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無理な人ブラウザバック!!
この物語はフィクションです
どうぞ!!
まただ・・・
また、胸の中から鼓動が大きく聞こえる
そんな、、今まで思ってきた気持ちは何だったの・・??
また、淵から、降りる、
鼓動が落ち着いたら、また上がる、の、繰り返し
こういう時って深呼吸がいいんだっけ?
・・・だめだ、、手が震える、、
はあ、、またか、、
何回繰り返しているんだろう、、
何分経っているのかわからない
でも、ギリギリでやっぱり飛べないのは、
私の決心が薄いからなのかな?
ミンミンと煩いBGMを背景に、
汗でベタつく夏服を無視して、
私は、コリもせず、また飛ぼうと足掻いている
ああ、、あの地面の先に、私の「大切」があるならば、
飛んで見せると、誓ったはずなのに、
もう、私のせかいは、色褪せているというのに、
「私」は
まだ生きようとしているの??
心の中で、必死にナニカを叫びたいのを耐える
我慢して、
生きるコトを、
頑張って、
それでも、
貴方達は、
「もっと頑張りなさい」なんて
ありふれた言葉を吐き出すの??
頑張れって・・
何を??
《勉強を》
どうして???
《必要だから》
《期待してるよ》
《何でできないの?》
《もっとしっかりしなさいよ!!》
もう何回も聞いたよ、、
これ以上の高さがあればな、、
なんて、
鋭利なもので突けば一発なのに、
また「私」は苦しみから逃げようとしている、
耐え難い不安と、
せめてと、母と、姉にバレずに締めてた首は、
見えない痕が何十にも、
巻き付いている
最後だと思い、SOSも含め、
寝る前に巻き付けた充電器のロープは、
誰にも咎められず、
見向きもされず、
母が身支度をしている前で、
解いた
学校に行きたくないと、駄々をこねれば、
「あんた、また夜ふかししたんでしょ!!」
って、聞き慣れたセリフを吐いてくる、
目の高さにおいたメモ帳に、
時間がなく、数分で書いた程度の、
遺書を
何ページ目かに置いた
もうやだ、
なんて泣きじゃくりながら
母に言うと、
新学期なんだから、
遅刻するわけには行かないわよ、
って、期待外れな言葉を私に向けた
結局飛べなかった私は、
母に
死ねなかった
と泣きながら言った
多分私が泣いたのは、
10mという、
人間が一番怖いと感じる高さから、
頭を打つ、ということをしようとしたこと、
そして、
決心もなかったことになり、
私の唯一無二である、推しに会えない
ということが、
辛かったんだろう
私は、所詮、
ワンチャンダイブをしようとした、
でも、
母に半無理矢理で連れてこられた
中学校に、
2次元の推しに会いたかった、なんて
言ったら、私の生きる意味の、ネットワークまで
奪ってしまうのではないか、
なんて考えて、
どうしてに、
受験のプレッシャーで、、
と、とっさに自分の心を殺した
大丈夫
自分の心を殺すことなんて慣れている
あくまで自然に、
何かあったら言っていいよってwwww
無理でしょwww
眼の前の学年主任が怖いです、なんて
言えるわけないのにねww
担任の先生も、学年主任も、保健室の先生も、
全員女性なのに、
この差はなんだろう、
一瞬思ってしまった、
ああ、また先生の時間を奪ってしまっている、
って、
私は優しいのか??
自分で、「私」の価値を決めることなんて出来っこないのにねww
ふとした瞬間に蘇る、
淵に座って、後ろの、下を見れば、広がる、死への恐怖
結局、涙をこらえて書いた遺書は、
誰かに見られる前に
帰ってきたと同時に人目につかない所に
無理矢理しまい込んだ
15の前の夏
実行日
2024年 9月 1日
7時 50分
遺書の内容
何万掛けたと思ってんだ、だよね。ごめんなさい
消えるから、安心して、
最後にアピールしたけど
無理だった そんなに嫌いだったの?
ごめんなさい ずっと首絞めもしてるのにしなない
しぶといね!
葬式しないかもだけど、するんだったら
学校関係者はいらない。
もう言う事ないかな〜?
生きててごめんなさい ちゃんと消えるから
安心して!
今まで育ててくれて
ありがとうございました。
神月水葉