テラーノベル
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「ベッドが…ある…」
「ん?そうだよー!!ふかふかであったかいの!」
その事実が脳を揺るがした。あったかいベッド。僕だけの部屋。あの頃の僕には無かった、なにか大切なものがここにある気がする。
「ハイチ!!??ミスミスター泣いちゃった!!??どうしよ!!」
「うっさい。こういう時は静かにすんだよ。」
ハイチが僕の背中を撫でた。小さな手が僕の神経に触れる。暖かな手が僕の大粒の涙を作った。
「もっと泣いちゃったんだけど!?ハイチハイチ!!!」
「しー。これでいいんだよ。泣かせてあげて。」
情けない。慰めてもらっている。人前で泣いている。自分の弱さを晒している。
すっと涙が引っ込む感覚を覚えた。顔はぐちゃぐちゃのまま。
カチッ。
『ティシュとタオル。』
ガコン。ウィーン。
「おっ。やるじゃん。慣れるの早いね。」
「ほら出てきたよーーー!!どーーぞ!」
鼻をかむ音が響く。と、同時に
グゥゥ。
腹の音が鳴った。屈辱的だ。これ以上愚行を晒せば僕の尊厳がなくなる。はっきり言って今最高に消えてしまいたい。
「あ〜…お腹…空いてんだ。」
「ご飯も頼めるよーー!!」
「ほんと…ズビッ…ですか。」
「頼めるよ。だけど────」
「?」
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雪だるまひとひと💙
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コメント
1件
「あったかいベッド」と「僕だけの部屋」——あの主人公が初めて手にした“自分の居場所”に泣いちゃった場面、すごく胸に来ました。ハイチが「泣かせてあげて」って背中撫でるシーン、優しすぎる…。ミスミスターの慌てっぷりとの温度差がまた良いアクセントで。そして腹の音→ご飯の流れ、最後の「だけど────」がめちゃくちゃ気になります!続きが待ち遠しいです🫶