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薮Side
俺の役職は、「〇〇」だった。
『GMさん、』
GM「なんでしょう?」
『役職って何があるんですか?』
GM「そうでした、忘れていました。只今、ロビーのテーブルマットの下に挟んでおきますので、後ほどご覧ください。」
『ありがとうございます。』
俺は荷物を置いて部屋を出た。
ロビーを確認すると、確かに紙が挟んであった。
《市民陣営》
市民 4名
預言者 1名
騎士 1名
霊媒師 1名
ハンター 1名
独裁者 1名
カウンセラー 1名
パン屋さん 1名
《人狼陣営》
人狼 2名
狂人 1名
《第3陣営》
恋人 2名
※尚、恋人は他の役職に加えて与えられる役職である
髙地「薮くん、これなんですか?」
『あぁ、これ?役職の一覧だって。』
樹「でも、見たことない役職も多いですよね?」
『そうなんだよな〜。ハンター、独裁者、カウンセラー、パン屋さん、恋人…、樹は知ってる?』
樹「パン屋さんは知ってます!生きてたら毎朝パンが届くんですよ!」
『へ〜』
そんな風に話していたら、みんな集まってきた。
GM「皆様お揃いのようですね。役職は確認していただけましたか?役職の詳細はこちらでございます。」
紙が降ってくる。
光「痛っ」
『光、どうした?』
光「今の紙でちょっと切れただけ。」
GM「あぁぁ!失礼致しました!次回からは降らせません…」
光「いや…大丈夫です…」
GM「それより!人狼陣営の皆様は、今朝から悪魔と入れ替わった偽物です。本物には今朝、急遽別の仕事を入れさせていただきました。」
慎太郎「そんなことして許されると思ってるんですか?」
GM「それでは午後5時、投票の時間までご自由にお過ごしください。」
京本「消えちゃいましたね。」
樹「とりあえず人狼ゲームなんで、議論しましょう。単純市民名乗り出てください。」
俺は手を挙げる。
樹「裕翔くん、髙木くん、薮くん、きょも、慎太郎か。」
髙地「あれ市民って何人?」
北斗「4人!」
有岡「じゃあ1人以上は嘘ついてるってことだね。」
『他何かカミングアウトする人いる?』
知念「いないみたいだね。」
GM「17時です。」
投票だ。
GM「あ、ジェシーさん、そこの地面開きますのでよけてください。」
ジェシー「あ、ごめんなさい。」
ジェシーがいた地面から、投票箱と投票用紙と鉛筆が出てきた。
GM「皆さん、選挙の投票したことありますよね?」
裕翔「もちろんですよ!」
GM「では、その要領でお願いします。投票完了まで私語厳禁です。」
5分後
GM「集計が完了しました。最多得票者は、京本大我さんです。」
京本「俺!?」
GM「言い残すことは?」
京本「なんか、ありがとうございました。」
GM「では京本さん。地下へどうぞ。」
この時は誰も気づいていなかった。
これがどれほど残酷なゲームか…
《役職解説》
ハンター
追放・襲撃された時、誰か1人を道連れにすることができる。
独裁者
役職をカミングアウトすることで、昼の議論を強制的に終了させ、誰か1人を追放することができる。
カウンセラー
夜のターンに1人指定し、その人が市民陣営以外であれば、市民へ更生させることができる。
恋人
恋人はゲーム中2人使用し、お互いが恋人であると認識することができる。どちらか一方が追放・襲撃されれば、もう一方も死亡する。恋人の役職が単体で振られるゲームもあれば、通常の役職に加え、恋人の役職が振られるゲームもある。ゲーム終了時点で、恋人が2人とも生き残っていれば勝利。