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na「shk!!」
扉から声が聞こえる。聞き覚えのある声にshkの手は僅かに反応する。
男「こいつの仲間か。わざわざそっちから来てくれんのかよ。」
na「shkを離せ。」
男「おいおい。一対五だぜ?そんな状況で離すと思うか?」
na「……離させる!」
na達が一斉に動こうとした瞬間。男は首を絞める手をやめてポケットに手をいれる。
sm「待て!」
smの静止の声で皆んなの動きが止まる。ゆっくりと男が手を出すと小型のナイフをshkの首に向ける。
男「止めたのは賢明だな。さぁどうする?」
男はshkを抱えて立ち上がるとゆっくりとna達から距離を取る。同じようにna達もゆっくりと距離を詰める。
男「おいおい、近づいてもいいのか?」
sh「ああ″ぁ″ぁ″っ!!!」
na「くそ!」
男は躊躇なくshkの腕にナイフを刺す。意識が朦朧としていたshkも痛みで悲鳴をあげる。下手に動く事ができずにna達はその場で立ち止まっていた。
男「お前ら今ある武器全て捨てろ。そしたら俺の方へ渡せ。」
na達は顔を見合わせて全員が床に武器を落とす。指示通りに武器を男の方へと蹴る。
男「さて、じゃぁ一人ずつやっちまうか…」
男が一つ銃を拾おうとした瞬間、shkが精一杯の力で男の腕から抜け出す。
男「くそ!……っ!?」
バンッ!
男の目の前で大きな爆発音が鳴る。その瞬間煙が溢れ出し男の視界を奪う。
男「お前らっ!やりやがったな!!」
煙を払いながら男は声を荒げる。床に落ちてる銃を手探りで手に取ると乱雑にna達がいた方へと発砲する。
br「…無駄だよ。」
男「っ!?」
発砲中に素早く移動したbrが男の後ろにつく。男の手を力強く握ると思いっきり振り上げる。
男「やめ…」
ボキッ…
男「ぎゃぁぁっ!!!」
男の手から銃が落ちる。跪いた男に間髪入れずにbrが顔面を思いっきり蹴る。
男「ぐあっ!!」
br「もう一本いっとくか…」
ボキッ
男「あ″ぁぁあ″っ!!!!!」
男はその場にうずくまる。煙が薄れていきnaがshkの元へと駆け寄る。
na「shk!!」
sh「ぁ……お…れ… 」
na「喋んなくていいから。遅くなってごめん。」
naが刺されたshkの腕を治療する。煙も段々とはれていき、男とbrが姿を現す。他の皆んなもshkの所に集まる。
sm「気が済んだか?」
br「済むわけないよね?」
男「ハァ…ハァ…いいのか?今頃は各アジトに奇襲が向かって本部も潰されちゃうんじゃねーのか?」
sm「みくびってもらったら困るな。」
kn「shkが鍛えた部下は強いからなぁ。逆に今頃お前らの方が全滅してんじゃない?」
男は俺たちを睨みつけると隙間を掻い潜り逃げ出そうとする。
kr「そうはさせないっ!」
男の足をkrが引っ掛けて転ばせると背中を足で抑える。
kr「ふふん。逃げれると思うなよ。」
男「くそ…っ」
na「よし、そいつ拘束したらここにはもう用はない。出よう。」
naがshkを担ごうとするとbrがshkを横抱きする。
br「na。運ぶの僕にさせてくんない?」
na「うん、じゃぁ頼むわ。」
brはshkがこうなってしまったのは自分のせいだと後悔しているようだ。shkを見つめるbrの表情はとても悲しいようなでも安心したような顔でもあった。
ーーーー数日後
sh「バカ!お前、それじゃまた同じ手くらって…ほらぁ。」
kr「今のは絶対にこっちに避けた方が攻撃当たんなかったじゃん!」
sm「いや違うね。これで今のは完全に理解した。」
sh「いや、今避けれたのは絶対適当だろ。」
言いあいをしながらもどこか楽しそうに訓練をする3人。あれからshkは丸3日寝込んでいたが今はもうすっかり元気を取り戻している。
na「珍しいよね、krが戦闘強化したいなんて言い出すの。」
kn「あの一件以来、自分も強くなりたいって思ったらしいよ。」
br「でも、krの銃に仕込んだ煙玉とかめちゃくちゃ役にたつし全然そっち方面鍛えた方がいいのに。」
na「でも、気持ちわかる。大切な人を守りたいって、強くなりたいって気持ち。」
3人はshkを見つめる。楽しそうに訓練をするshkの手首には6人のカラーが入ったブレスレットが揺れていた。
それは、俺たち全員で決めた
“Collar”
の証。
na「よし!俺達もやろう!」
br「えー、僕はいいよ。せっかくの休みだし寝たい!」
kn「まぁまぁ、ほら、一回だけ!」
二人に腕を引っ張られてshkの元へ向かう。
sh「お!なんだよ、結局全員でやんのかよ。」
na「もっともっと白尾を強くしてかないとね。shk!手加減無用だからな!」
sh「3対1?…まぁ余裕だろ。」
kn「言ったな、こいつ!」
br「え、なんか燃えてきた。絶対にボコボコにしてやろうっと。」
こうしてまた白尾は強くなりその名を轟かせるだろう。
?「噂聞いたか?」
?「あぁ、あれだろ?えーと…確か…」
“白い尾の悪魔”
終わり