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knt目線
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ある日、同期であり相棒であり幼馴染の渡会雲雀から好きだと伝えられた。
それはあまりに突然で、僕はごめん、と雲雀を振った。
それは何故か、そんなのは簡単だ。
雲雀のことは今までずっと相棒、親友として見ていたし、それは変わらないと思っていたから。
だから急に好きだ、なんて言われても、自分が雲雀のことを好きかなんて分からない。
あの時の雲雀は、顔を赤くして、好きな人、僕にしか見せないであろう顔をしていた。
涙を溜め、耳まで赤くして。
不覚にも可愛らしい、とは思ったが、きっとこれは男としての性だろう。
そんなことがあったから、何となく気まずく感じて雲雀と2人きりになるのを避けた。
しかしこの状況、リーダーとしてどうにかしないとな、と思いつつ、仕事をしているとスマホが震えた。
何だろう、と思い見てみると渡会雲雀から
明日は空いているか、遊びに行こう、との事だ。
正直、雲雀に会うのは少し怖い。
相手が自分のことを好きだというのを知って、その相手に会って。
そんな時、自分はどんな顔をすればいいのだろうか。
かと言って、ずっと雲雀と気まずいのも嫌なので、空いてるよ、と返事をした。
帰宅し、ご飯を食べていると明日の詳細が送られてくる。
雲雀らしくない、少し固い文面にくす、と笑いながら、返信を飛ばす。
「明日、楽しみにしとくね。」