ある日、青年は死んだ。 「え?私があの世とこの世の橋渡しですか?」 神を名乗る老人からそう言われた私はとても驚いた。「はいそうです!ぜひお願いします!」 この神様、ノリが軽い。 私の名はヨシコです。転生しました。 - 3・ヨシムネとミドリシリーズ(妹) - は語りだすー 人類が地上で活動を開始し、その生活基盤を整えていった頃……人類の活動圏内から離れた場所にて。 - ル 「人類の生存圏外にある無人惑星に資源回収用のドローンや宇宙船、衛星兵器などの技術研究のための人員が降り立つのは珍しいことではありませんよ。特に惑星テラには人間と機械の融合体であるアンドロイドの技術がありましたからね」 「そうなんですか?でもロボットなんて、まだこの時代の人達にとっては架空の存在では……」 「そうですね、確かに今の所世間一般的にはそう思われています。ですが実は既に人型自立したロボの開発に成功しています。もっとも完成と言ってもまだ小型化し人間の身体を模倣して作っただけなのですけどね」 「へぇ~そうなんですねぇ……」 「まあそんなわけで、人類との交流が断絶された今だからこそできる事です」 「……もしかしてそれってフラグじゃ?」 「なんのことでしょうか?」 「あいえなんでもございません」