knkz 前回の続き(とても緩いです)
kneセリフ 『』
kzhセリフ 「」
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kne side
さてと葛葉におはようの口付けもしたし、そろそろ朝ごはんの準備をしようと1階に降りる。目玉焼きを焼いていると葛葉がいい匂いにつられたのか2階から降りてきた。
そしてなんと葛葉から僕に抱きついて来たのだ。
『どしたの?くーちゃん。甘えたかな?』
「ただ寒いだけ。叶、あったかい。」
ただ寒いだけなんて絶対嘘だ。だって背中があったかいのは葛葉の顔がとても熱くなっているからだ。葛葉は僕の背中に顔をうりうりと埋めている。
そんな可愛い彼の頭をポンポンと優しく撫でながら僕は朝ごはんを作る。
『でも今、火使ってるから1回離れて。ほら。ストーブついてるから。ストーブの前であったまりなよ。火使ってるときは危ないから。ね?僕、くーちゃんの真っ白な肌にやけどの後なんてつけたくないよ〜?』
優しく僕がお願いすると葛葉は
「ん。わかった。」
と素直に聞き入れてくれる。ひねくれているようで、でも本当は素直でかわいい彼に僕は夢中だ。
『葛葉ー、ご飯できたよー』
「ん!美味しそー!」
朝ごはんの準備ができたので葛葉を呼ぶと、トテテと可愛い足音をたてて寄ってくる。やっぱり僕の彼女は最高に可愛い。そんなことを思いながら彼と朝ごはんを食べた。
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kzh side
1階から美味しそうな匂いが漂ってきた。叶が朝ごはんを作ってくれているのだろう、今日は何かな…トーストかな?スクランブルエッグ?などと献立を予想しながら1階に降りる。
まぁ、1階に降りた理由は匂いにつられてじゃないんだけど。
おはようのちゅーとか滅多にしないのに今日はしてくれた。その後もイチャイチャするのかなーとか期待したけどあっさり裏切られた。
じゃあこっちからリアクションしてやる!
早速1階に向かうと、叶が何かを焼いていた。やべー今から甘えるとなるとさすがに照れるな…でも、自分から甘えてムードを作るんだ!
そして俺は叶の背中に迫り、腰に手を回す。すると案の定叶が少し驚きながら
『どしたの?くーちゃん。甘えたかな?』
と聞いてくる。甘えたじゃなかったらなんだってんだ!と思ったが咄嗟に出たのは
「ただ寒いだけ。叶、あったかい。」
という言葉。いや全然寒くないんだけど、甘えてると自分で言うのが恥ずかしかったのだろうか。嘘を言ってしまった。
そして、1番はどうしても顔が赤くなってしまう…。恥ずかしいものは恥ずかしい。
叶の背中にうりうりと顔を押し付けても叶は軽く頭を撫でるだけ。なんなんだ。自分からさそってきたくせに!その上後から危ないから離れてって言われたし。
でもやけどさせたくないとか言ってくれたから叶はほんとに俺のことを大事にしてくれている。離れるのは名残惜しかったが叶からのお願いなので素直に離れる。
はぁ〜…あれ叶なりの夜のお誘いじゃないのかな…?てっきりそう思ってたんだけど違うのかな…?
などと考えていたら叶から朝ごはんできたよ〜と声をかけられる。考え事は後にして今は飯だ〜!と切り替えて食卓に着く。
叶の顔をチラッと見るとやっぱり綺麗だ。ものすごく美人。イケメンとかかわいいとかじゃ収まらない。とにかく美人。そして所作も美しいし、俺のことも大事にしてくれるし、気遣いもできるし。叶以上にいい彼氏はいないな!そんなことを思いながら愛しの彼と一緒に朝ごはんを食べた。
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