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太宰「…ぅ……此処…は…?(目が覚める)」
目が覚めると知らない場所に居た
太宰「…!(起き上がる)」
聞き覚えのある声が聞こえた
目の前には大宰を拐った奴が居た
太宰「…ケテルさん…」
ケテル「ニコッ」
太宰「はぁ、、拘束はされてない、監視カメラは、、、ついてなさそうだね、、何時でも逃げようと思えば逃げられる、これで私を手に入れたつもりかい?だとしたら君は莫迦だね」
ケテル「酷い事言うなぁ~…(落ち込み)
それに君はもう逃げられないよ、右腕を見てご覧?」
太宰「?右腕…?」
右腕には金属で出来た黒い腕輪が着いていた
太宰「なにこれ…(腕輪を見詰め)」
ケテル「腕輪型GPSだ、それが付いてる限り君はここから出られない、それと俺に逆らったり、ここから逃げようとすると電流が走る仕組みになっている」
太宰「…(面倒臭い事になったなぁ…そのまま帰れば良かった…)」
太宰はダルそうな顔をした
ケテル「そうだ、俺が君を欲しがる理由を教えてやろう」
太宰「…」
ケテル「俺が欲しがる理由、それは君の異能だ」
太宰「私戦闘の異能じゃないけど」
ケテル「それくらい知ってるさ、君の異能は無効化
だがそれは本当の能力では無い」
太宰「…どういう事」
ケテル「何故無効化されるのか、どういう仕組みで異能が消えるのか考えた事はあるかい?」
太宰「そんなのある訳無いでしょ、そんな暇があるなら自殺してるよ(呆)」
ケテル「そうかい、なら教えてやろう、異能が無効化されるのは異能を吸収しているからだ」
太宰「異能を吸収…?」
ケテル「嗚呼、異能を吸収し、少しだけだがその異能が使えるようになる、、例えば…汚濁 とかね」
太宰「ブワッ(殺意)」
ケテル「おぉ、怖い怖い」
太宰「…決めたよ、私は君の組織をぶっ壊す
そして君を殺す(睨)」
ケテル「今の君にそんな事が出来るのかな??」
太宰「…カチャ(銃を構える)」
ケテル「ニヤッ…」
バチッ!!
太宰「っ!?」
突然体中に電流が流れた
太宰「ぅ”…ぁ”…ドサッ…(倒れる)」
ケテル「言っただろう?”逆らえば電流が流れる”と」
太宰「っは…ぁ…」
痛い、体が痺れる、力が入らない…
ケテル「大丈夫さ、電気の威力は死なない程度にしてある」
太宰「…っ…(睨)」
ケテル「さてと、俺はマフィアに手紙でも送ろうかな
太宰治はマフィアを裏切り、我々の組織KILLERに入った…ってね(ニコッ)」
太宰「…」
ケテル「そこで大人しくしててね太宰くん(ニコッ)」
バタンッ(扉が閉まる)
太宰「……っ…ふ…やっぱり…莫迦だ…(ニヤッ)」
太宰は頑張って起き上がり
ポッケからスマホを出し中也に電話を掛けた
ー 中也side ー
マフィア本部に帰った中也は入口付近で太宰の帰りを待っていた
中也「彼奴遅せぇな…何してんだ(腕を組み)」
~♪(着信音)
中也「?誰だ(スマホを見る)
クソ太宰か、彼奴何してんだ…(電話に出る)」
<はぁい中也〜元気〜?
