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🎶〜6時30分
『ん、、、もう6時、、』
22時に寝たつもりだったがなかなか寝付けなかった
最近こんなことばかりなかなか寝付けないのは結構のストレスになる、そろそろちゃんと寝たい、、
『おはよ〜』
母親が朝ごはんを用意している
さすがにこの光景も見慣れた、
最初は馴染める自信なかったけど
意外と早いうちに慣れた
『そういえば行き道覚えた?』
『うん、意外と近かったからもう覚えたよ』
『そっかよかった』
今日は自分一人での登校
緊張する、、頑張ろう
学校に行くこともまた絶対慣れるはず
今日は雨が降っている、今は6月だから仕方ないか
僕はこのじめじめした感じが嫌いだ、
雨で濡れた靴下も 湿気でぐちゃぐちゃになった髪も
嫌いだ、でも雨の音はすき、雨の日は一日中雨の音の中に居たいと思う
『あ、岩永』
『あ、おはようございます井上さん』
『もう今日から自分で登校かー、早いね』
『そう?』
そんな感じで他愛もない話をしながら2人で登校していた
井上さんはすごい、コミュ力がすごい、、
コミュ力がすごいからこそ気になる、、
井上さんはずっと真顔というか、、無心?って感じで
なかなか笑わないし何も表情に出さない、でも
聞き上手で話上手だからあまり気にならないけど
冷静に見るとちょっとだけ違和感、、
井上さんは常に何か考えているようだ
井上さんの考えることはよくわかんない、、
まぁ人間の考えが見えるわけないけども
井上さんの心はそこら辺にいる人よりも外には出ないようだ、、
教室へはいるとまだ準備が終わっていない人ばかりで全体的にごちゃごちゃしている、
正直学校に行き始めてわかったことだが、僕は人と話すのは苦手ださすがに母親とか井上さんと話す時は『あ、』とか言わなくなったけど他の人と話す時は『あ、』と言ってしまう
そんな僕には正直教室は向いていない
記憶を無くす前の僕もそうだったのだろうか、、
記憶を無くす前の僕と仲が良かった人とか先生とかに聞いてみようかな、
ー昼休みー
『あの、先生』
『お、岩永から話しかけてくるなんて珍しいなどうした?』
『僕が事故に遭う前、仲が良かった人とかいなかったですか?』
『あー、基本的に一人でいること多かったけど隣のクラスの木村と仲良かったイメージがあるなぁ、』
そう言いながら先生は自分の記憶をさぐっているようだ
ここは先生に期待するしかない、僕には探る記憶すらないのだから
『あー、一緒に行くか?木村の所まで』
『あ、いいんですか?』
『ああ、できる限り早くこの場に慣れて欲しいからな』
『ありがとうございます!』