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どうなってんの……
私はごく普通のフリーターのオタク。
名前は、浜崎琴。
私はオタクと言っても普通のオタクでは無い……
そう……、ただの変態オタクなのだ。
世間では其れを腐女子と呼ぶらしい……。
私は夢小説が大嫌いである。
だけど、そーゆー私にもちゃんとした推しがいる。
そう……、その推しの名前は
” エルヴィン ・ スミス “
そう!この男こそが!私の推し!
なんと言ってもあの身長、体型、年齢、全てが私の好み!
おっと、失礼……
私は推しのことになると話が止まらなくなる変態気質の
オタクなのだ。
そーゆー、私はと言うと今からバイトに行かなければならない。
バイト行きたくないなと思い家から出て階段を降りる。
そして、自転車に乗った数分後の出来事だった。
行成、車が私に向かって突進してきたのだ。
「嗚呼、私死ぬんだ。」
死を察した時だった。
もう、時既に遅しで私は車に跳ねられた。
どうも、痛くは無かったから私は即死だったみたいだ。
「最後にスミス見たかったな……。」
と、どうでもいい事を思いながら死んで行った。
そして、私は目覚めた。
「此処何処やねん……。」
そう思いながらも私は周りを見渡す。
「そこの子待ちなはれ。」
後ろから声が聞こえた。
聞き覚えの無い声で後ろを振り向くと……
” つるっパゲの神様らしき人が立っていた “
「あ、いや……その誰ですか……?」
「わしはこの世の神じゃ。」
「神……様?」
「そうじゃよ。」
その言葉を聞いて少しびっくりしたが私は迷わず
その神様と名乗る人に問いかけた。
「ねぇ、此処は何処なんですか?」
「此処は聖なる天国じゃよ。」
神様らしき人は素直に答えてくれた。
「お主あまりにも可哀想に見えてのぉ」
「可哀想……?」
「車に跳ねられるわ……友達に死んだこと笑われるわ……オマケに……お主のグッズは墓に埋められるわ……」
「は……?」
一瞬戸惑った。
私のグッズは両親によって一緒に墓に埋められたみたいだ。
「だから、復活させてやろうと思ってな。」
「……もう、元の世界は嫌です。私太ってるし何より推しとも会えないし、色々不運なことばっかりなので。」
「そんなの知っておるわい。」
「え……?」
「だから、お主を好きな世界に飛ばしてやろうと思ってな。」
「進撃の巨人がいいです。」
「早いのよ。」
「進撃の巨人がいいです。」
「分かった、分かったから。」
「モブでも何でもいい……スミスに会えるなら……」
「……いや、また死なれても困るのよ。ワシ的に。」
「え、?」
「だから、能力を1つ授けよう。」
「能力……?」
私は神様が言う言葉に又びっくりしながらも
能力はどれにいいかに着いて考えた。
「……幸運の持ち主。絶対に死なない幸運の持ち主。」
「……ほう?それはどんなのかな?」
「唯、私は推しを守りたいだけのオタクです。」
「それでその能力と……?」
「いざ私の推しが死にそうになったら私が庇えるので。」
「推し愛が非常に高いんだね。」
「当たり前です。」
「よかろう、そなたの願い描き届けた。」
神様がそう言った瞬間当たりが暗くなった。
そして、目覚めたら……。
そこには、
「可愛い子だよ!ママ!」
「ほんと……だ!良かった……」
誰だ……この夫婦……
私を見ながら泣いているようだ。
「この子の名前は……」
” コト ・ アッカーマン “
その名前を聞いた瞬間アッカーマンという言葉に
聞き覚えを感じた。
そう、そこにはミカサらしき子が私の隣に居た。
どうやら、双子で生まれたらしい。
神様……何故ここの家族なんですか?!