中也「元気ー?じゃねぇよ、てめぇ今どこに居る」
< いやぁ、ちょっと奴らに捕まっちゃってね〜
今監禁状態なんだよね〜
中也「…は?(ガチトーン)奴らってあの時のか?」
<そう、今奴らの姿は、ないし侵入は可能だと思うよ
中也「…チッ…」
<森さんには私から伝えておくよ、中也は今から私が君の携帯に地図を送るから来てね
じゃあ待ってるよ♪(通話をきる)
中也「…」
♪(通知音が鳴り地図が送られてきた)
中也「莫迦太宰…帰ったら説教してやる…
(地図を見詰め)
とりあえず太宰を拐ったクソ野郎は殺す」
中也は異能を使い太宰の元へ向かった
━━━━━━━━━━━━━━━
太宰side
太宰「…(スマホを弄り)
…これで良し、と…森さんにも伝えたし後は助けを待つだけかなぁ〜(寝転がり)
……異能無効化…相手の異能を吸収し、少しだけ相手の異能が使えるようになる……か…もしそれが本当なら私は中也の異能が少しだけ使えるということか…?…んー…(起き上がる)
よし、試してみよう、(立ち上がり椅子に近づき触れる)」
そう言った瞬間椅子が浮き物凄い速さで自分の真横を飛んだ
ドンッッ!(飛んだ椅子が扉にぶつかり地面に落ちた)
太宰「………(椅子の方を見て)
うん…使えるって事は分かったよ…ただこれ下手すると相手の異能で死ぬ可能性がある…」
《何だ?なんの音だ!》
《あっちから聞こえたぞ》
《もしかして逃げたのか?》
《見に行くぞ》
廊下から敵組織の部下達の声がした
太宰「…重力操作…(もう一度椅子に触れ)」
しかし反応しなかった
太宰「…なるほど、使える異能は一度きりって訳か…」
バンッ!(扉が開く)
太宰「…(扉の方を見る)」
部下A「貴様何をしている」
太宰「ちょっところんだだけさ(笑顔)」
部下A「そうか」
部下B「お前逃げようとしてたんじゃねぇだろうな?」
太宰「とんでもない、そんな事する訳無いじゃないか、せっかくケテルさんが私を仲間にしてくれたんだ、それなのに逃げるなんて私には出来ないね(ニコッ)(そろそろかな…)」
部下B「そうか、ならいいんだが」
太宰「うん!あ、そうだちょっと聞きたいことがあるんだけど」
部下A「なんだ?」
部下B「?」
太宰「君達って、、
重力に押し潰されそうになったことはあるかい?」
部下2人「「??」」
パリンッッ!!
そう言った瞬間太宰の後ろの窓ガラスが割れ、
それと同時に黒い物体が入ってきた
部下A「!?な、なんだ」
部下B「お前何をした!」
中也「此奴を貰いに来たんだよ
(太宰の横に立ち)」
太宰「…やぁ、中也待ってたよ」
中也「てめぇ、何勝手に捕まってんだよ」
太宰「いやぁ、情報を得ようと近付いたんだけど、真逆捕まるとは思ってなくて(苦笑い)」
中也「帰ったら説教だからな」
太宰「うわ、最悪、君に説教されるくらいなら死んだ方がマシだよ」
中也「そうか、なら死ね」
太宰「言われなくてもそうするよ」
部下A「ケテル様!侵入者が現れました!
(インカム)」
部下B「カチャ(銃を構え)」
中也「はっ、それで俺を殺せるとでも思ってんのか?(近付き)」
部下B「く、くるな!撃つぞ!(1歩下がり)」
中也「いいぜ?撃ってみろよ、どうせ殺せねぇんだから」
部下B「っ…」
??「太宰くんからスマホを取上げておくべきだったよ」
部下A「!」
部下B「ケテルさん!」
中也「…(睨)」
ケテル「真逆仲間を呼んでいたとは、、お仕置が必要みたいだね(ニヤッ)」
太宰「!やめっ!」
電流が太宰の体に流れる
太宰「ぅ”ぁ”っ……ガクッ(膝をつく)」
中也「!?おい!太宰!(近寄り)」
太宰「っ……だ…い…じょう…ぶ…
(ゆっくり立ち上がり)」
中也「っ…てめぇ何しやがった!!」
ケテル「太宰くんに電流を流したんだよ、太宰くんの手に腕輪がついているだろう?」
中也「腕輪だと、?(太宰の腕を見る)」
ケテル「その腕輪は私に逆らうと電流が流れる仕組みになっている、それとGPSが埋め込まれているから何処へ逃げても無駄だよ」
中也「……(腕輪を見詰め)
…おい、太宰…こんなのてめぇなら簡単に外して逃げられただろうが、何故しなかった
(腕を掴み)」
太宰「……フフッ、そんなの、決まってるじゃないか、君への嫌がらせだよ(ニコッ)」
中也「あ”ー、最悪、助けに来るんじゃなかった(手を離し)」
太宰「君分かってて来たでしょー?(笑顔で)」
中也「…まぁな、てめぇが居なくなったら首領が困るから仕方なく来てやったんだよ」
太宰「嘘だぁー、本当は心配だったから来たんでしょ〜?」
中也「違ぇし」
太宰「ホント素直じゃないなぁー」
中也「うっせぇ!早くそれ外しやがれ!
