「ここ何処? 」
よく分からない部屋の中俺は呟いた。
そういえば仕事の帰宅中に目眩がして起きたらこの部屋に?
ガチャ
「起きましたか」
急に話しかけられ驚いた
俺に話しかけてきたのは高身長で髪は黄色の男。
「……お前だれ?」
「僕は黄です」
「貴方は?」
悪い奴ではなさそうなので俺も自己紹介をすることにした。
「俺は赤」
思ったけど俺今何処にいるんだ?
「てかここ何処なの?」
「ここですか?ここは僕の家ですよ」
「なんで俺黄さんの家にいるの?」
「堅苦しいんで黄でいいですよ」
「赤が倒れていて取り敢えず僕の家に連れてきたんですよ」
「ところでどうしてあんな所で倒れていたんですか? 」
「さぁ俺にも分かんないんだ、どうして倒れたのか 」
「…疲れていたとかではなく?」
「うん 」
「そうですか」
「まぁでも赤が無事に起きれて良かったです」
「俺も家まで運んでくれたのが黄くんで良かったよ」
「不審者に拾われてたらやばかったしw」
「ならせっかくなので赤の家まで送りましょうか?」
「大丈夫だよ。そこまではさせられないから」
流石に優しい黄くんでも家までは大変だろうと思い断った
「ならまたこうして会えませんか?せっかく仲良くなれたので 」
「そうだね。メールぐらいは交換しとこうか」
俺は素早く交換をして黄くんに言った
「そろそろ俺帰らないと明日も朝早くから仕事あるから 」
「大変ですね。玄関までは送ります」
「うん。ありがとう」
「じゃあ、また」
「うん。またね」
俺は黄くんと別れて家に帰った。幸い黄くんと家は近く帰るのに時間は掛からなかった。
朝起きてまた仕事に向かった。
「おはようございます。」
「おっ、赤くんおはよ〜」
「おはよ。」
彼は俺の高校からの友人で名前は青。お調子者で人当たりが良い奴だ
「って、赤くんクマ出来てない?大丈夫?」
昨日遅くまで黄くんと話していたからだろう。
「大丈夫だよ。昨日遅くまで起きてたんだ」
「ホントかなぁ?赤くん結構嘘つくからなぁ」
「これはホント」
「まぁ信じるけどさぁ」
「てかそろそろ休憩じゃん。赤くん飯食べいこ 」
「そうだね、行こっか」
「そうそう、此処が美味かったんだよね 」
「じゃあ此処にする?」
「面倒臭いし此処でいっかw」
青ちゃんの提案ですぐに決まった。正直青ちゃんのおすすめする店は美味しいからいいかなと思った。
「どう?美味しい?」
「うん。美味い!」
「良かったー。赤くんはどんな所でも美味しいって言ってくれるから嬉しいんだよねw」
「そうかな?w」
ピロン
「ん?通知だ」
「誰から?」
青ちゃんの返事に答えようとしたが辞めた。通知の相手は黄くんだったからだ。
「ただの動画の通知だよ」
「そっか」
「そろそろ時間やばいし戻ろっか」
「うん。そうしよ」
「ん〜疲れた。」
「お疲れ、赤くん」
「青ちゃんはもう終わったの?」
「うん。もう終わらせちゃった」
「相変わらず仕事がはやいなぁ」
「そうかなw 」
「青ちゃんはいつの間にか終わらせちゃうんだもん」
「てかそろそろ定時だし赤くん、帰ろ」
「帰るかぁ」
「そうだ赤くん今からどっか食べ行かない?」
「今日はいいや。疲れたし」
「そっか、じゃあまた明日」
「うん。また明日」
それにしても今日は特に疲れた気がした。もうキツいし早く帰ろうと思った瞬間。
プルルルルルル
なんだ?電話か。スマホを見てみるとそれは黄くんからだった。俺は素早く会社を出て電話に出た。
「もしもし? 」
「もしもし。赤今仕事終わり?」
「うん、そうだよ。どうしたの? 」
「いや、折角だから僕の家に来てご飯食べないかなって 」
「えっ黄くん、今からご飯食べるの?」
「うん。今日は食べるの遅れちゃって折角だから赤も来ないかなと思って」
「折角だし行こっかな」
「分かった準備しとくね」
「うん。急いで向かうよ」
「じゃあまた後で 」
「うん。また」
ツーツーツー
はぁ今から行くのか自分で言っておいてなんだがキツイかもしれない。まぁ仕方ないか、急ごう
ピンポーン
「黄くん来たよ」
「いらっしゃい、赤」
「疲れたぁ」
「ごめんね急に呼んじゃって」
「うんん、全然大丈夫だから気にしないでw」
「なんの料理作ってたの?」
「オムライスだよ。あまり一人で食べることないんだけど急に食べたくなっちゃって、オムライス苦手じゃない?」
「俺は大丈夫。むしろ好きだしw」
「良かったw」
「じゃあ持ってくるね」
「うん 」
コト
「はいどーぞ」
「ん、いただきます」
パクっ
「んっ、美味しい!」
「良かった!沢山食べていいからね」
「黄くん、流石にいっぱいは食べられないよw」
「まぁまぁ、頑張って!」
「えぇ!キツいよw」
コト
「お腹いっぱい、美味しかったよ」
「うん、良かった」
「赤、もう遅いし泊まってったら?そこまで家は遠くないんでしょ? 」
「そうだなぁ泊まってくかw」
「準備してくるよw」
スタスタ
久しぶりにオムライスを食べたがとても美味しかったな。自分でも今度作ってみるか。そんなことを考えていれば黄くんが泊まりの準備をしてきたようだ。
「OK、終わったよ」
「黄くん、俺歯磨いてきていい?」
「はい。廊下に出て突き当たりにありますんで」
「OK、行ってくる」
此処かな。よしっ、当たってたみたいだ。黄くんの家は広いから迷子になりやすい気をつけなければいけない。そういえば黄くんとは仲良くなれたが青ちゃんのようにはまだなれないな。それもそうだろう。何気にに青ちゃんとは付き合いが長いからなぁ。そんなことを考えているうちに歯は完璧に磨けたようだ
「黄くん、ただいま」
「おっ、磨けました?」
「うん。完璧!」
「じゃあ僕も磨いてきますね」
「うん。行ってら」
「ふぅ、磨いてきましたよ」
「じゃあ、寝る準備してこようか」
「うん。 」
「よしっできた。」
「じゃあ寝よ 」
カチャ
「赤、おやすみなさい」
「うんおやすみ」
どうでしたか?初めてのノベル作品です。上手くできてないかもしれないんですけど好評だったら続くかも?じゃあまたどこかでお会いしましょう。じゃね
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