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20 - 夏の合図

♥

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2025年08月06日

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side.若


藤澤「夏がはじまーった合図がしたー」

大森「お、ご機嫌だねえ」

若井「青と夏いいよな~。夏、始まったわ~」

大森「いやだいぶ前から夏だけど。」

若井「いや、そんなことない!これからだし!」

大森「んなわけあるかあ!」


藤澤「んふふふ、夏だねえ」

大森「マイペース怖。…そういえば夏らしいこと全然してないなあ」

若井「俺の夏休み…どこ…」

藤澤「そうだ、夏っぽいことしようよ!アイス買いに行こ!」

大森「いいけど、アイス?笑」

若井「スイカ割りとかかと思った笑」

藤澤「いいの!行くよ!」


結局3人で仲良くスーパーに来た。

一応有名人なわけだし、バレるかと思いきやそんなことは全くない。

ステージ上のキラキラはないし、どっちかというと陰の感じ。

もうちょっと騒ぎになってもいいんじゃないか…とは思う。

まあ別に2人がいるからいいんだけどね~


大森「俺これがいい!」

藤澤「じゃあ僕これにしよっかなあ…」

大森「若井は?」

若井「ノリノリだね笑 俺はなんでもいいよ」

藤澤「なんでもいいってなによ」

大森「確か、なんでもいいって言われたら冷めちゃう人多いらしいね。知らんけど~♪」

若井「そうなの?やめとこ」

藤澤「いやいや、むしろ選ばせてくれるんだ~って好印象だけどなあ」

大森「分かる。女性のことはわかんないね」


結局、大量のアイスを買った。

冷蔵庫がでかいとか何とかで、なぜか俺の家に運び込まれた。

こんなに食べられないって言ったのに、冷凍庫がアイスまみれ。



ソファに座って食べ始める。

冷房ガンガンの部屋の中でアイス食べるって最高。

あ~夏だわ~…


藤澤「元貴~それちょっとちょうだい?」

大森「いいよ~あ、若井の食べたい。あーん」

若井「はい、どうぞ。」

藤澤「うわ~おいし!なんかこれ久々に食べたかも!」

若井「涼ちゃん、元貴、俺も食べる」

大森「あーんしてあげる」

若井「いや、ダイジョウブです」

藤澤「だめ!僕もしたい!」


2人に食べさせられて、食べさせて、あっという間にアイスはなくなった。

もうちょっと食べたくなったので箱に入ったミルクバーを取り出す。

1人一本握って、もう一度ソファの定位置へ。


藤澤「これめっちゃおいしいね」

大森「あんまりミルクって食べないけど、これいいね」

若井「だな~夏だわ~…笑」

藤澤「ね~笑」


横を見ると、2人そろって口の端から溶けたアイスが零れてる。

元貴が親指で掬って、涼ちゃんは舌を出して舐めとった。

もちろんミルクだから白…


若井「エロ…」

大森「はあ⁈…うわ、涼ちゃんほんとだ」

藤澤「えー元貴もだよお」

若井「…早く食べて」


きゃいきゃい騒いでる2人をせかす。

久しぶりでこれは…さすがにね。

意図が伝わって、顔を赤くした2人がアイスにかぶりついた。

俺のアイスも少し溶けて、棒を持っていた手に垂れてきた。

綺麗に舐めとってもう一度食べ始めると、2人がこっちを凝視していた。


「若井もめちゃくちゃエロい!」


見事なシンクロに驚いていたら、元貴に口を塞がれた。

キスは、優しいミルクと甘い元貴の味。



夏だなあ…

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