(腕輪を指さし)」
太宰「はいはい」
ケテル「外す?何を言ってるんだい?それを外すにはこの鍵が必要なんだよ?(鍵を出し)これが無いとそれは外s((」
太宰「パチンッ、ガチャッ(指を鳴らし腕輪を外す)」
ケテル「なっ!?」
太宰「ごめんね〜、ケテルさん、せっかく付けてくれたのに〜(笑いながら)」
ケテル「何故外せたんだ!普通の人なら自力では外せないんだぞ!」
中也「此奴普通の奴じゃねぇからな」
太宰「普通の人でも簡単に外せるんですけどー(針金を見せながら)」
中也「ピッキングなんて泥棒しかやらねぇよ」
太宰「私が泥棒と同類だって言いたいの??」
中也「おう」
太宰「最低」
ケテル「っ…お前ら他の者達を呼べ!
(部下2人に)」
太宰「無駄だよ」
ケテル「は?何故そう思う」
太宰「だってここにはもう…」
廊下から複数人の足音が聞こえ
扉が思いっきり開いた
ケテル「!(扉を見る)」
扉の前には銃を持ったマフィアの部下達が
立っていた
ケテル「何故、マフィアの奴らが…いつ呼んだんだっ」
太宰「さてと、やられっぱなしも、気に食わないからね、さっきの仕返しをしてあげるよ(ニコッ)」
ケテル「や、やめろっ」
太宰「…(片手を前に出し)…撃て…」
その瞬間銃声が建物中に響き渡った
ケテル「っ、は……ドサッ(倒れる)」
太宰「…死んだ?(しゃがんで見詰め)」
中也「おう、死んだな」
太宰「よし、じゃあ帰ろ〜
君達これ(死体)の処理宜しくね〜(立ち上がり部下達に)」
部下達「はい!」
中也「悪ぃな、頼んだぞ(部下達に)」
部下A「大丈夫です!お任せ下さい」
部下B「すぐ終わらせます」
中也「ありがとな」
太宰「…キョロキョロ……あ!ねぇ君ー!
(部下の方へ走っていく)」
部下C「?…!(太宰さん!?なぜ俺を…え、俺なんかしたか!?)」
中也「?」
部下C「太宰さん、どうされたんですか?」
太宰「一寸お願いがあるんだけど〜(近付き)」
部下C「?お願い、?(はぁぁ良かったぁぁ(泣))」
太宰「うん、これを処理する前に色々調べたいからポッケとかになにか入ってないか調べてから処理してほしい(耳元で)」
部下C「…(近い近い近い近i)」
中也「……イラッ(彼奴近すぎ、何話してんだ、殺すぞ)」
太宰「何か見つけたら私の所に持ってきてね
(離れて微笑み)」
部下C「…はい、わかりました、でも何故耳元で言ったんです?」
太宰「さぁ、なんでだろうね〜?
チラッ(後ろを見て)」
部下C「?(太宰の後ろを見る)」
中也「…(睨)」
部下C「ヒッ…」
太宰「じゃあ宜しくね☆
(手を振り部屋を出ていく)」
中也「…(部屋を出ていく)」
部下C「……俺…中也さんに何時か殺されるんじゃ……(震)」
━━━━━━━━━━━━━━
中也「…てめぇさっき何話してたんだよ
(歩きながら)」
太宰「んー?なーいしょっ☆(歩きながら)」
中也「……そうかよ
(後であの野郎から聞き出すか)」
太宰「…はぁー、疲れたー…酷い目にあったよ
(歩きながら)」
中也「捕まるてめぇが悪ぃ、てか俺が助けに来なかったらどうする気だったんだよ(歩きながら)」
太宰「んー、電流で死ぬか、そのまま仲間になるかの二択だったね」
中也「…まじかよ」
太宰「でも君なら絶対来てくれるって信じてた、今日だけ感謝してあげるよ(立ち止まり振り返る)ありがとう中也(微笑み)」
中也「…っ、別に、てめぇが居ないと首領が困るから仕方なく来てやっただけだし、てめぇの為じゃねぇからな勘違いすんなよ(顔を背け)」
太宰「ほんと素直じゃないなぁ」
中也「うっせぇ!ばぁーか!俺もう先帰る!
