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主人公
名前
シオン(和風でありミアレでも言いやすい名前にしたかった。)
年齢
19
外見
ピンク色の髪に黒のメッシュ。
目の色は紫。
手持ち
ヘルガー
ゲッコウガ
アブソル
マニューラ
ゾロアーク
ブラッキー
「行ってきます」
玄関でリビングに向かって声を放つ。
返事は返ってこず、返ってきたのはキッチンの窓から吹く隙間風。
両親はいない。幼い頃に二人とも事故で他界した。
二人とも駆け落ちの末に結婚したらしく、頼れる親族もいない。
生きていけない窮地に追い込まれ、私はポケモンを捕まえて、ZAロワイヤルに参加した。
生きていくため、ただお金を稼ぐだけ。
特別才能があるわけでもなく、ただ両親が使っていたポケモンを使わせてもらっている。
みんな強い子ばかりで頼れるポケモンだ。
今日また、ロワイヤルでトレーナーに勝負を挑んで勝ちまくる。
「うわ、この路地裏、暗い」
「…………でも、近道はここしかない」
ゴーストタイプに強い私の手持ちのオヤブンヘルガーをモンスターボールから出し、連れ歩く。
誰かの声がする。
路地裏の奥で、誰かが電話をしている……?
暗くて顔がよく見えない。
けれど、たまに聞こえる話し声から、コガネ弁のようなものを使っていることがわかる。
その誰かがこちらに向かって歩いてきた。
月明かりに照らされて、彼の姿が見えてくる。
月のように綺麗な金色の切れ長な目。
特徴的なメガネ。
上等そうな服を見に纏って、ピンバッジのようなものにはメガストーンが嵌め込まれている。
「ひっ……」
夜にバトル以外で人に会うとこんなにも怖いのか。
路地裏が暗いせいで余計怖い。
???「夜にこんなにいちゃん見かけたら怖いやんなぁ」
「だ、だれ……?」
???「俺か?俺は……カラスバや」
カラスバ、と名乗ったお兄さんは私に名をいうように言った。
「……シオン、です」
こんなにも簡単に名前を教えていいものか悩んだが、カラスバさんの目を見ると、逃げられないような気がした。
まさに、蛇に睨まれた蛙状態である。
服装から見るにどくタイプの使い手だろうか。それも相当強い。
カラスバ「シオン……あぁ、最近めっちゃはやいスピードでランク上げてっとるいうのは、お前か」
そんな有名だったのか私、と思い目をぱちぱちさせる。
カラスバ「で?こんな路地裏でお嬢さんは何してはるん?」
「えっと、近道をさがしに……」
カラスバ「危ない!」
「え、?」
うしろからシャンデラが襲いかかってきたらしい。
咄嗟のことで判断ができず、カラスバさんがペンドラーを出した。
シャンデラがペンドラーに向かってフレアドライブを打つ。
カラスバ「ペンドラー、ダストシュート!」
技プラスでシャンデラにダストシュート。一髪KOだった。
「あ、ありがとうございます、あの、家が近くなので、ポケモンを回復しましょうか?」
カラスバ「……ええの?」
「はい!全然構いません!」
カラスバ「じゃあお言葉に甘えて、お邪魔させてもらうわ」
「はい」
ヘルガーを横に配置しつつ、カラスバさんが横を歩いてくる。
身長、同じくらいだなぁ、歩きながらそんなことを考えた。
くだらないことを考えていると、私の家に着いた。
「えっとー、きずぐすり、きずぐすり……」
私の部屋の棚にあったのを思い出し、とりにいく。
「……お預かりしたペンドラーたちはみんな元気になりましたよ!……なんちゃって」
カラスバ「なんやそれ。……まぁ向いてるんちゃう?」
「バカにしてませんか?」
カラスバ「してないしてない。……というより、お前の家には親はおらんのか?」
「いないですね。両親ともども幼い頃に事後で亡くなって。2人共駆け落ち婚だったので……」
カラスバ「……なら俺らんとこ来るか?」
「え?」
カラスバ「別に、ここにおりたいんだったらおればいい
けど、維持費がやばいで」
カラスバ「思い出があるんやったらそれでええ」
カラスバ「あくまでお誘いや」
「…………」
カラスバ「決まったら連絡してや」
そう言って連絡先を書いた紙を私に渡してどこかに行った。
カラスバ「ほな、また」
そう言ってカラスバさんは玄関の方へと歩いて行った。
「はい
また」
玄関を開ける音が聞こえた**。**
ので、もう出て行ったのだろう。
どうしよう
思い出は特にない。
けれども、売るのも心苦しい。
が、実際もう使ってない設備や部屋もある。
「売る、か……」
私は売ることを決意した。
力尽きた……更新はまた今度。
コメント
2件
やばい最高過ぎる!