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目を覚ませば、見慣れない天井。
薬の匂い。
ピッ…ピッ…っと均一に音が聞こえてくる。
辺りを見回せばここが病院ということがわかった。
ここまでの経緯が理解できなかった私はナースコールを引っ張った。
「ほのかちゃん!起きたの!?どこか痛いところとか、ない?自分の名前わかる?」
聞こえてきた大きな音に頭がぐわんとする。
「結城穂乃果…」
「よかった…今から衝撃的なことを言うんだけど、ほのかちゃんは事故ったの。それで4日間意識を失った状態だったの。」
私が病院にいた理由があまりにも大きなことだったそうだ。
通りでところどころ体が痛いわけだ。
でも私の最後の記憶はちょうどベッドに入って寝ようとしている。
どうも話が噛み合わない。
「…穂乃果」
また名前を呼ばれた。声がした方に首を動かす。お父さんだ。その隣には知らない男の人。
「よかった…穂乃果。目覚めなかったら…俺どうかしてた…」
知らない人にそう言われ頭が混乱しそうになる。
「……だれ?」
「…は?お前、何言ってんだ…?」
「…私ちょっと先生読んできます」
ナースコールで呼んだ看護師さんがそう言って部屋を出ていった。