コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「やっ、そんなところ、だめぇ……、き、たないからッ」
恥ずかしさに耐え切れなくなった私は両手で顔を覆い、イヤイヤするように首を横に振る。
「大丈夫、汚くなんて無いから――」
竜之介くんは恥ずかしがる私に構うこと無く蜜が溢れ出ている秘部を舌で割り開いていき、敏感になっている花芽を刺激してくる。
「っふぁッん、……ッや、」
その瞬間、全身が性感帯にでもなったかのような快感が、身体中を駆け巡る。
「おねがい、もう、やめて……ッ」
脚を閉じようにも彼が間に居る事で閉じられず、顔から手を離した私は竜之介くんの頭に手を当てて止めてとお願いしても、それに構う事なく執拗に花芽を舌先で刺激してきて、挙句にチュッと吸いつかれた瞬間、
「――ッあ、それ、だめぇッ!!」
ビクビクと身体を震えた刹那、蜜壺から蜜が溢れ出る感覚と共に一瞬視界が真っ白になると、身体の力が一気に抜けていった。
「……はぁ、っ……はぁッ」
ボーッとする意識の中、
「イク瞬間の表情、凄く可愛かったよ、亜子さん」
そう言って濡れた口元を拭った竜之介くんの姿が視界に入る。
彼のその言動で意識は鮮明さを取り戻し、私は彼の舌だけでイカされてしまった事を悟った。
こんな風に舌で刺激されて絶頂を迎えた経験は初めてで、戸惑いと恥ずかしさでいっぱいいっぱいになった私の視界はみるみる歪んでいく。
「亜子さん、ごめん……嫌だった?」
「……ッいや、とか、じゃないけど……止めてって言ってるのに……ッあんな……」
何も泣かなくても良かった。というより、泣くつもりは無かったの。
でも、思い返せば返す程に恥ずかしく、どうしようもなくて感情が不安定になってしまったのだ。
零れ落ちた涙を指で掬ってくれた竜之介くんはソファーに座ると、たくし上げられていた服を下げてから私の身体をギュッと抱き締めてくれる。
私は行為そのものが嫌だった訳じゃなくて、ただ恥ずかしさに耐え切れなくて泣いてしまった事を伝えたくて、
「……っち、がうの、あんな風にされたのは初めてだったから……恥ずかしかっただけ、なの……っだから、謝らないで……」
途切れ途切れに言葉を紡ぎ、彼の背に腕を回す。
「そっか。でも、ちょっとやり過ぎちゃったよね、ごめんね」
「……ううん、私の方こそ、泣いてごめんね……」
誤解が解け、優しく髪を撫でてくれる竜之介くんと顔を見合わせ、
「…………っん」
互いの存在を愛おしく感じた私たちは、どちらからともなく唇を重ね合わせた。
角度を変えながら、何度も何度も口付ける。
強引なのも嫌いじゃないけど、こんな風に温もりを確かめ合う優しいキスも好き。
こうして何度となく唇を重ね合わせ続けた私たちの感情は再び昂っていく。
「……りゅ、のすけ……くんっ」
「……亜子さんっ」
徐々に貪り合うようなキスへ変わっていき、気付けば私は竜之介くんの膝の上に跨るように座って、彼を求めていく。
竜之介くんが私を好きと言ってくれるように、私も彼の事が本当に本当に大好き。
優しくて頼りになるところも、
エッチの時はちょっと意地悪になるところも、
好きと言ってくれるところも、
いっぱい、いっぱい、愛をくれるところも、
全部、全部大好き。
何度も口付けていたからか、跨って座っていた私の秘部に彼のモノが大きくなって当っている事に気付く。
キスをしたままスボンの上から彼のモノを触ると、驚いたらしい竜之介くんは小さく声を漏らす。
思えばさっき私はイかせて貰ったけれど、竜之介くんはイって無い訳で、中途半端だと、やっぱり辛いと思う。
それに、さっきは私が沢山してもらったから、今度は私から何かしてあげたくて、
「……ッ、亜子さん、どーしたの?」
「……気持ち、いい?」
彼の大きくなっているモノを手で撫でるように刺激していくと、竜之介くんがそれに反応してくれる。
この時、私は気付いた。
さっき彼が私に対して少し強引だったあの行為は、相手が愛おしくてたまらないからこその行為だった事に。
私に触られて少し余裕を無くした竜之介くんのその姿に、私は興奮している。
さっきの竜之介くんも、今の私と同じだったんだ。
彼を感じたい、彼にも私を感じて欲しい。
そんな思いが、私をどこか積極的にさせていく。
「亜子さん?」
自ら服を脱いで裸になった私は、彼のロンTに手を掛けてそのまま脱がす。
そして、程よく筋肉の付いた逞しい胸板辺りに舌を這わせていく。
「……ッ、ちょ、……亜子、さん?」
「……こういうのは、嫌?」
「そんな事は、無いけど……どうしたの?」
「……私ばかりがされるんじゃなくて、私も、竜之介くんの事、気持ちよくしてあげたいって思ったから……」
煽っているつもりなんて無かったのだけど、私の今の格好や彼にしてあげたその行為は竜之介くんの性欲を更に掻き立てていったみたいで、
「嬉しいよ、そんな風に思ってくれて。だけどさ、その格好でそんな可愛い事言われちゃうと、俺の方が我慢出来なくなる――」
「――あッ、」
再び口付けられた私はもう一度ソファーへ寝かされ、身体を起こした竜之介くんはスボンのポケットから避妊具を取り出すと、穿いていた物を脱ぎ捨ててから封を切って準備しようとする。
それを見た私は、
「竜之介くん、私が付けてあげる……」
言いながら彼が持っていた避妊具をそっと手に取った。