コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
今日はコレで最後っすね
(夕方、万事屋の縁側)
神楽「彩音がいないアル!」
新八「またどっか行ったんですか?」
銀時「……いや、今日は新撰組の依頼だって言ってたな」
(銀時の声、めちゃくちゃ低い)
神楽「またあのマヨラーのとこアルか。銀ちゃん、顔怖いアル」
新八「っていうか銀さん、木刀折ってません!?」
銀時「折れてねぇ、へし折っただけだ」
新八「同じ意味だ!!!」
(その頃、新撰組屯所)
彩音「それで、この資料を──」
土方「助かる。お前、仕事早ぇな」
沖田「へぇ〜旦那より頼りになるじゃないっすか」
彩音「そんなことねーよ」
(ちょっと照れ)
──その瞬間。ドンッ!!
戸が勢いよく開く。
銀時「おうおうおう、随分楽しそうじゃねぇか、あァ?」
土方「……は?」
沖田「……ヤキモチっすか〜?旦那〜〜?」
銀時「ヤキモチ? バカ言え、俺はただ、“仕事の様子”を見に来ただけだ」
(目、笑ってない)
彩音「……あのねぇ銀時。別に変なことしてないから」
銀時「へぇ〜。そりゃよかったな。……でもなぁ、“変なこと”ってのはだな、俺の基準では“他の男と笑ってる”時点で変なんだよ」
彩音「……はぁ!?」
土方「お前ほんっとめんどくせぇな!」
銀時「テメェは黙ってろマヨ侍!!」
沖田「修羅場っすねぇ」
新八「ほらぁぁぁぁ!!喧嘩始まったーー!!」
神楽「この空気、味噌汁よりドロドロしてるアル!」
彩音「例え方」
(夜、万事屋)
彩音「……ちょっと銀時、今日の態度なによ」
銀時「……別に」
彩音「別に、って顔じゃなかっただろ!」
銀時「……だってよぉ、他の奴と笑ってるの、なんか腹立つんだよ」
彩音「……」
(銀時、机の上に小箱を置く)
銀時「……つけとけ」
彩音「……またコレ?首輪ならもうつけてるんですけど?」
(そう言い、自分の首元を指差す)
銀時「お前にしか合わねぇサイズだ。……もう俺が見つけられねぇと困るからな」
(沈黙。時計の音だけが響く)
彩音「……ほんと、独占欲強いんだから」
銀時「……悪ぃな」
彩音「……でも、嫌じゃねーよ」
(見つめ合う)
(銀時が手を伸ばし、そっと彩音の頬に触れる)
銀時「……俺さ、ちょっと焦ってたのかもな」
彩音「焦る?お前がか?」
銀時「お前が俺の世界からいなくなるかもしれねぇって思うと、怖ぇんだよ」
(彩音、少し笑って)
彩音「……そんなわけないだろ。もうどこにも行かねーよ」
銀時「……なら、もうちょい安心させろ」
彩音「……(照れて目逸らす)……どうすりゃいいんだよ」
銀時「たとえば……こうとか?」
(唇が触れるーー少しの沈黙)
彩音「……(小声)バカ」
銀時「バカで結構。俺、お前のバカでいいや」
(翌朝)
神楽「おはようアル〜……うわぁ、なんか甘い匂いするアル」
新八「昨日まであんな修羅場だったのに……え、これどっちが作った朝ごはんですか?」
銀時「俺だよ。……彩音寝てるし」
神楽「へぇ〜、珍しいアル」
銀時「……あいつ頑張りすぎてんだよ。たまには俺が世話焼いてもバチ当たんねぇだろ」
(奥の部屋で彩音が寝返りを打つ)
彩音「……銀時……」
(小さく笑う)
銀時「……おやすみ、バカ」
うーわついにやっちゃったよ
うーわえー?うーわ
えー?うわッえ?
え?この人やっちゃった?
ままままままこんくらいだだだだだだ大丈夫でしょ