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『、、、今日は昼に防衛任務か』
あ、太刀川さん。
焦ってるみたいだけどまた課題スッポ抜かしたのかな。
確か大学も推薦で行ったんだっけ?まじで大丈夫かあの人。
一応グラスホッパーとかは使ってないとはいえトリオン体で全力ダッシュしてる、、、。
あぁほら。風間さん追いかけてきてんじゃん。
色もめっちゃ怒ってるし。
ま、いいや。
10時から2時だから昼食は2時に食べよ。
あと2時間何してよう。休日だから暇なんだよなぁ。
久しぶりにランク戦に顔出そっかな。
トコトコ
「もうB級に上がってるやついるらしいぞ!」
「俺も戦ってみたけどめっちゃ強かった!」
「なんか弾トリガーだっけ?」
、、、へぇ。
『その子の部屋番号は?』
「え、263ですけど」
『ありがと』
ウィーン
お、あったあった。
ポチ
確か今メインにスコーピオン、シールド、ハウンド、弧月、サブにスコーピオン、シールド、アステロイド、旋空入れてたっけ。
弧月で行こっかな。旋空あるし。
あ、承認してくれたみたい。
シュンッ
おー、やっぱり君だったか。
「お、初めての相手だ。よろしくな」
出水公平さん。
『よろしくお願いします』
「それじゃはじめっぞ」
〈よーい、スタート〉
「アステロイド」
避けて出水さんに当てよ。
『アステロイド』
「シールド。うお、でっけぇな。トリオンいくつだ?」
『それはこっちのセリフなんですけどね、ハウンド』
「シールド。お前、結構強いだろ。なんで見たことねぇんだ?ハウンド」
うわ、前と後ろに分けて2回来るようにしてるじゃん。
上に飛んで防ぐか。
『シールド。ソロなので。それにランク戦にはあまり顔出さないんです』
「なるほどな。ところで何で弧月使わないんだ?アタッカーだろ」
あ、そうだった。
『忘れてました。旋空弧月』
短い代わりに起動時間を長くしといてっと。
「旋空使えんのかよバイパー」
『それって新しくできたバイパーでしたっけ、私も試してみよ』
バイパー以上の速度で出水さんに近づいて後ろで防いで弧月で攻めるか。
「っ、生憎射手トリガーぐらいしか入ってないんでね!」
焦りが滲みはじめてる。
どうせ、避けて後ろに入って落とすつもりだろうけど。
『スコーピオン』
スコーピオンは体のどこからでも出せるからね。背中も例外じゃないよ。
「、、、スコーピオンも持ってんのかよ」
ボンッ
ボフッ
勝った。
〈お前すげぇな。名前はなんて言うんだ?〉
『零条値無です。そちらは?』
〈出水公平だ。これからもランク戦してくんねぇか〉
お、お誘いだ。
最近暇になってきたしちょうどよかった。
『空いてる時でいいなら』
〈おっけー!〉
『そろそろ防衛任務なので行きますね』
〈お、奇遇だな。俺もだ。頑張れよ、いってらっしゃい〉
『はい、そちらもいってらっしゃい』
ウィーン
、、、あぁ、そうじゃん。
今日太刀川隊と防衛任務じゃん!
「さっきぶりだな!まさか同じとこだとは思わなかったぜ」
『そうですね』
「おー、久しぶりだな」
ほんっと会いたくなかったんだけどなぁ。
『、、、太刀川さん』
「なぁ任務終わったらランク戦しようぜ」
『それよりも課題終わったんですか?2時間くらい前に風間さんに追いかけられてましたよね。結構ガチギレぽかったですけど』
この人が2時間で課題終わらせられるとは思えないんだよなぁ。
任務を言い訳にして逃げてきたんだろうな。
「うげっ、見てたのか。なら助けてくれよ〜」
『いやですよ。自分でやってください。巻き込まないでください』
ただでさえ帰りたいところなのに。
「ま、がんばろーぜ」
『出水さん、任務終わったらそれ隊室から出さないでください。昼食食べた後すぐ向かいます。そろそろこれに身の程を弁えさせた方がいいみたいです』
ちゃんと方法は考えてある。
零条値無
太刀川は苦手。出水とは仲良くなれそう。
出水公平
強い遊び相手が見つかって嬉しい。苦労人。
太刀川慶
ほぼゴリ押しで任務きた。帰ったら地獄を見るかも、、、。