音も無く雪が地面にホロホロと落ちていく。そんな冷たいふわふわのカーペットが敷いてあるアスファルトにキスをした。そのカーペットの上はとても心地が良かった為、私はそこで眠りに着いた。
起きれば雪は少し溶けていて、心地の良いカーペットは少し薄くなっていた。
そこで私は寝ていただけなのに、なんだか突然皆から「リズ」なんて呼ばれた。りず??りずって魅力やら…センスで人を。なんて言った気がするが…人が寝ている姿の何処に惹かれたんだか……。
そう考えていれば私の元の黒髪は白になっていた。しっかり染められたあともあった。
家に帰れば親は私の髪に気付いたが似合っているよ。なんて言われた。まあ、黒いボブは流石に芋っぽ過ぎたし、少しははっちゃけてみよう。なんて調子を乗って水色のインナーも入れた。
まあ学校で少々いじられたが、女の子は皆可愛いと言ってくれた。そうすれば私は照れながらえへへ、ありがとう。と猫を被る。
本当の私…それはカーペットに寝てた時の私だよ。…そんな阿呆で芋は女はいらない。私はりず、センスで、歌で…人を魅了していくんだ。