(異能を発動し空を飛ぶ)」
太宰「なっ!?待ってよー!
(走って追いかける)」
━━━━━━━━━━━━━━━
ーマフィア本部ー
中也「スタッ(入口付近で着地する)
さてと、先に入るか」
入ろうとした瞬間後ろから車が止まる音が聞こえた
中也「…?」
振り返ると1台のタクシーが止まっていた
中也「なんでタクシーなんか…」
ガチャ(扉が開く)
太宰「助かったよ、ありがと〜
(降りて運転手に)」
運転手「いえ、お役に立てて光栄です」
中也「なっ、!?彼奴!?」
中から出てきたのは太宰だった
太宰「あ、そうだお金…」
運転手「いえ、お金なんて要りません
(そんな物受け取ったら殺される(汗))」
太宰「そう?運転手さん優しいね〜(笑顔)」
運転手「ありがとうございます、では失礼します
(怖い怖い怖い怖い)」
そう行って運転手は車を走らせた
太宰「ばいばーい(手を振る)
中也「てめぇ!タクシー使うなんてずりぃぞ!」
太宰「異能使ってた君に言われたくないね
(歩き出し)」
中也「くっ…」
太宰「ほら早く行くよおちびさん
(中に入る)」
中也「あ”!?誰がちびだコラァ!(中に入る)」
ー首領室ー
ガチャ(扉を開ける)
太宰「森さーん、帰ったよー」
中也「てめっ、ノックしろや!?」
太宰「めんどくさーい」
中也「はぁ…(溜息)」
森「2人共おかえり、大丈夫だったかい?
怪我とかしてない?(心配そうな顔)」
中也「俺は大丈夫です、ですが太宰が電気ショックを喰らっていたので(横目で見て)」
太宰「全然大丈夫だよー?そんなに強くなかったし〜」
中也「すげぇ痛がってたが??」
太宰「それは…その、演技…ダヨ…(目を逸らし)」
中也「嘘つけ」
森「太宰くんが大丈夫でも私が心配だから
一応検査するよ??」
太宰「え、やだ」
森「やだじゃない、ほら行くよ(腕を掴み)」
太宰「やだぁぁぁ中也助けてぇぇぇ」
中也「…(笑顔で手を振る)」
太宰「ちょっ、助けてよ!?てか何でそんなに笑顔なの!?怖いよ!?」
森「中也くんは下がっていいよ、報告は太宰くんにしてもらうから」
中也「ありがとうございます、では失礼します
(礼をし出ていく)」
森「太宰くん大人しくしててね」
太宰「ギャァァァァァァ」
歩いていると太宰の悲鳴が廊下まで聞こえた
中也「…すげぇ悲鳴が聞こえるんだが…
彼奴何されてんだ(歩きながら)」
部下C「…あ、」
中也「あ」
部下C「オツカレサマデス、シツレイシマスッッ(汗)
(礼をして逃げる)」
中也「待てやコラ(腕を掴む)」
部下C「ヒッ…すみません何でもするので命だけは…(汗)」
中也「別に殺さねぇよ、一寸てめぇに聞きてぇ事があってな」
部下C「な、なんでしょう…」
中也「さっき彼奴と何話してたんだ」
部下C「彼奴、?太宰さんとですか、?」
中也「おう」
部下C「死体を処理する前にポッケとかに何か入ってないか調べてから処理してほしいと言われました」
中也「え、それだけか??」
部下C「はい、あとは見つかったら届けてほしいと言われたくらいですね」
中也「…んだよ、そんな事か、、で何か見つかったのか?」
部下C「あ、えっと、鍵とUSBが見つかりました
(ポッケから出して見せる)」
中也「…(見詰め)
…(鍵は恐らく腕輪のやつだな、)
これだけ貰ってく、その鍵は用済みだ、捨てといてくれ(USBを持って)」
部下C「は、はい、分かりました」
中也「おう、用はそれだけだ、疑って悪かったなじゃあな(歩き出す)」
部下C「…ホッ……殺されなくてよかった」
中也は首領室へ戻った
━━━━━━━━━━━━━━━
ー太宰sideー
太宰「つ、つかれ…た……(四つん這い)」
森「うん、何も問題は無さそうだね
(検査結果を見ながら)」
太宰「だから大丈夫だって言ったでしょ…」
コンコン(ノック音)
中也「中原です」
森「入りたまえ」
中也「失礼します(扉を開け中に入る)」
太宰「君…何しに来たの(立ち上がり)」
中也「部下からのプレゼントだ
(USBを投げる)」
太宰「へ?おぁっ!?(キャッチする)」
中也「用はそれだけだ、じゃあな
(背を向け手を振り歩き出す)」
太宰「え、ちょ、待ってよ!?(追いかける)」
2人は首領室を出ていった
太宰「中也これ何!?(歩きながら)」
中也「てめぇが部下に頼んだんだろうが、それはあのクソ野郎から出てきたんだとよ(歩きながら)」
太宰「え…なんで私が頼んだこと知ってるの、?もしかして聞こえてた?」
中也「いや、本人に聞いた」
太宰「うわ…」
中也「んだよ、別にいいだろ」
太宰「…見つかったのはこれだけ?
