最近忙し過ぎる…と肩を落とすシン。「仕方ねぇだろ…医学生なんだから。今は、勉強とか頑張れよ」慰めながらシンの肩をぽんと叩くとその手を掴まれ「湊さんとの時間が足りません…」と嘆く慎太郎。シンの手を握り返し「医者になって俺を支えてくれるんだろ?」経済的に…とニヤリとしてシンにプレッシャーをかける湊。「……1日が40時間あればいいのに…そしたらもっと湊さんと一緒に…」そう珍しく弱音を吐くシンに「やだよ…」と追い打ちをかけられるように冷たく言った湊の発言にシンは言葉を失う「……」。だって…と続ける湊。「1日が40時間だったら…まだ…お前と付き合えてないだろ……」その言葉に落ち込んでいたシンの顔が明るくなった。確かに1日が40時間だったらまだシンは18歳になっていない。「それは…困りますね…」考え込むシンに「うだうだ言ってねぇで、課題終わらせて早く部屋に来いっ!」励まされているのか…誘われているのか…。どっちなんだとまた悩んでいると、「考えている暇あるならさっさと動け、ばかっ」尻を叩かれる。そして、「先に待ってるからなっ」そう言って自室に入っていく湊。待ってる…という事は、誘われている?!そう解釈し喜ぶシンは自室に戻り急いで課題を終わらせ湊の部屋に向かう。「やればできんじゃねぇか」湊は笑いながらシンを待っていた。「毎回ご褒美があれば…」「…甘えんな……バカタレ……」満更でもなさそうなので「そろそろ寝室一緒に…」とお願いしてみたが「それはだめっ!」と即答で却下。「学生の内は寝室は別々!」これだけは未だに頑なに拒まれる。ホントめんどくせぇおっさんだな…と、苦笑するシン。「約束ですよ。国試パスしたら寝室は一緒にしてくださいね!」条件クリアで約束決行の確認をする。「何度目だよそれ……わかったよ…」渋々了承する湊。…っうか、もうほとんど毎日一緒に寝てるのに…その言葉が喉まで出かかったシンだったが「ありがとうございます。寝室が一緒になれるように頑張ります」そう言って素直に喜ぶ。
「あのさ…もしも…だけど、国試落ちたら少しは俺のせい…になるのか……?」「湊さんのせいにはならないです。全ては自分の準備不足のせいですから。ただ…」「ただ……?」「……湊さんが可愛い過ぎるせいと言う面では影響があるかもしれませんが…」「……はぁ…?」「打開策はあります」「おっ!なんだ?」「湊さんが毎日ハグとキスを…」「お前マジでめんどくせぇ…」
【あとがき】
身辺バタバタしております。
落ち着いたらじっくりお話書けるかな…。
それまでは、短編になってしまうかも……
2025.4.7
月乃水萌
コメント
8件
短編でも嬉しいですし毎回楽しみです💕 今回も最高です😊強欲なシンちゃんはいつも通りですね💕︎
月乃さんの作品を読めるだけで、最高に楽しいです😆♪ 強欲シンちゃんは、通常運転ですね笑
短編でも十分嬉しいので無理しないでください!!☺️