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さもさんの恋の距離がおかしい

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さもさんの恋の距離がおかしい

21 - 第20話 バレンタイン

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2025年03月09日

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「……………」

俺は悩んでいた。

「凸さんに渡すチョコ、どうしよう…」


「さもくんさ、バレンタインどうするの?」

昼休み、お弁当を食べてる途中ななっし〜にそう聞かれた。

「…手作りじゃないとやっぱ駄目かな…?」

「んー…そりゃあ恋人の凸さんに渡すならそうじゃない?」

「…俺、料理できないよ?」

いつもご飯は凸さんが作ってくれる。俺はその手伝いくらいで、ちゃんと作ったことはない。

「簡単なのでいいんだよ、凝ったのじゃなくても、さもくんの気持ちが伝わればいいんだから。」

そっか…

「俺…頑張ってみる!」


「………出来た!」

チョコの入った箱を掲げる。

けど…ちょっと形変になっちゃった。

「…凸さん喜んでくれるかなあ…」

悲しくなってきた。

「ただいまー」

玄関から凸さんの声がした。

あ…行かないと


「凸さんおかえり!」

凸さんに抱きつく。

「…どうしたの?」

「え…」

「なんか悲しそうだけど」

やっぱり凸さんにはお見通しだった。

「えっと…これ!」

俺は凸さんに箱を差し出す。

「え、これ…もしかしてチョコ?」

「う、うん…今日、バレンタイン、だか、ら…///」

少しずつ声が小さくなってしまった。

凸さんが箱を開ける。

「…生チョコだ…」

これが簡単だってななっし〜が教えてくれた。

色んな形があるらしいけど、あまりうまくいかなくてただの四角になった。

凸さんがチョコを口に運ぶ。

「………うっっっっっっっっっっっっっま…」

「…ほんと?」

「うん!めっちゃうまい!」

「よかった…!」

「さて…じゃあ次は俺の番かな」

え…?

凸さんが俺に箱を差し出してくる。

「…と、凸さんも…?」

「そりゃあバレンタインだから」

箱を開けると、魚の形のチョコが入ってた。

「実はさ…俺お菓子作ったことないんだよね。けどバレンタインだしさもさんに喜んでほしくて…///ちなみにそれ鮭のつもり…」

俺はチョコを食べる。

…………………甘い

「美味しい…///」

「………!ありがとさもさん!大好きだよ!」

「…俺も、大好きだよ///」



〈いや本当にすみません…2月テスト勉強で忙しくてバレンタインの話書くの忘れてました…〉

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