テラーノベル
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今回は❤️主人公です
微妙に❤️🤍
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その日は5人そろって朝から撮影だった。
スタジオに入った瞬間から、いつも通りうるさい。
❤️『おはよーー!』
💛『朝から声でかいな』
❤️『ええやん元気で!』
💙『舜太、今日めっちゃ元気やん』
❤️『今日めっちゃ寝たからな!最強やで俺』
🩷『何時間?』
❤️『……6時間』
🩷『超微妙!』
💛『最強どころか普通に普通だから』
🤍『てか、しゅん昨日ゲームしてたでしょ』
❤️『なんで知ってんねん』
🤍『夜中にオンラインだった』
❤️『じゅうも起きてるやん!』
🤍『俺はたまたま』
❤️『絶対うそやん笑』
🤍『ほんとだって笑』
いつものように笑いながら楽屋へ入る。
今日の撮影は、いくつかの企画をまとめて撮る予定だった。
そのうちの一つが、メンバーみんなでいろいろな食べ物を食べながらトークする企画。
机の上には、スタッフが用意した料理やお菓子がたくさん並んでいた。
🩷『うわ、めっちゃある』
💛『これ全部食べていいの?』
スタッフ『もちろんです。ただ一応、アレルギー確認だけお願いします』
💛『はーい』
全員、それぞれ確認していく。
❤️『俺これ食べよかな』
🤍『それおいしそう』
❤️『じゅう一口いる?』
🤍『あとで』
❤️『あとでって言ったやつ絶対忘れるやん』
🤍『忘れないよ笑』
撮影が始まる。
・
・
・
💛『ということで今日は!』
❤️『食べまくり企画〜!』
💙『いえーーい!』
🩷『絶対舜太が一番食べるじゃん』
❤️『いや今日は太智やろ』
💙『なんで俺やねん!』
❤️『顔が食べそう』
💙『意味分からんわ笑』
🤍『ふふっ』
終始いつも通り。
舜太もずっと笑っていた。
料理を食べて、くだらない話をして、たまに仁人に突っ込まれて。
何も変わった様子はなかった。
撮影が始まって二十分ほど経ったころ。
❤️『これうまっ』
🩷『それさっきも言ってたよ』
❤️『ほんまにうまいねんって』
そう言いながら、もう一口食べる。
🤍『そんなに?』
❤️『じゅうも食べてみ』
🤍『じゃああとでちょうだい』
❤️『またあとでかい笑』
笑いながら水を飲む。
その数分後。
❤️『……ん?』
舜太が首元を軽く触った。
💙『どしたん?』
❤️『いや、なんか……』
💛『何?』
❤️『喉ちょっと変かも』
🩷『むせた?』
❤️『ちゃうと思うけど……』
舜太自身も、まだそこまで気にしていない様子だった。
水をもう一口飲む。
🤍『大丈夫?』
❤️『うん。なんかイガイガするだけ』
💛『無理しないでよ』
❤️『大丈夫やって』
撮影を続けようとする。
けれど。
しばらくすると、舜太の表情が少し変わった。
❤️『……じんちゃん』
💛『ん?』
❤️『なんか……息、しにくいかも』
その一言で、仁人の顔から笑顔が消える。
💛『スタッフさん、一回止めてください』
スタッフ『はい!』
撮影が止まる。
🤍『しゅん?』
舜太は胸元に手を当てながら、浅く呼吸をしていた。
❤️『なんやろ……急に……』
🩷『舜太、座って』
❤️『うん……』
椅子に座る。
けれど息苦しさは少しずつ強くなっていく。
💙『舜太、なんかアレルギーあったっけ?』
❤️『あるけど..これには入ってへんはず、』
💛『何食べた?』
スタッフもすぐに料理の原材料を確認し始める。
舜太は腕を掻いた。
❤️『なんか、かゆい……』
🤍『しゅん、腕赤くなってる』
❤️『え?』
自分の腕を見る。
さっきまでは何もなかったはずなのに、皮膚に赤みが広がっていた。
💛『これアレルギーじゃない?』
スタッフ『救急呼びます!』
その言葉で、一気に空気が変わった。
❤️『え、いや……そこまでちゃうって……』
💛『喋らなくていいから』
❤️『でも……』
🩷『いいから。舜太は今何もしなくていい』
