買い物の途中で喫茶店に入ろうと提案したのは湊だった。「わかりました」と、目の前にある喫茶店。ではなく反対方向に向かおうとするシン。「早く!湊さんっ」急かされるが「なんでそっち?」と目の前にある喫茶店を指さす。「この店は危険ですっ!」と眉を潜めるシン。こういう顔をする時はくだらない理由であるとわかっているが「なにがだよ…?」一応聞いてみる。「湊さんに良からぬ危険が降り注ぎますっ」やっぱり…。「はぁ?!」また、わけのわからない事を言い出した。と、呆れる湊。大きく息を吸込み「例えばどんな?」これも一応聞いてみた。「最近出来たこのお店はオーナーが人気だそうです。いわゆる、イケオジだとか。そんなお店に入ったら湊さんに危険が及ばないなんて保証はないじゃないですかっ!」「……」頭を抱える湊。呆れて物が言えないとはこのことだ。「シンちゃん…お前の思考回路は一体どんな構造してんだか湊さんは一度見てみたいよ……」「湊さん1色ですけど」当然のごとく答えるシン。「…でしょうね……」何も言えない…。「湊さんタイプのイケオジだったら……想像するだけでも危険ですっ!」1人ヒートアップするシンに「はいはい…わかったから、落ち着いてね。シンちゃん…」なだめるように言ってシンの手をとる。
「言っとくけど、俺のタイプはお前だから」「……っ!!」湊の言葉で一気に上機嫌になったシンは「やっぱりこのお店にしましょう♪」と目の前の喫茶店に入ることになった。
近頃、シンの取り扱いが上手くなってきた湊だった。
【あとがき】
連続投稿で、すみません…。
思いついたら書かないと気がすまないので…笑
それでは、また…。
2025.4.14
月乃水萌
コメント
3件
連続投稿は嬉しいの極みです😆 これを本気で言ってるところが、シンちゃんの愛おしいところですよね☺️ 湊さんの言葉一つ一つで一喜一憂するシンが本当に可愛いです💕
うわああああああああああ((シンみなが尊すぎてパニック
湊さんのひと言でシンちゃんの機嫌がめちゃくちゃご機嫌になるのんも可愛いですね♡♡ だんだん湊さんもシンちゃんの扱いになれてきてますね🥰