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#鬼ごっこ
ゆりは
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# 第6話
「犯人を捜せ!」
-–
翌朝。
潔の部屋。
玲王「で。」
蜂楽「説明してもらおうか。」
千切「全部。」
凪「隠し事禁止。」
凛「話せ。」
潔「圧がすごい。」
朝から全員集合だった。
-–
結局。
潔は今までのことを全部話した。
最初のメッセージ。
ロッカーの紙。
昨日の脅迫。
全て。
話し終わる頃には部屋の空気が重くなっていた。
-–
玲王が額を押さえる。
「なんで一人で抱え込むんだよ。」
潔「だって……。」
蜂楽が言葉を被せた。
「だってじゃない。」
珍しく笑っていない。
潔は少し肩を震わせた。
-–
千切がため息をつく。
「もし何かあったらどうするつもりだった?」
潔「……。」
返事ができない。
-–
その時。
凪がぽつりと言った。
「潔が傷つく方が嫌。」
部屋が静かになる。
潔も驚いた。
凪は少し目を逸らす。
「面倒だけど。」
潔「どっちなんだよ。」
思わずツッコむ。
少しだけ空気が和らいだ。
-–
凛が立ち上がる。
「犯人探しだ。」
玲王「同感。」
蜂楽「絶対見つける。」
千切「潔は一人で行動禁止。」
潔「え?」
凪「決定。」
潔「いやいやいや。」
-–
しかし。
反論は却下された。
-–
その日の午後。
練習終了後。
潔は給水所へ向かっていた。
もちろん。
後ろには監視役。
蜂楽。
潔「ついてこなくていいって。」
蜂楽「ダメ。」
潔「なんで。」
蜂楽「犯人いるから。」
潔「過保護。」
蜂楽「知ってる。」
即答だった。
-–
その時。
視界の端に誰かが映る。
黒いパーカー。
帽子。
顔は見えない。
しかし。
その人物は潔を見た瞬間。
走り出した。
-–
潔「!!」
蜂楽「潔!?」
潔は反射的に追いかけた。
廊下。
階段。
曲がり角。
必死に走る。
-–
あと少し。
あと少しで追いつく。
そう思った瞬間。
ガッ。
足がもつれる。
潔「っ!!」
倒れる。
-–
しかし。
地面にぶつかる前。
誰かの腕が身体を支えた。
「バカか。」
聞き慣れた声。
凛だった。
-–
凛「まだ病み上がりだろ。」
潔「ご、ごめん。」
凛「謝るな。」
-–
その隙に。
黒パーカーの人物は消えていた。
-–
蜂楽たちも追いつく。
玲王「大丈夫か!?」
千切「怪我は!?」
凪「だから言った。」
潔「みんな……。」
-–
その時だった。
凛が床を見つめる。
誰かが落としていったもの。
小さなキーホルダー。
そこには。
ブルーロックの選手しか持っていない番号が刻まれていた。
-–
玲王「これって……。」
千切「まさか。」
蜂楽の顔が曇る。
凪も目を細めた。
-–
犯人は外部の人間じゃない。
この施設の中にいる。
その事実に。
全員が息を呑んだ。
-–
そしてその頃。
暗い部屋。
誰もいないはずの場所。
モニターを見つめる人物が呟く。
「もうすぐだよ。」
机の上には。
潔の写真。
そして。
赤いペンで書かれた文字。
『俺だけを見ろ』
-–
コメント
1件
うわっ、第6話……めっちゃ重くなってきた……🥀 みんなで潔を囲んで追及するところから始まるの、すごく自然でドキドキした。凪の「潔が傷つく方が嫌」、あの言葉めっちゃ刺さった……しかも「面倒だけど」ってすぐツッコませるところ、潔らしくてちょっと和んだよね🤍 黒パーカーの人物、まさかブルーロックの中にいるって確定しちゃったの怖すぎる…… それに最後の『**俺だけを見ろ**』って血文字、もう完全に執着のにおいしかしない……次が気になりすぎてやばいです。 白米さんの「じわじわ追い詰める空気感」、本当に上手だなって思いました💭