舜太の呼吸がどんどん速くなる。
❤️『っ……』
🤍『しゅん?』
舜太が返事をしない。
いや、返事をしようとしているのに、うまく声が出ない。
🤍『しゅん』
🤍が舜太の目の前にしゃがみ込む。
🤍『俺見て』
❤️『……じゅ、う……』
🤍『うん。いるよ』
❤️『ちょっと……怖い……』
その言葉を聞いた瞬間。
🤍の顔が固まった。
普段なら「大丈夫だよ」ってすぐに言えるのに。
今は、舜太の苦しそうな姿を見て、うまく言葉が出てこない。
🤍『大丈夫……大丈夫だから』
声が少し震えていた。
💛『じゅうたろう、スタッフさん来るから少し下がって』
🤍『……うん』
スタッフが舜太のそばに集まる。
必要な対応をしながら、救急隊の到着を待つ。
❤️『っ……は……』
💙『舜太、俺らおるからな』
🩷『そうだよ。大丈夫』
💛『もうすぐ来るから』
舜太は小さく頷いた。
でも、その目は明らかに不安そうだった。
🤍は少し離れたところに立ったまま、舜太をずっと見ている。
握った手が震えていた。
💙『じゅうたろう』
🤍『……』
💙『大丈夫や』
🤍『……うん』
そう答えた瞬間。
🤍の目から涙が落ちた。
自分でも泣くつもりなんてなかった。
慌てて目元を拭く。
🩷『じゅうたろう……』
🤍『いや……ごめん』
💛『謝らなくていいよ』
🤍『だってさっきまで普通だったのに……』
声が途切れる。
🤍『普通に笑ってたのに……』
もう一度舜太を見る。
苦しそうに呼吸している姿。
それが怖くて仕方なかった。
🤍『しゅん……?』
舜太が少しだけ顔を動かした。
🤍『やだ……しゅん……』
涙がまた落ちる。
🤍『しゅん!、やだ、なんで……』
🩷『じゅうたろう、大丈夫だから。ちゃんと対応してもらってるから』
頭を撫でる
🤍『…』
分かっている。
分かっているけれど、怖いものは怖かった。
いつも隣で笑っているしゅんが、急にこんな状態になるなんて想像もしていなかった。
数分後、救急隊が到着した。
状況を確認すると、すぐに対応が始まる。
メンバーは少し離れた場所から見守るしかなかった。
💙『舜太……』
💛『大丈夫。病院行けばちゃんと診てもらえる』
🩷『うん』
🤍『俺も行く』
💛『じゅうたろう』
🤍『俺、行く』
いつもより強い声だった。
💛は少しだけ黙ってから頷く。
💛『分かった。俺たちもあとから行く』
🤍『うん』
搬送される直前。
🤍はもう一度舜太のそばに行く。
🤍『しゅん』
❤️『……じゅう……』
🤍『俺いるから』
❤️『……泣いてる?』
こんな状況なのに。
舜太がほんの少しだけ笑った。
🤍『泣いてない』
❤️『泣いてるやん……』
🤍『うるさい』
❤️『ごめんて……』
🤍『謝らないでよ』
また声が震える。
🤍『ほんと……怖かったんだから』
❤️『……俺も』
🤍『うん』
❤️『じゅう、おってな』
🤍『いるよ。ずっといる』
そのまま舜太は病院へ運ばれた。
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病院。
🤍は待合室の椅子に座ったまま、ほとんど動かなかった
少し遅れて、残りの3人も到着する。
💛『じゅうたろう』
🤍『……』
🩷『どう?』
🤍『まだ診てもらってる』
💙『そっか』
4人で並んで座る。
普段なら、この5人が集まれば絶対誰かが喋っている。
でも今は誰も喋らない。
時計の音だけがやけに大きく感じる。
🤍『俺さ』
💛『ん?』
🤍『しゅんが最初に喉変って言ったとき、全然大したことないと思ってた』
💛『それはみんな同じだよ』
🤍『もっと早く気づけたらって思っちゃう』
💛『じゅうたろう』
🤍『……』
💛『あの状況でちゃんとスタッフさんに言えたし、すぐ対応してもらえた。誰かが悪いわけじゃない』
🤍『うん……』
💙『舜太も最初は分からんかったやろしな』
🩷『急だったもん』
💛『……ほんと急すぎる』
🤍『もうあんなの見たくない』
🩷『俺も』
💙『俺もや』
💛『全員そうだよ』
しばらくして。
医師から状態が落ち着いたことを知らされた。
