テラーノベル
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「家を売る…うって……サビ組に入るのか……」
とりあえずわたしは、カラスバさんに連絡を取ることにした。
「……あの」
何ゴール目かで電話に出た。仕事中だろう。
「仕事中にごめんなさい、家のこととサビ組に入るという点のことで」
カラスバ「なんや、そのことかいな」
「はい、まぁ」
カラスバ「なら明日の朝、住所送るさかいにその場所にきぃや」
「あ、はい」
メッセージで住所が送られる。
「…サビ組」
おそらく彼が働いているところだろう。
カラスバ「お前は特別扱いで秘書にしたるわ。ほな、明日の朝。まってるで」
そう言って電話が切れた。
秘書。
事務業とかか。
果たして19歳にそれが務まるのだろうか。
出来るだけのことはやろう。
でも今は。
「……寝るか」
寝なきゃ朝起きれないし、私は全て済ませて寝ることにした。
「……あぁ、行かなきゃ」
サビ組に来いと言われたことを思い出し、急いで支度する。
家の前の通りを通ってヌーヴォカフェに寄る。
グリーズ「シオン!今日もいつものだいもんじローストかい?」
グリ「それならもうすぐ準備が終わるので、すぐに準備できるぞ」
「じゃあ、いつもので!」
グリーズ「はいよ!」
いつもの席で、だいもんじローストを朝ごはんがわりに食べる。
美味しい。でも美味しくないと本人たちは言っている。なんでだろう。
「ありがとう!グリーズさん、グリさん!またきます!」
グリーズ「いつでもおいで!」
グリ「えぇ、いつでも待ってます」
そして、タワーの前にいるミアレタクシーを駆使してサビ組の入り口についた。
「…すごい、異国情緒溢れる建物……」
「あれ、誰かがポケモンバトルしてる…。」
女の子と男の子、それと多分サビ組の方だろう。その人たちが戦っていた。
「…あの男の子、強そう」
背中にはMZの文字が。
「最近話題のMZ団…」
どうしよう、バトルの最中に声をかけるのも無礼だし…。
そうオドオドしていると、大柄な男の人が門から出てきて、MZ団と何かを話した後、こちらをみた。
???「あちらの方と二人で私を倒してみてください」
…え、私ですか??
MZ団の男の子がこちらを見る。
ちょっと謎で怖かったのでカラスバに電話をかけた。
「あ、あの、カラスバさん」
カラスバ「なんや。…ついてはるやん。さっさと入ってきぃ」
「いや、MZ団の方が門の前でバトってて。今大柄な男の人がMZ団と何かを話した後私とMZ団の男の子で自分を倒せと言っておりまして…」
カラスバ「…ははっ、ええやん。お前の強さ、知りたかってん」
カラスバ「ジプソと戦ったげて。」
おそらく大柄な人の名前だろう、そう言われちゃ戦うしかない。
「ぅ…わ、わかりました…それ終わったら、私どうすれば?」
カラスバ「MZ団のキョウヤと一緒にオレんとこ来い」
「はぁい…」
あぁ、やっぱりジプソさんを倒すしかないようだ。
私の手持ちはあくタイプ…ロワイヤルでレベルを上げまくってレベルは100近い。ランクアップ戦してないけど。
行けるか?
「こんにちは」
ジプソ「では、バトルを始めましょう」
「…キョウヤくん、で合ってるかな。」
キョウヤ「はい!キョウヤです!」
「よろしくね」
相手は鋼タイプ。
キョウヤくんはエンブオー。うん、タイプ相性最高!
「ゾロアーク!あくのはどう!」
あくのはどうをうって、キョウヤくんのほのおのうずでノックアウト。
そのあとも同じような感じで勝ち進めていった。
???「すごい!すごいよ!二人とも!!女の子のお名前は?」
「私?私はシオン。君は?」
デウロ「デウロだよ〜よろしくねぇ。」
「よろしく!デウロちゃん」
キョウヤ「そろそろ中入らない?」
「それもそうだね」
デウロ「やだよぉ…いきたくない…」
「目的は違うと思うけど、私がついてるから大丈夫!いざとなればヘルガーで噛み付いてあげる!」
デウロ「ありがとぉー…!!」
「どういたしまして!」
カントー地方やジョウト地方の庭園のような場所をぬけて、自動ドアに足を踏み入れた。
ズラっと人が並んでいて、背筋がピシッとしていて凄い。
「うわぁ……背筋伸ばすの大変そうですね……頑張ってください……!!」
したっぱ「(女神……?)」
キョウヤ「女神じゃん。俺も労わって。」
デウロ「キョウヤはずっとロワイヤルしてるもんねぇ……」
「頑張ってるねぇキョウヤくん。頑張れだけど、ちょっと休みも必要だよ。」
キョウヤ「女神……」
その奥にはジプソさんがいて、エレベーターに乗って別の階に行った。
そこに居たのはいかにも偉い人っていうオーラを出して座っているカラスバさん。
カラスバ「よぉ、シオン」
「こんにちは、カラスバさん」
ジプソさんがキョウヤくんたちに説明をしている。
「で、何したらいいんですか?」
カラスバ「基本オレの隣に立ってるだけでえぇ。」
「?」
カラスバ「見られてたらやる気出るやろ?」
「まぁ。」
それもそうか、そう思ったのでその話を呑んだ。
キョウヤくんとデウロちゃんが私を見る。デウロちゃんは少し怖そうにしていた。キョウヤくんはにこにこと笑っていこちらを見ていた。しばらくしてジプソさんがカラスバさんに声をかけた。
カラスバ「どなたさん?」
いや、さっきあなた私にキョウヤくんのこと教えてましたよね……?
