涼架side
自慢にならないけど僕に個人のお仕事が来て…
映画出演のお話を頂いたんだ、、
嬉しい反面、その分忙しくなり
今週は元貴のお見舞いに行けなかった
昨日は、20分だけって病院で決まっているビデオ通話で話すことが出来たけど…
やっぱり寂しいものは寂しくて
でも無理もさせられなくて
『会いたい、なぁ……っ』
『なんで、元貴なんだろ…泣』
ピンポーン
『っはい、!?』
『え………?』
「ただいま、りょうちゃん。」
『…………うぁ、泣』
「え?!りょうちゃん…?!」
『うあ”ぁ”ぁぁっ泣』
何故か玄関に現れた元貴を見て、僕は膝から崩れ落ちて泣いた
いつものあの笑顔で目の前にいることが、まるで夢みたいだった
『ほんとに、もとき、なの…?泣』
「俺だよ、笑」
「落ち着いたから外泊おっけー出た、」
『ほんと…っ?泣』
「ほんとだって笑 また一緒に暮らそう?」
『うんっ…泣』
単純に嬉しかった
馬鹿な僕は、元貴の笑顔を信じ切っていたんだ
あとからまた後悔するなんて思いもしないで。
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