この物語も…最終回になってしまいました。
本当に楽しかったな〜……ガッツリ書いたなぁw最後まで楽しく書けて良かった!!
ぜひ最後まで!!見ていってください!!
それではスタート!!!
〈💚side〉
あれから数日後。
俺たちは学校を休み、自分の体調を整えることや封印が解かれないように結界を張るなど…その後の対処をしばらく行っていた。
ひまちゃんは自分の身体が万全な状態になったことを確認した後、すぐに巻き込んだ使用人たち全員に謝り、これからも傍で支えてくれるよう1人1人に頭を下げお願いしていた。その結果、誰1人やめることはなかったらしい。
………その事実にすごく安心しているひまちゃんの顔を見て、久しぶりにクスッと笑ってしまったのは、隠しておこう。
俺はというと、休んでいる間のほとんどを使って、変わってしまった自分の身体の解析をしていた。能力も羽も、若干見た目も…前とは違うけど、以前と変わらなく過ごしても問題はなかった。
そして、今日はようやく学校に顔を出す日。
また、あの日常が過ごせると思うと…顔がにやけてしまう。
やっぱり……この毎日が大好きだと、改めて実感する。凄く学校が楽しみと、心が高揚する。
けど、俺はその高揚する気持ちを抑えて、学校に行く前に………あるところへ向かった。
💚「……テクテク、あった。封印魔法陣。」
俺は、あの日封印した…ひまちゃんの母の封印魔法陣へ来ていた。
何故ここを訪れたかったのか…それは……
💚「あなたに……伝えたいことが、あるから。」
ひまちゃんの母から作り出されたあの計画は、たった数時間の出来事なのに……まるで数ヶ月経ったみたいな…そんな重すぎる出来事だった。
恐怖、痛み、苦しみ、哀しみ、怒り、喪失感、達成感、喜び………。
一瞬でたくさんのことを経験した。
…………そして、成長することが出来た。
あれは、けして良いとは言われるようなものではなかった。そしてこれからも…多分誰も良いとは思わない…そんな最低最悪の計画。
でも…大きな一歩を踏み出すことができてしまった俺は、“この出来事”を絶対忘れない。あなたが目指した世界を…引き継ぐことはしないけど、心には刻もうと思う。
それが……あなたの人生を終わらせた俺が出来る最大限のことだ。
💚「………あなたは、狂ってる」
💚「けど……しっかりとした才能はあったんだ。」
💚「両親は…あなたに愛をくれなかったかもだけど、それは……小さな世界の内の一個人。」
💚「あなたの全てを受け入れてくれる存在は……この広い世界に、たくさん居るんだよ。」
あなたは純血のひまちゃんを利用して、感じたことのない“高揚感”を得た。けど、それが間違いだって……それが自分を狂わせた最大のミスだって…気づけなかった。
それがあなたの…1番のミスなんだよ。
💚「狂わなかったら…きっと、いい母親に、なっていたはずなのに…。」
……けど、悪いのはあなたじゃない。
悪いのは………ちょっとしたことですぐ差別をする、この世界なんだよ。
だから、俺は……あなたに…
今度は“本物の愛”を得られるような…
そんな幸せな人生を送れるよう…ずっとずっと心から、祈っています。
💚「……スッ(合掌する)」
今度は…間違えませんように………。
❤️「……やっぱり優しいな、お前は。」
💚「!!…ひまちゃん」
❤️「そいつは…羽を、奪おうとしたんだぞ?実質的な………殺人と同じ。」
💚「……………」
❤️「そんな奴に…幸せが訪れるよう、祈るんだ。」
💚「…………そうだね。」
💚「でも、それなら俺だって【封印】で人生を絶ってしまった。正当防衛だとしても、罪の重さは一緒だよ。」
💚「なら……償わないといけない。」
❤️「………そっか。」
❤️「なら……俺も償わないとな。」
💚「!………本当に良いの?」
❤️「あぁ」
❤️「俺は本当は…ここにはいない。覚醒という奇跡が起きたから、俺はたまたま助かったんだ。」
❤️「俺は…その奇跡に乗って、これからを幸せに生きてていい存在なのだろうか……。」
❤️「俺はそうは思わない。だから俺も、この命に罪を刻んで…生きていくよ。」
💚「………そっか。」
それがひまちゃんの…選択なんだね。
💚「なら、また2人で…頑張ろうね。」
❤️「だな。」
💚「……それじゃあ、学校始まっちゃうし……羽で学校まで行く?」
❤️「あり。」
💚「w…なら行こっかバサッ!!!」
❤️「バサッ!!……すちが直してくれたの羽で行くかぁ〜」
💚「直したんだから、俺よりも速く到着してよ〜?」
❤️「余裕だわ。」
💚「煽ったね?なら負けたら奢ってもらお」
❤️「ぇ…奢り…?」
💚「うん……」
❤️「スゥー………よーいドン!!」
💚「あ、ちょ!ズルいって〜!!!」
❤️「www」
💚「www」
そう笑い合いながら、俺たちは空を駆けた。
💚「……あぁ幸せだッッ!」
ずっとずっと……妖精で生きていくことなんて叶わないと、そう思っていたのに……今では当たり前の日常で、無いほうがおかしい。
俺はこんな日常を過ごせる権利なんてないと思ってたのに……今ではこんな日常で幸せを感じている。
💚「………チラ…」
ずっと嫌いだったこの羽が…導いてくれたんだよね。
幸せな日常を、妖精としての自信を…
そして、大切な親友との出会いを。
俺は、自分の価値をよく分かっていなかった。だから……一時は切り捨てようとしたこともあったけど…。
それでも、俺を助けてくれてありがとう。
……そして、これからもよろしくね。
❤️「すち〜!!置いてくぞ〜!!!」
💚「あ、待ってぇー!!!」
_END_
はいどーも、主の(о´∀`о)です。
えぇ…これにて、「俺の羽は_。」完結です!!
