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⬛︎最終章
佐伯は、2人の絆がより一層強くなったことを知り、諦めを口にした。
「ごめん、やりすぎてた、よな。伊藤のことは諦めるし、なんならもう諦めてる
お前らは、2人でいる時が1番楽しそうだし。」
そのまま数ヶ月後、佐伯は親の事情で転校して行った。
⬛︎
◇
ある満月の夜、俺らはマンションのベランダで並んで夜空を見上げていた。千秋は俺の肩を抱き寄せ、俺はそんな千秋に頭を預ける。
なんなら人生ごと預けるよ。
「なあ、千秋。俺、千秋の隣で生きていたいな 」
「…ふふっ、なにそれ、プロポーズ?」
「なっ…!ちがうし 」
千秋は優しく微笑み
「もちろん、俺もすいの隣で生きるよ」
千秋は俺の薬指にキスをした。 それはまるで永遠の愛を誓うように。青い季節の中で育まれた俺らの愛は、どんな困難も乗り越え、これからもずっとお互いの隣で輝き続けるだろう。