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アメロシとなります。自己満なのでキャラ崩壊など気にしてません。ご容赦ください。
アメリカ視点です。
センシティブ判定しておきましたが別にR18とかじゃ全くありません。
なんならDキスさえありません。
【政治的煽動や戦争支持、歴史への冒涜等の意図はありません。】
ふと、彼の頬へと手を伸ばしてみる。意外にも手を払われるなんてことはなく、驚かれはしたもののあっさりと触らせてもらえた。
…もしかしたら、反応しきれなかっただけかもしれないが。
「…なん、…?何がしたいんだお前は…??」
困惑した様子の彼にそう聞かれる。
「んー…?別に。食べかすついてただけだから安心しろって。」
と、ついている場所が違うことは黙っておきながら、彼のその頬を少しの間だけ撫でていた。
すぐに撫でていた手を解かれてから。案外すぐ嘘だとバレるものだな…なんて考えるのと同時に、気恥ずかしかったのだろうか薄らとその頬を染めた彼が愛おしく思えて。
気づけば、彼の身をこちらに引き寄せていた。
「…、は?…何して…おい?…Америка…??」
戸惑いきったその声も 目を見開いて驚くその顔も。全てが愛玩動物のように愛おしく感じられて、思わず笑顔が緩んだ。
解かれたその手を再度、彼の頬へと運び。そのまま彼の顔をこちらへと寄せると、 何をされるのかわかったかのように、彼はぐっと力強く目を瞑り、口を噤んだ。
顔の熱で若干汗ばんだ彼の頬を撫でながら、彼の顎についた茶菓子の粕を口で貰う。
「…は、」
…何をされると想像していたのか、吃驚とした様子で彼はこちらを見る。
と、同時に。茶菓子の粕を受け取ったその口を、顎から彼の唇へとずらした。
その瞬間。吃驚した様子でこちらを見ていた彼と目が合った。
「… ゙ッッ!?!?っば……!」
唇を一瞬離し、何かを言おうとした彼の顔を逃がさないよう、押し倒すような形で畳の上に転がす。この口付けに目を固く瞑り顔を真っ赤にする彼を見ては、先程から感じていた愛おしさが、薄らとした加虐心と共に胸の内からとめどなく溢れる。
彼の頬から首にかけてを優しく撫でると、眉間に寄っていた皺が少しだけ減ったように感じた。
唇は交わしたまま、その様子を楽しんでいる時。I達の入ってきた襖の方から物音がした気がした。そちらを横目で見ると、スーツを着ているであろう誰かしらの影が一瞬見えた。日本だかドイツだか、きっとその辺だろう。
それと同時に、彼と口が離れる。
「…… ゙、誰か…いたの、か?」
彼から目を逸らしたからか、彼もそう勘づいたのだろう。少しばかり息を切らしながら、そう尋ねてきた。
「……んーん、気のせいだったみたい、…特にいなかったわ。」
悪癖は、相変わらず抜けない。
またしても嘘をこぼして。自身の愛着のまま、彼の頬にまた手を伸ばした。
薄らと、蒸留酒の匂いがした。