Sunflower③ ー2 (w×f)
続きです。
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藤澤side
藤澤「も〜!!若井はすぐ元貴を怒らせるんだから!!」
若井「ごめんごめん!でも俺は涼ちゃんを助けたつもりなんだけど……?それともあのまま元貴に攻められたかった?」
藤澤「ち、ちがっ、助けてくれたのはありがたいけど……もう少し言い方考えないとってことだよっ」
若井「あはははっ、涼ちゃん顔真っ赤。さっ、買うもん買って涼ちゃんにレッツゴー!!」
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若井「おじゃましまーす」
藤澤「ちょっと散らかってるけど」
若井「わぁー、涼ちゃんの匂いがする」
藤澤「えー?僕の匂い?」
若井「うん、涼ちゃんと同じ匂いがするから落ち着く」
僕はそれこそここに住んでるから自分の匂いっていうのがよく分かんない
藤澤「てか、それっていい匂いなの?」
若井「いい匂いだよ。一緒に住んでた時もさ、洗剤とか一緒なのに涼ちゃんいい匂いしてたし」
藤澤「うーん……なんでだろ……」
若井「あんまり深く考えなくていいよ、いい匂いはいい匂いだし、ほら、今日のメインは呑む事なんだから」
藤澤「はいはい、呑みすぎは明日に響くから程々にしようね」
若井「わぁー、涼ちゃんが大人っぽい発言」
藤澤「っぽいじゃなくて僕の方が年上の大人!!」
若井「涼ちゃん……怒った顔も可愛いね♡」
藤澤「すぐそうやって僕を茶化す!」
若井「へへ、まあまあ、気にしない。ほら涼ちゃんかんぱーい」
ガツッ
藤澤「うわっ、若井強いって」
【1時間後】
若井「りょぉ〜ちゃんっ」
藤澤「もぉ〜、若井呑みすぎだって……」
元々お酒に弱い若井だけど、今日はかなり嬉しいからか、いつもよりハイペースで缶を空けていた。
っと言っても、アルコール度数3パーセントの缶チューハイを2本なんだけどね……
(※ちなみにビールが約5%、ワインが約12%です)
若井「へへっ、…………あ、」
若井とソファで横並びで呑んでるんだけど、笑ったと思ったら急に真顔でこちらを下から覗き込んできた
藤澤「え、な、なに?!」
お酒のせいでかゆらゆらと揺れながら僕を見てくる若井の突然の奇行……
流石にこわい
藤澤「わ、わかい?どうし……ふえぇぇっ」
突然若井に抱き締められ、その勢いに体制を保てなくてそのまま僕と若井はソファに倒れた
藤澤「ちょ、わかい、勢い強すぎ……んっ」
若井「涼ちゃん……はぁ……いい匂い……」
僕の耳にちょうど若井の口が重なって、僕を呼ぶ声や息遣いの音までダイレクトに入って聞こえてくる距離に焦ってしまう
藤澤「わかい、離れっ、んっ、だめ」
若井「どうして?……涼ちゃん……耳弱い?」
藤澤「ひゃうっ、ちがっあっ、ん」
耳のふちをペロリと舐められ思わず声が漏れる
若井「……かわい、」
藤澤「わかい、ふざけるのもっ、…………ああっ」
若井「りょぉーちゃんの肌スベスベだぁ……」
藤澤「ちょ、なに、手入れっ」
若井の行動は僕の声なんて聞こえていないかのようにどんどんとやりたいようにやり始めて、耳の次は僕の服の裾から手を入れ、お腹を撫でてきた。
若井の手首を持って引き抜こうとしても、酔ってるからか凄い力で抵抗され、僕の肌を撫でる手は止まってくれない……しかも徐々にお腹から上へと手が上がってきて……
藤澤「んんっ、わ、かいっ、ああっ、」
若井「りょーちゃんの乳首ぷっくりしてる……なんで?」
藤澤「なん、で、って言われて、もっ、」
若井「もしかして元貴に触られてからずっと興奮してた?……触られて気持ちいい……?」
藤澤「そんなっ、ちがっ、う、んんっ」
若井「涼ちゃんの胸……ドキドキしてる……温かくて……気持ちい………………ねぇ……キスしていい?」
藤澤「わ、かいっ、話っ聞い、て、もっ、ダメっ」
本当は耳が弱くて攻められて僕の乳首が立っちゃったのも、触られて胸がドキドキしてる事もめちゃくちゃ恥ずかしい
しかも僕の言葉も今の若井には全然きかなくて、質問しておいてこっちを無視して会話を進めて勝手に行動する……ダメって言ったのに……僕の耳、それから首筋、頬へと上がってきて、唇にキスされるって思って目をぎゅっと瞑った瞬間……
藤澤「え、わかい?……」
若井の重みがダイレクトに僕の身体にかかってきた
しかも聞こえてきたのが、さっきの吐息のような息遣いではなく規則正しい息遣い……
藤澤「…………お、おも……い…………」
覆いかぶさられてるままは流石に重くて、若井を起こさぬようにラグの上になんとか這い出た
藤澤「ふぅ…………寝ちゃった…………」
肩透かしを食らい、身体に入っていた力が一気に抜けた……
若井とキスしなかったことに、ホッとしてる半分……少し残念な気分半分な僕がいて、そのせいでまだ胸のドキドキはおさまらない……
藤澤「……………………バーカ…………」
こんな事思っちゃうなんてどうしちゃったんだろ……
も、もしかして僕……
……欲求不満……なのかな……
……To be continued
あとね、翌日寝落ちした若井の事を知った元貴が
大森「ざまぁwwww」
って言って、元貴と若井の喧嘩が始まっちゃって……
結局また僕がふたりを怒って喧嘩はおさまったんだけど……
何故かふたりが次の日がオフの日に僕ん家に来ることで喧嘩が収まった……次は3人で呑もうって言ったのは言ったけど……どんどん勝手に話が進んで呑み会がなぜかお泊まり会に……僕は了解してないのに……
はぁ……またその時が来たら話するかも……
コメント
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見るのが大変遅れまして誠に申し訳ありません…。そして…読んで後悔…。 こんなハラハラキュンキュンなお話…もっとはやく読みたかったっ…!藤澤さんが少しずつ靡いちゃってるの本当に癖です…。もっとやって…もとぱのお二人さん…。
合法的に邪魔しにきたよ、ねぇさん
めっちゃ好きですー!!