たまご視点
…急すぎるんだよ…。
無事終わった後、Nakamuから手紙が来た。
“たまごへ____
助けてくれてありがとう。
ずっと前から思ってたけどね、君の住んでる国は危なっかしい。危ない。
皆で話し合ってね、君をこっちに連れてこようと思ってね。
急でごめんね。
自分の意思が決まったらまた教えてね。
_______Nakamu”
今の国もお気に入りだ。
どんなに罵られても、自分はこの国は好きだ。
だけども、あっちの国も好きだ。
一番仲のいいNakamuは、僕が…大切な人を失ったとき、現れて手を差し伸べてくれた。
嬉しかったなぁ……
大切な人以外に優しくされたことなんて、なかったんだもん…。
今度、お墓参りにかなきゃな…。
カランッ…
木箱…
パカッ___
……無くしたと思ったよッ…
遅いよ…
___ガーネットの宝石_____
大切な…人が僕にくれた、大切な宝物。
“ありがとう”
そう聞こえたのは、夜の涼しい風に乗って___
耳に響いた。
忘れないよ_____
風が吹く。
夜空は煌めく。
この日だけ、誰かと居るみたいだ。
夜明けまで
一緒に居たいな________
__________________________
次回へ続く
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コメント
1件
続きが気になるです。