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私
には夢があるんだ。どんなことがあっても実現させるつもりだよ。
えぇー!? それマジで言ってんのかよ。すげェなぁ、おまえ。
そいつァ聞き捨てなんねぇな。
オレはそんなこたァ認めねえぞ。
この世で一番強い奴になるぜ。
へぇ~。そうなんですかぁ。頑張ってくださいね。
その程度かい? もっとやる気出してみろよ。
「おまえには無理だよ」「期待してないから」「また今度がんばろうぜ」
「なんでできないんだ?」「自分で考えなさい!」「しょうがないなぁ」
「もうちょっと考えてみたらどうだい?」「甘えるんじゃねぇよ」
「おまえには無理だって」「口だけじゃん」「身の程知らず」「諦めたら?」「がんばれよ」
「君は僕とは違うよね」「わかってくれるとおもったんだけどなぁ……」
「君は何もわかっていない」「君のことが理解できない」
「馬鹿じゃないのか」「ふざけるな!」「お前は間違っている」「現実を見ろよ」「正気なのか?」「救いようのない奴だな」「最低だな」「頭がおかしいんじゃないか?」「何を言ってるんだ!?」
「なぜこんなこともわからないのだ」「頭が悪いにもほどがあるぞ」「愚か者め」「恥をしれ!!」「おまえみたいなクズは死ねばいいのに」「人間として恥ずかしいと思わないのか?」「この出来損ないが!! 屑が!!」「ゴミが!!!」「役立たずが!!!」
「こいつとは関わらない方がいい」「時間の無駄だ」「邪魔だからどいてくれないかな」「話しかけないでくれ」「迷惑なんですけど」「近寄んなよ」
「あんまり調子に乗ってんじゃねえぞコラァ!」「テメェなめてんのかゴルアァッ!!」「ナマ言ってっとブッ殺すぞゴラァッ!!!」「死んじまったらそれまでだからなぁ!?」「死んだ方がマシだと思うぐらいブチ殺してやんぜぇ~ん?」
「俺達はお前のためにやってんだからな!! ありがたく思えボケカスゥ!!」「テメエみてーなクズは生きてる価値なんてねぇんだよバーカ!!」
「もういっそのこと死ねばいいじゃんwwww」
「なんで生きてるの? つまんなくないの?」
「死になさい」
「死んでくださいお願いします」
「今すぐ死ぬべきだと思います」
「消えろ」
「生きていない方がいい人間もいるんですよ」
「消えてください」
「この世に存在してすいませんでした」
「早く死ねよゴミ野郎」
「消え失せろ」
「地獄に落ちろ」
「みんなに迷惑かけてんじゃねえよバカが!!」
「お前みたいな奴がいるだけで気分が悪くなるんだよクソッタレ!!」
「キモいんだってマジで」
「目障りなんだけどウザすぎだし」
「きもいきもいきもいきもい」
「ねぇ……」
彼女が声をかけてきた瞬間から、おれの世界は大きく変わっていたんだと思う。
彼女はこの学校で一位二位を争うほどの美少女だ。名前は美月真琴。さらさらした長い黒髪と整った顔立ち、ぱっちりした二重の目には誰もが魅了されるだろう。
「ん?」
だから、彼女に話しかけられて舞い上がらない男子はいないはずだ。だがしかし、残念ながら俺はそのどちらにも当てはまっていないようだ。
「今週の土曜日空いてるかなぁ?」
彼女の言葉に心臓が跳ね上がる。
「ああ、別に用事はないけど」
「ほんとう!?良かった〜!」
「ど、どうかしたのか?」
思わずどもってしまった俺に対して彼女は満面の笑みを浮かべた。
(こいつ本当に可愛いな……)