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8月15日。午後12時半くらい。晴天
35℃以上なんて当たり前の毎日。
熱中症になりそうだな
することも無くオマエの好きな炭水化物の塊を食べながら喋る
−でもまぁ、夏は嫌いかなぁ。
だって、イザナくん体調すぐ壊してこうやって一緒に居れなくなっちゃうじゃん
猫を撫でながらお前はふてぶてしく言った。
オマエはまた誰かのヒーローになろうとするのか…。
逃げ出した猫の後を追いかけて
赤信号に突っ込んでいった。
たまたま通ったトラックがオマエを引いた。
赤をみておまえの香りと混ざり合ってむせ返った
−嘘だ
誰にでも優しく明るい太陽みたいなオマエが「ウソじゃないよ」と言ってきた気がした
オマエの青も見えた、気がした。
頭痛もする。
蝉の声が頭に響く。
目を覚ました。
時計の音が鳴り響く
もう十年も経つ。
思い出す。一番最初の日
今回は思ってもない毒の言葉を吐く。
また景色が変わる
あいつは
−また駄目だったんです。
ごめんなさい。
今度はちゃんと…
と猫を抱き抱えてた