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ゆ。
仁人side
勇斗「別れよう俺たち」
仁人「え?」
勇斗は何を言ってるんだろう。
俺たちはいっつも愛し合ってて
永遠の愛なはずなのに。
別れ?なにそれ
仁人「?」
勇斗「・・・その、
意味わかってなさそうなとこも
“嫌い”」
嫌い。
嫌い?
なんで?
仁人「やだよ…?」
「やだ…!!!やだ!!!!」
「や…」
仁人「っ!!!!!」
「はぁ…!ぁ…!はぁ…!!」
去年のことを、昨日の事のように
覚えている。
勇斗から別れを告げられた日。
勇斗からの愛が途切れた日。
1日だって、1秒だって
途切れちゃいけないのに。
愛しい人を失ったダメージは
信じ難いものだった。
しかし毎日見ている。
インスタも、LINEも、Xも、Tiktokも、
ずっーっとずぅーっと監視している。
今落ち着く方法がこれぐらいしかないから。
でも、なんでか勇斗は親しい友達に
俺をいれ続けている。
投稿は今の彼女の写真や
惚気話ばっかりの癖に。
仁人「見せつけられてる…」
「あ、ああ…あああ!!そうだ
きっとそうなんだ!!!」
「勇斗は俺なんかにもう興味なくて
女の子の方が好きだからきっと俺に
当てつけてきてるんだ!!!!!!!」
「あーもう!!!なんで!!!
なんで!!!」
ドタドタドタッ!!
ガチャンガチャンッ!!
仁人「あー…ウッ、ヒック」
「もう俺の事なんて興味無いんだ…」
「もう無理死ぬ」
「みーんな、死んじゃえばいいのに」
ザクッザ、ザザッ
ボタボタと腕から赤色が飛び散った。
少し切りすぎた。
仁人「あー…」
「包帯…包帯…」
包帯が入っている救急箱の前で
急に立ちくらみがした。
バタッ
仁人「え…なんで…」
「頭が…」
「痛い…」
血が出すぎたみたいだ。
でも、誰も助けてくれない。
だって、もう勇斗はいな
???「仁人」
仁人「はやと…?」
「なんで…」
はやと「これ?包帯」
仁人「うん…そう…」
はやと「ちょっと起こすな」
「痛いかもしれないけど
少しだけ我慢してくれ」
聞きたいこと、言いたいことは沢山あった。
でも、ここに帰ってきてくれた。
今ここに居る。
それだけで俺は十分だった。
仁人「なんでここに居るの…?」
はやと「んー?そーだなぁ」
「仁人のことずーっと見てたからかなぁ」
仁人「どういうこと…?」
はやと「俺さぁ、仁人のこと
だーい好きなんだよな」
仁人「えっ…?」
大好き…?
でも、あの時は嫌いって…
はやと「だから、仁人が俺のこと考えて
こんなことしてくれて嬉しい…」
「俺、仁人が好きだ…」
ギュッ
仁人「・・・あぁ、そっか」
夢なんだ。これ。
こんなこと本物の勇斗は言ってくれない。
でもこの夢の中だけは”はやと”は、
俺の欲しい言葉をくれる。
だったら、顔も姿も、全部全部同じなら、
夢の中の”はやと”でいい。
・・・俺が好きな、勇斗じゃなくても。
仁人「・・・うん。俺も」
「好きだよ」
𝐞𝐧𝐝☕︎︎𓂃 𓅇
コメント
3件
うわぁぁぁ😭 自傷行為大好き…しかもhytが実は愛激重だったとか…LOVE……(シヌ)
「別れよう」の一言から始まる、胸がぎゅっと掴まれるような始まり方に一気に引き込まれました。仁人の「やだ…!」の連呼が生々しくて、何度も夢に見るほどトラウマになってるのが伝わってくる……。それでも夢の中の“はやと”でいいから好きだと言えるラスト、切なくてでもどこか温かくて。現実と夢の境界が曖昧になっていく感覚、すごく好きです。続きが気になります。