ジプソ「ホテルZの事で参られたそうです」
カラスバ「へぇ…。ガイも偉なったもんや。代わりのもんを寄越すなんてなぁ」
カラスバ「ていうかピンピンしたはるやん」
カラスバ「お前が痛めつけて有利に話進めとるんとちゃうんか?」
ジプソ「申し訳ございません。こちらの方がかなりの手練れでして……」
カラスバ「ほんまか?それはそれでおもろいやんけ」
カラスバ「それでオマエら、なんか楽しい話してくれるん?」
デウロ「あの……そちらの方は……。」
ジプソ「サビ組のボス
カラスバ様です」
えぇ、ボスだったのカラスバさん……!?じゃあだいぶ無礼働いたのでは……?
カラスバ「ボスなぁ……。オレは嫌やったのに、ジプソにボスを押し付けられたんや」
ジプソ「わたくしよりも数段上の才覚をお持ちなのですからボスの座をお譲りするのは当然です」
カラスバ「やめやめ!客人の前でくすぐったい話したらあかんで!」
カラスバさんはそういうと、椅子から立ち上がった。
カラスバ「そもそも客人を立たせたままや。
このままやとオレめっちゃ失礼やん」
その言い方がなんだか可愛くて少し笑ってしまった。
カラスバ「何わろてはるんシオン」
「いや、……ふはっ……」
カラスバ「もうええわ」
そう言っておきながらも少し微笑んで、表情を正してMZ団にこう告げた。
カラスバ「あのソファ……座り心地ええで」
カラスバ「こっちの話に「はい」というまで立ち上がれへんくらいや」
ぞわっとした。こうも言葉だけで人を戦慄かせることができるのか、と、カラスバさんには逆らわない方がいいとおもった。怖い。
MZ団が座り、カラスバさんとジプソさんも座った。
カラスバ「何つったってはるん。お前もこっちきぃ」
とのことなので、私はカラスバさんの隣に座ることにした。
威圧感。
カラスバ「ほな はじめてもらおか」
その言葉を発した時は少し微笑んでいたのに、次の言葉を発した時にはまた威圧感が漂っていた。
カラスバ「でも、笑えへん話やったらお前らどうなるかわかってるやろな」
デウロ「真面目な話です」
緊張してるのか、はたまた恐怖か。声が震えているデウロちゃん。
今更だけれども服装がちょっとちゃんとしたスーツ的なのでよかった……。(主 あのスタイリッシュじゃなきゃ入れないところのとこのスーツと高級ブティ街のとこのスラックス?です。黒。)
デウロ「ガイと連絡がつかないため、わ……わたくしたちが代理できました」
デウロ「そもそもどうしてそちらからお金を借りたのかわかってないんです」
そこから話を進めていき、なにやら利子のことはキョウヤくんたち、借金はガイ、と言うことになったそう。キョウヤくんがお手伝い?仕事?をし、それで返済……と言うことらしい。
利子の額とんでもなかったし、グレーなところだなぁと改めて思った。
帰り際、キョウヤくんとデウロちゃんが私に笑いかけてくれた。
きっと怖い思いをしただろうに。
強いなぁと、改めておもった。
次の日からは仕事だそう。
カラスバ「頑張りや、でも無理すんなよ」
……らしいが、わたしは今、ロワイヤルで徹夜をしてトレーナーを倒している。
「熱出ないといいんだけど……」
すこしめまいがするが、ポケモンはまだやる気だ。
今日も徹夜でトレーナー倒しか……。
と考えたところで視界が暗転した。
コメント
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物語作るの上手すぎでしょ!