(USBを見詰め)」
中也「いや、鍵もあったが手錠の鍵だったから破棄した」
太宰「そう…、(後でお礼言いに行かないと…)
じゃあ私部屋戻るから、(部屋へ向かう)」
中也「おう」
━━━━━━━━━━━━━━━
ガチャ、バタン
ー 太宰の部屋 ー
太宰「ドサッ(椅子に座る)
さてと、何が入ってるのかなー(PCを立ち上げUSBを差し込む)
まぁ大体予想はついてるんだけど…カタカタ…
カチッ(キーボードのボタンを押す)」
するとマフィアに情報、資料等が
画面いっぱいに出てきた
太宰「やっぱり、、ふぅん…私達の異能についても調べられてる、中也の汚濁まで……
この資料………マフィアから奪ったのか…
(見ながら)
はぁ、、(PCを閉じUSBを抜く)
森さんに文句言いに行こ、セキュリティがガバすぎるって(USBを持って立ち上がり)」
太宰は部屋を出て首領室へ向かった
━━━━━━━━━━━━━━━
ー首領室ー
ガチャ
太宰「森さーん、ちょっと話が…」
森「ねぇエリスちゃんおねがーい、このお洋服着てよ〜(ワンピースを持って)」
エリス「絶対嫌!」
太宰「……バタンッ(静かに扉を閉める)
……暇だし中也の所に行こ(歩き出す)」
━━━━━━━━━━━━━━━
部下「~~?」
中也「~~。」
部下「!なるほど、ありがとうございます」
中也「おう、またなんかあったら言えよ」
部下「はい!それでは失礼します
(礼をし、去る)」
太宰「…(中也の方へ行く)
ちゅーやっ!(背後から抱きつく)」
中也「うおっ!?…なんだてめぇか、いきなり抱きつくんじゃねぇよ!」
太宰「ふふん、てか何してたのー?」
中也「嗚呼、俺の部下に書類の分からないところを教えてやってたんだよ」
太宰「へー、そうなんだー(興味無し)」
中也「てめぇはもっと部下に興味を持て、後優しくしろ、てめぇんとこの部下が何時も俺のとこ来るんだよ、太宰が怖いから代わりに書類渡してくれだの、伝えてくれだの、勘弁して欲しいぜ…」
太宰「優しくしてるつもりなんだけどなぁー
(離れる)」
中也「何処がだよ」
太宰「何処って全部?」
中也「…」
太宰「何さ」
中也「別に、、そういやてめぇ、最近自殺しなくなったな」
太宰「したくても忙しくて出来ないんだよ
まぁその代わり……(自分の左腕を抑え)」
中也「?どうかしたのか?」
太宰「なんでもない(ニコッ)
中也久しぶりにゲーセン行こうよ」
中也「え、今からか?」
太宰「うん!」
中也「いや、仕事が…」
太宰「えー、そんなの後ですればいいじゃん」
中也「首領に怒られるだろうが」
太宰「…そっか…(落ち込み)」
中也「…っ…少しだけなら、いいぞ…」
太宰「!ほんと!?✨️」
中也「おう」
太宰「やったぁ!じゃあ早速行こー!!
(腕を掴み走る)」
中也「ちょ!?(連れてかれる)」
2人はゲーセンへ向かった
ー続くー