書き終わって嬉しいような…終わっちゃって悲しいような…2つの感情がありますね、今。
でも、主の中には後悔はありません!!自分が思い描いていた最高の物語を、綺麗に終われたと個人的には思うので!!
今回妖精を題材にした人外パロと異能パロで、結構世界観がゴッチャでしたが…無事書き終われてよかったです!
久しぶりのノベル、楽しかったぜ!☆
そして、ここまで見ていただき、本当にありがとうございます!!
実は、主のアカウントのバグなのか……途中から閲覧数が見えなくなってめちゃくちゃ焦った時期がありまして…💦
閲覧数が見えなくて、モチベが上がらない時もあったのですが……それでも、たくさんの応援コメやハートを皆様がしてくれたおかげで、最後まで“楽しい”の感情で終わらせられました!
全部本当に嬉しかったです( ;∀;)
ありがとうございました!!!
これからも、(о´∀`о)は新たな物語を作っていくつもりなので、次の物語も是非楽しみにしていてください!!
それでは、長い間本当にありがとうございました!!
〆!!
おつ(о´∀`о)
_ここまで見てくれたあなたへ、
特別な権利を。_
……少しだけ、覗いてみませんか??
妖精子供「ふッ…うぅ…ポロポロ」
妖精子供「うわぁーんっ!!!…(泣)」
妖精子供「なんでぇ、ッッ!!(泣)」
[どうしたの?…そんな泣いちゃって?]
妖精子供「んぇ……グスッ…」
[…嫌なこととか、あったの??]
妖精子供「うぅ…ッッ…みんなね、ぼくをッッ…なかまはずれにするの……ポロポロ」
[あら、どうしてなの?]
妖精子供「ようせいは……こわくてッッにんげんみたいじゃないって…それでぇ…ウルウル」
[そっか……そんなことが…]
[よし!ならお兄さんが、仲良くなる魔法を教えてあげるよ!]
妖精子供「ほぇ?……ほんとう?」
[うん。お名前なんていうのかな?]
妖精子供「ぼく?ぼくはね、フラっていうの!」
[フラくんはさぁ、“能力”について…先生から読み聞かせで、聞いたことあるかな?]
妖精子供「あるよ!ぼくはね、【花】をつかえるんだって!!」
[そうなんだ!素敵な能力だね!!]
妖精子供「ママがおなじのつかってた!おはながバァー!!!✨️って…キラキラ~✨️って!」
[おぉ〜それはいい能力だね!]
妖精子供「えへへ//」
[なら…そのお花をみんなに見せてあげようよ!]
妖精子供「え?…みんな、にぃ?」
[うん、そしたら…きっとみんなと仲良くなれるよ!!]
妖精子供「ほんとうに!?✨️」
[うん!本当に!]
妖精子供「でも………やったことないや…。」
[そっかぁ……あ、なら!]
[これを、割ってみて?]
妖精子供「…わる…いいの?」
[うん]
妖精子供「!!うわぁー✨️」
[ほら!お花使えたね!]
妖精子供「すごい!すごいすごい!!✨️もっかい!もっかいやりたい!!」
[ふふっ…なら、みんなにも見せてきてね?]
妖精子供「うん!約束!」
[はい(丸い玉をあげる)]
妖精子供「ありがとう!おにぃちゃん!」
[どういたしまして]
妖精子供「じゃあねー!!タッタッタッタッ!」
[フリフリ(手を降る)…]
[…これで、仲良くなってくれたらな…]
〚随分、楽しそうにしてたな。〛
[!…見てたの?]
〚ずっとな。〛
[なら、声かけてくれて良かったのに…]
〚声かけたらあの子が1人になるだろ?あの子が、仲間外れでもいいのか?〛
[…やっぱり子供好きだよね]
〚可愛いからな。〛
[てか……ここに居るってことは話し合いは終わったの?]
〚あぁ…“計画”は順調に広げられている、この調子で行くなら……未来は見えてくるぞ。〛
[そっか……なら頑張らなくちゃね!]
〚だな。〛
〚ついてこれるよな?〛
[もちろんですよ。マスター。]
〚………マスターやめろ、今はプライベートだから仕事呼びすんな。〛
[ごめんごめん、側近の癖は抜けないものだねー]
〚わざとだろ……それ。〛
[www。…でも…俺が側近になる誘いを受け入れたのは……それだけ信頼しているからだよ。]
〚………〛
[だから、頼りにしてるよ?]
〚…俺こそ、お前だから側近に選んだんだ…頼りにしてる。〛
[…ふふっ、ありがと。]
_革命が、新たな世界へと幕を開ける_。
コメント
4件
ついに最終話きてしまったか.... 自分の好きなパロなどが詰め込まれていて最高でした! いいお話をありがとうございました!
本当にありがとうございました!