる。』
『ば、馬鹿じゃないの!?朝からする訳ないでしょ!』
『はいはい。分かったから着替えて。あーでも痕隠せないね。首元とか。』
『痕…?』
私は鏡を見る。
そこには噛み跡とキスマークが無数に着いていた。
『っー!』
私はその場にあるものを手当り次第投げる。
ぼふんっ!
『バカ!バカ!クロウザーのばかー!』
『落ち着いてご主人サマ、そんなにうるさくしたら別邸のみんなに聞こえるって。』
別邸のドアの外
(((((いや丸聞こえ……。)))))
中々別邸に入れない5人なのでした。
めでたしめでたし♡♡
コメント
4件
わあ、見てて顔がめっちゃ赤くなったぶぁって、やばい好きすぎる!プチチャンありがとね!いつも長くて大変なのにありがと!!!
ぷちさん、番外編後編読みました!麻里衣様がクロウザーを待つシーンから、もう胸がぎゅっとなりましたね…。「寂しかった」って素直に言えるようになったの、本当に成長だなあと。そしてクロウザーの「ご主人サマより大切なものなんてない」、ああもうずるい!全執事を掌握して別邸を完全に二人だけの空間にする周到さ、彼の執着心の深さが感じられてぞくぞくしました。翌朝の痕跡攻めのバカップル感も可愛くて、読んでて顔がにやけました。素敵な番外編をありがとうございます!