その瞬間。
🤍『……よかった』
力が抜けたように椅子の背もたれに寄りかかる。
💙『よかったぁ……』
🩷『ほんとによかった』
💛『とりあえず安心だね』
🤍は両手で顔を覆った。
💛『じゅうたろう?』
🤍『……』
💛『え、泣いてる?』
🩷『今日めっちゃ泣くじゃん』
🤍『だって……』
💙『しゃーないって』
少しして、舜太と会えることになった。
病室へ入る。
ベッドの上の舜太は、さっきより明らかに落ち着いていた。
❤️『……お』
💙『舜太!』
❤️『太智声でかいって』
💙『元気やん!』
💛『ほんと心配したんだけど』
❤️『ごめんって』
🩷『謝らなくていいって何回言わせるの』
❤️『はやちゃんこわ』
🩷『誰のせいだと思ってんの』
❤️『俺のせいちゃうやろ笑』
ようやく、いつもの空気が少し戻る。
舜太が🤍を見る。
❤️『じゅう』
🤍『……』
❤️『なんでそんな顔してんの』
🤍『別に』
❤️『また泣いた?』
🤍『泣いてない』
💛『めちゃくちゃ泣いてたよ』
🤍『じんちゃん!』
🩷『普通にずっと泣いてた』
🤍『はやちゃんまで、言わなくていいじゃん!』
💙『「しゅん?やだ、なんで」って』
🤍『だいちゃんほんと黙って!』
❤️『え』
舜太が少し笑う。
❤️『じゅうそんな泣いてくれたん?』
🤍『……』
❤️『かわい』
🤍『うるさい』
❤️『ありがとうな』
その一言に、🤍が黙る。
❤️『俺もほんま怖かってん』
🤍『……うん』
❤️『急に息しづらくなって、何が起きてんのか分からんくて』
🤍『うん』
❤️『でも、じゅうおったからちょっと安心した』
🤍『……』
❤️『だからありがとな』
🤍『もういいって』
❤️『照れてるやん』
🤍『しゅん』
❤️『ん?』
🤍『ほんとに……』
言葉が詰まる。
🤍『ほんとに無事でよかった』
舜太の表情が少しだけ柔らかくなる。
❤️『うん』
🤍『もう急にこういうのやめて』
❤️『俺が決められるもんちゃうやろ笑』
🤍『知ってるよ』
❤️『じゃあ言うなや笑』
🤍『でもやだ』
❤️『はいはい』
🤍『ほんとにやだ』
❤️『分かったって』
舜太が笑う。
それを見て、ようやく🤍も少し笑った。
💛『はい、じゃあ今日は舜太は絶対安静』
❤️『えー』
💛『えーじゃない』
🩷『帰ってもゲーム禁止ね』
❤️『なんでやねん!』
💙『今日は寝ろって』
❤️『太智に言われたくないわ!』
💙『なんでや!』
🤍『しゅん』
❤️『なに?』
🤍『今日は寝て』
❤️『じゅうまで……』
🤍『寝て』
❤️『……はい』
💛『じゅうたろうの言うことだけ聞くじゃん』
🩷『分かりやす』
❤️『ちゃうって!』
💙『はいはい笑』
❤️『ほんまにちゃうからな!』
病室に、いつもの笑い声が戻る。
少し前までの張り詰めた空気が嘘みたいだった。
🤍は笑いながらも、何度も舜太の顔を確認していた。
それに気づいた舜太が、小さな声で言う。
❤️『じゅう』
🤍『ん?』
❤️『ほんま大丈夫やから』
🤍『……うん』
❤️『もう怖ないで』
🤍『俺はまだちょっと怖い』
❤️『そっか』
🤍『だから今日はそばいる』
❤️『ええよ』
🤍『うん』
❤️『……ありがと』
🤍『ん』
舜太がいつも通り笑っている。
それだけで、今は十分だった。
4497文字
さぼり気味だったんで2本目投下しますーー
(ネタがつきそうです❣️)
それでは 👋🏻👋🏻
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コメント
2件
つぎだれがいいですか‼️
ああ、これ……めっちゃ刺さったわ。 突然やってくるアレルギー発作と、普段はふわふわしてるじゅうたろうが取り乱すギャップがもう。笑ってた数秒後に「息しにくい」って言い出す展開、怖すぎるし、それでも舜太が「泣いてるやん」って笑わせるのが彼らしいよな。じゅうたろうが「まだちょっと怖い」って正直に言えたのも、周りがそれをちゃんと受け止めてるのも尊い。病室で戻るいつもの空気にほっとした。連載続き読むわ🔥