20話 大事件!?
「ページの順番が間違ってる……!?」
驚いた逢坂くんに、私は震える手を握りしめて頷いた。
パンフレットにミスが見つかり、周りの社員に一斉に動揺が広がる。
「ページが違うって……ちょっと、何でこんなことになってるの?」
社員の1人が責めるような口調で声を上げる。
「申し訳ありません! 私の確認ミスです!」
頭を下げながらデータを入稿した時のことを思い出す。
(チェックから戻ってきた原稿を確認して、修正して……。あの時、私が直すデータを間違えてたんだ)
本来なら共有にアップしているデータを修正すべきなのに、あの日、私は集中を欠いていて、自分のデスクトップのデータが最新じゃないことを忘れて使用してしまった。
さあっと青ざめながら、頭を下げ続ける。
「謝ってもらってもさ。このパンフレッ********
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