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じふん 「え?」
〇〇 「なんてね、!!ごめん忘れて!」
〇〇 「あ~寒い寒い早く中入ろっ!」
じふん 「待てよ」
じふん 「返事は?聞かなくていいの?」
〇〇 「…いいよ!ㅎㅎ」
じふん 「俺も好きなんだけど」
〇〇 「え…?」
じふん 「好きだよ」
じふん 「俺を救ってくれた時から」
違うよ、救ってくれたのはじふんさんじゃん、
これ以上好きにさせないで
〇〇 「私がじふんさんに救われたんだよㅎ」
じふん 「でも俺も少なくとも〇〇に救われてる」
〇〇 「そんなことないよ」
じふん 「そんなことある」
〇〇 「でも、ダメだよ」
じふん 「なんで?」
〇〇 「じふんさんがアイドルになった時 もし私がファンの立場だったら」
〇〇 「彼女いるなんて知ったらショックだもんㅎ」
じふん 「…」
〇〇 「だから、もう私の事好きにならないで!私もそうするから!」
〇〇 「それで解決!ね!」
〇〇 「忘れよ!!」
じふん 「そうだな、」
無理だよ
忘れられるわけないじゃん
これ以上一緒に居たら涙が溢れる気がして
先に家に入ってしまった
トイレにすぐ駆け込んで声を抑えて泣いた
翌朝
目が覚めるとリビングで寝てしまっていた
あぁ、体痛い
昨日のことを思い出してしまう
もう忘れないと、
今日、家を出る
普通に接しよう
もう会えなくなるから。
朝光 「おはよ、リビングで寝たん?」
〇〇 「あ、ひーくんおはよう、!」
〇〇 「寝落ちしちゃった、ㅎ」
朝光 「体痛いやろ」
〇〇 「うんㅎㅎ」
しばらくしてみんな起きてきた
今日はやっぱり起きるのが早いし
みんなの顔が生き生きしてる
デビューした姿、生で見たかったな
じふん 「おはよ」
〇〇 「じふんさんおはよう!」
じふんさんは少し驚いた顔をして
辛そうに微笑んだ
じふん 「じゃあ、行ってくるよ」
〇〇 「うん、みんな頑張ってね!」
〇〇 「最後にぎゅーさせて」
芳典 「朝から甘々やなㅎㅎ」
〇〇 「うん大好きだよみんな」
〇〇 「行ってらっしゃい」
「ばいばい」
みんなに手紙を書いて荷物をまとめて
最寄り駅まで歩いて警察署に向かった
久しぶりの街だ
帰りたくなかったなぁ、
〇〇 「すいません」
警察 「どうかされました、、、」
警察 「〇〇さんですか?」
〇〇 「はい心配かけて申し訳ないです」
警察 「詳しくお話聞くのでご同行お願いします」
警察 「どこにいたのか教えてください」
〇〇 「ただ、色んなところをぶらぶらと」
警察 「誰かの家に泊めてもらったりしましたか?」
〇〇 「いえ、してないです」
〇〇 「人目のつかないところで野宿していました」
警察 「実は、お母さんは先日亡くなりました」
〇〇 「え?」
警察 「病院で息を引き取りました」
〇〇 「そうですか、」
「速報です。
行方不明だった〇〇・〇〇さんが発見されました。」
treasure side
じゅんぎゅ 「〇〇~‼︎」
芳典 「あれ、上おるんかな」
じょんふぁん 「ぬな~帰ってきたよ~」
朝光 「みんな、これ」
じふん 「花と、手紙?」
“みんなへ
おかえりなさい!今日も練習お疲れ様~!
何から話せばいいかわからないんだけどㅎ
まずはデビューおめでとう。
最近練習時間が増えたり全体的に忙しくなったりしていて、なんとなくデビューできるんだなと思ってたよ。
それと同時に私はそろそろここを離れようとずっと考えていました。でもみんなと離れたくなくて葛藤してたんだㅋㅋㅋ
ひーくんは勘がいいから私がいなくなること薄々気づいてたかな?ㅎ
本当は私も離れたくないんだけどこれからの事を考えた時、現実的に私はここにいてはダメだなと思ったんだ。
でも安心してね、警察には野宿してましたって言うからㅎ
みんなにはみんなの人生があってそれぞれの夢があるから私はそれを壊したくなかった。
だからもう私のことは忘れて生きてください。
でも、私はみんなと過ごした時間を忘れずに生きていかせて欲しいです。
長くなっちゃったけど、とにかく
今までありがとうございました。
みんなの事めちゃくちゃ大好きだよ
そして、迷惑かけてごめんなさい。
真史帆さんとずっと仲良くしてください。
よしくん、優しすぎて心配になるから自分にも優しく‼︎
じょんふぁん、私のたったひとりの弟だよ♡
温斗、なんだかんだ大好きだからㅋㅋㅋ
おっぱ、努力家な所知ってるよㅎㅎ無理しないでね
ひーくん、血は繋がっていなくてもずっと大好きな家族だよ
じふんさん、私を救ってくれてありがとう
愛してました
来世は結婚しようね
さようなら、体に気をつけてね
〇〇より”
温斗 「は、?」
芳典 「〇〇冗談きついねんけど、」
じゅんぎゅ 「意味わかんない」
朝光 「気づくわけないやん、」
じょんふぁん 「ぬな…(泣)」
じふん 「、」
1年後
店長 「〇〇さん~今日なんかここでアイドルの撮影があるらしいからよろしくね」
店長 「色々説明されると思うけどいつも通りの接客でいいからさ!」
〇〇 「はーい」
あれから一年
私はとあるカフェで働いている
行方不明の女子高生が発見されたとネットで話題になったのも一時的で助かった
元気してんのかな~
まだデビューした彼らを見れずにいる
素直に見ればいいものの中々勇気が出ないㅎ
カラカランッ
グラスを拭いているとお客さんが入ってきた
〇〇 「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
カメラマン 「あ、撮影で」
〇〇 「あ!店長呼んできますね!」
〇〇 「店長~‼︎」
店長 「あ!お待ちしてました!」
カメラマン 「メンバー呼んできますね~」
店長 「今日来るアイドルの子かっこいいらしいよ~?」
〇〇 「ほぇ~」
アイドルが来るまでさっきまでの作業を
続けた
カメラマン 「treasureさん達です~」
treasureってどんな意味だっけな~
宝物?なんだっけ?
店長 「〇〇さん!打ち合わせするよ!」
〇〇 「あっはい!」
振り返ると見慣れた顔が10人中6人
その中の1人と目が合った
そんなに驚かないでよ、私だって驚いてるのに
私はただ、涙が止まらなかった
あなたも右目から1粒の涙を零した
右目の涙は嬉し涙っていうよね、
じふんさん。
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