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ころさな
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番外編18すたーと!
久しぶりです!✌
新作品もこちらもよろしくお願いいたします!
一応前回の続きです、多分(
「……よし。今なら、みんな寝てる」
早朝の5時。
六奏家の静かなキッチンに、すちがこっそりと忍び込んだ。
いつもなら24時間体制で誰かしらにマークされているすちだったが、ここ数日、お兄ちゃんたちはすちの過保護な看病に付きっきりで、明らかに寝不足だった。
(いつもお世話されっぱなしだし……おれも、お兄ちゃんたちの役に立ちたい!)
すちはエプロンをきゅっと結び、冷蔵庫を開けた。
実は、お兄ちゃんたちには隠していたけれど、すちは料理がめちゃくちゃ上手い。
手際よく野菜を刻み、出汁をとり、お兄ちゃんたちが大好きな卵焼きを綺麗な形に巻き上げていく。
トントン、と小気味よい包丁の音が響き、キッチンに美味しそうな匂いが広がり始めた。
その時――。
バァァァン!!!と、リビングの扉が壊れそうな勢いで開いた。
「すちぃぃぃ!!! どこだ!!!」
寝癖を爆発させたらんが、血相を変えて飛び込んできた。
その後ろには、同じくパジャマ姿のいるま、なつ、みこと、こさめが、まるで事件現場に突入する警察さながらの勢いで並んでいる。
「ひゃいっ!? ら、らんらん!?」
「すち! お前、急にいなくなるから誘拐されたかと思って……って、え? 包丁持ってる!?」
いるまが目を見開いて叫び、なつが顔を真っ赤にしてすちに突進してきた。
「だめだめだめ!!! 危ねぇだろ! 早くそれ俺に渡せ!」
なつに優しく包丁を取り上げられ、らんには後ろからがっしりと抱きしめられてホールドされる。
「ご、ごめん! 驚かせるつもりじゃなくて……みんなに朝ごはん作ろうと思って……」
すちがしょんぼりと俯くと、みこととこさめが、テーブルの上に並んだ料理に気づいた。
「……え、これ、すちくんが作ったの?」
そこにあったのは、料亭かと思うほど綺麗に盛り付けられた和朝食。
出汁のいい匂いが部屋中に満ちている。
こさめが恐る恐る卵焼きを一口食べると、その瞬間、ピキィンと体に衝撃が走った。
「……おいしい。何これ、なっちゃんが作るやつより美味しい……っ!」
「おいこさめ、それは聞き捨てならねぇ……って、うまっ!?」
なつも、いるまも、みことも、一口食べた瞬間に動きを止めた。
あまりのプロ級の味に、5人は完全にフリーズしてしまう。
「……すち。お前、こんなに料理上手かったのかよ……」
らんが、抱きしめる腕の力を少し緩めて、感動に震える声で呟いた。
「うん……。いつもみんなにご飯食べさせてもらってるから、今日はお返しがしたくて……」
すちが照れくさそうに笑うと、お兄ちゃんたちの限界突破したブラコンセンサーが同時に爆発した。
「「「「「うわああああああ(尊死)」」」」」
「すちぃぃぃ! 健気すぎるだろお前! ありがとう、大好きだ!!」
らんは涙目で、すちの頬に何度もスリスリと顔を寄せる。
「……でもさ」
みことが、すちの涙を浮かべた目をじっと見つめ、ドロドロに甘い微笑みを浮かべた。
「すちくんの料理が美味しすぎて、お兄ちゃんたち、もうすちくんを一生外に出したくなくなっちゃった💕」
「えっ……」
「そうだな。これからは、すちがキッチンに立つ時は、俺ら5人が周りを囲んでガードすることにしよう」(いるま)
「火傷したら危ないから、火を使うのは俺の役目な」(なつ)
「すちくんが疲れないように、こさが後ろからずっとおんぶしててあげる!」(こさめ)
「それじゃおれ、全然料理に集中できないよぉ……っ!」
結局、せっかく作った朝ごはんを、5人のお兄ちゃんたちに「あーん」で食べさせてもらう羽目になり、さらに過保護が加速してしまったすちだった。
次回♥️210💬1
コメント
10件
あぁ,,,,大変な事に,,,,リクエスト良いっすか?
わあああ番外編きたー!!😭💕💕 すちくんが早起きして朝ごはん作ろうとする健気さにもう胸がぎゅーーっ🥺✨ 包丁持ってるだけで大慌てで飛んでくるお兄ちゃんたち、マジで保護者すぎて笑ったw しかもまさかの超絶プロ級の腕前!!みんなの「尊死」連発、わかるわかる〜!!😂💖 でもそのせいで過保護さらに加速してるの、愛されすぎてて尊すぎます😇💕 次回も楽しみにしてます!!