テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
沖縄 × 北海道
⚠️そんなに腐向け要素はありません。 ( 2人が恋人ってことくらい )
⚠️ノベル初心者なので暖かい目で見守ってください🙏
⚠️政治的意図、実際の団体との関係等は一切ございません。
⚠️少し史実ネタあり ( ゆるめ )
⚠️意味不な発言が多めですが、細かい事は気にせず。頭ん中を二次元にしましょう。
~ 地雷さんは他の小説へGO! ~
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** 視点 - 沖縄
俺は今、急いでいる。恐らく今年一だ。滝のように汗が出ている。
そのような事に発展したのは、恋人からのある一通のメールからだった。
────俺とアイツは、家の距離が遠く、つまり…遠距離恋愛というやつだ。
けどお互い自立できるタイプだったから、なんとかこの状況に耐えられている。今の時代は連絡手段だっていくつもあるし、話すこともできる。だから、今まであまり悩むことはなかった。
だが、ある日のこと。いつも通り仕事から帰ってくると、スマホに通知が何件も溜まっていた。それは全部、恋人からのであった。
不思議に思いながらも、スマホのパスワードを解除し、メールアプリをタップする。
すると、驚きの内容が。
『たすけて こわいよ』『ひとりにしないで』『しにたくない』
これの繰り返し。一瞬背筋が凍った。
俺は迷わずアイツの家に行く準備を素早くし鍵を手に取り、急いで玄関へ向かい鍵を閉め、ダッシュで向かう。
**
数時間後──────、そいつの家に着く。インターホンを鳴らす。ドアの向こうから音はしない。ぴくりとも動かない。
動けないほど辛いのだと悟り、合鍵を使って家に上がる。そしてあいつがいるであろう部屋に、小走りで向かう。
そこにはやはりあいつが居た。北海道だ。
「……………ほっ…かいどう…?」
布団で体を包んでいて、顔が見えない。返事がない。そして、……少し、震えてる?
恐る恐る近寄り、言葉をかける。
「…………北海道、」
「………っ…!!!」
触れようとすると、べシッと手を叩かれた。やはり昔から力が強い…。
今はきっと、かなり警戒度が高い。
「……あっ、ぅ……ご…ごめ…なさい…」
久しぶりに見た恋人の顔は、最後に見た明るい顔ではなく、初めて会った時と同じ顔。何かに囚われている、そんな感じが漂う。
少し目が腫れていて、隈も酷い。たくさん泣いたんだろうなあ…こいつは割と溜め込むタイプだから。
「…………気にすんな。こんなの、すぐ治る。 」
「そっ…か、」
下を向いて、俯いてしまった。寂しい想いをさせてしまったなと、なんだか申し訳なくなる。
そして再び北海道にゆっくり近づき、声をかける。
「………なぁ、何かあったのか? 話せるだけ話してみないか?」
「………!」
「大丈夫、全部受け止めてやる。わがままでも、嫌味でも、なんでも許す。嫌だったら別に良いが…お前が良ければ、話してくれないか?」
「………………」
絶望だった彼の目に、ほんの少し光が宿る。そして、ゆっくりと口を開き、こう語る。
「…………こういうの、慣れてるはずなんだけどなぁ…。なしてか分かんないけど、1人になるのが怖い…寒気がする…。俺、死んじゃうのかなって。ずっと震えてる…ばからしいよね…、」
そう語る北海道。へらへらと笑っているが、目にはうるうると涙が溢れている。体も少し震えていて。相当無理をしていることが分かる。
少しの沈黙が続いて、北海道がまた口を開く。
「…………一昨日の夜ね、夢を見たんだ。江戸時代くらいの。僕って、明治時代まで皆と顔合わせたことなかったじゃん…? その時は一人ぼっちで、すごい寂しくて…。心がきゅうって締め付けられる感覚がしたの。…今は皆がいるって、助けてくれるって、分かってるのに…。」
目から自然と溢れる涙を、頑張って手で拭おうとしている。昔の記憶がフラッシュバックしたのだろう…。
そんな北海道の手を、優しく握ってやる。……少し冷えていた。
そして励ますように問いかける。
「大丈夫だ、大丈夫。お前、頑張ったもんな。こうやって助けを求められるぐらい成長したんだ、それでもう充分さ。」
北海道が俺の方を見て硬直している。次第に目に溜め込んでいた涙が溢れ、北海道の頬をつたる。
そして、続けて話す。
「辛い時はいつでも呼べよ? お前はやっぱり、笑顔が1番似合うんだよ。」
「………ふふ、そうだね…、」
北海道の口角が上がる。それを見て、俺も自然と笑みが溢れてしまう。
最後に、北海道をぎゅっと抱きしめる。驚いたのか、北海道がわっと声を上げていて、その後優しく俺の背中に手を置いてくれた。
隣から優しく笑う声が聞こえる。一安心だ。
「……ありがと、ちょっと安心した…!」
「………そう、ならよかった。」
本当に、さっきの顔とは大違いで、ぱあっと明るい顔をしていた。
もうちょうどお昼だし、久しぶりに飯を作ってやろう。
「もう昼だし、飯でも食うか? お前腹減ってるだろ」
「……もうそんな時間かぁ、たしかに最近あんま食べてなかったし…」
「やっぱりな…。飯はちゃんと食えよ、お前ただでさえガリガリなんだから。」
「はーいっ、気をつけます!」
「おう。何食いたい?」
「んー。沖縄の作るもの全部美味しいからぁ〜、なんでも!」
「そ、そうか…嬉しいけどちょっと困るなあ、」
「んふふ、そっかぁ、じゃあ二人で作りながら決めよ〜!」
北海道がけらけら笑う。いつものアイツ、北海道だ。キラキラと輝いている。けれど暖かく、安心する。まるで太陽のような、惹きつけられる笑顔。そんなお前が1番、大好きだ。
俺にとって、世界一笑顔が似合う男だから。
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おしまい
完全なる自己満‼️‼️‼️ノベルお試しです。練習たくさんします…🫡🫡
多分絶対これ黒歴史になるぞォ…それは勘弁…
それでは見て下さりありがとうございました!
ばいばい👋🏻
コメント
6件
最高最高最高(((
あーーー…好きです(突然の告白 いっっっっっやぁ、神ですね!!! ホントにガチ目に崇拝したいですさせてもらいますね(リアルでしました 尊いですね本当に好こです
ストーリー性すごく好き…🥹