コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
どうもヌッシです!今回は太中のクリスマス会と行きましょう!では早速始めます
白い粉が降り始める季節となってきた。その粉は自分の肌を凍らす冷たさをしている。その寒さを耐えながらも太宰との任務を終わらせ今帰り道と言ったところだ。手が冷たく染ってきたので俺がポケットに手を入れると太宰は
『ちょっと、中也!飼い犬の癖に暖かい上着着ちゃってずるい、手入れさせて!』
そして自分の上着のポケットにするりと細長く冷たい手が侵入してきた。その手はとても冷たくその手に当たっている俺も凍えそうだった。
「ちょ、手前ッ!冷てぇんだよ、だせ!」
『やだね!たかが上着のポケットの2つぐらいやすいものだろ』
「こっちまで手が凍りそうなんだよ、離せッ!」
となどの口喧嘩を交わしながらもその冷たい手をそっと握りしめながら本部へと帰った。
本部に着くと今までの寒さが一瞬にして消え、俺は太宰と一緒に暖炉に手をそっと添えたのだった。チラチラと綺麗に炎が揺れる。それを見ると心も何かに包まれたかのように暖かくなる。ちらっと横を見るとほっとしたかのような太宰の顔があった。温まったので俺たちは任務の報告のために首領の部屋へと向かった。
コンコンっ
『森さん、入るよ〜』
「首領、失礼します」
こんこんっと木の板のドアを叩くと扉の向こうから《入りたまえ》と聞こえる。ドアを開けるとポートマフィアの首領”森鴎外”が座っておりその奥でエリス嬢が床でひょこっと顔を出す。何か飾り付けでもしているようだ。気になったので報告が終わった後に首領に聞いてみた。
「あの、首領少し質問してもいいですか?」
《ん、どうしたんだい?中也君》
「さっきからエリス嬢がモミの木に飾り付けをしているようですが何をされているのですか?」
と聞いたら太宰と首領と今扉を開けて入ってきた姐さんが眼球飛びれるほどこっちを見てびっくりしていた
「えっ…と、なんかのイベントかなんかなんですか?」
『え、君クリスマスを知らないのかい?』
「クリス…マス…?」
『真逆の僕の犬がこんなにも馬鹿だったとは…』
という愚痴を聞き流しエリス嬢が説明してくれそうなので説明を聞いた。クリスマスとは年に1度の聖誕祭というイベントらしい。その時にツリーというものをだしその木に飾り付けをして家族や恋人、友人と一緒に過ごすらしい。それをら聞いた時恋人の太宰と一緒に過ごしたいなと思ったが太宰にも他にクリスマスを過ごしたい人もいると思うから言わなかった。と思ったが太宰が『クリスマス一緒に過ごすかい?』と聞いてきたので喜んで一緒に過ごすことにした。
《中也君、ぼーっとして大丈夫かい?》
「え?あぁすいません、少し考え事をしてました」
ツリーを見て少し昔の記憶を思い出した。太宰とクリスマスを初めて過ごした時の記憶だ。あの時太宰にプレゼントを貰った。俺はクリスマスにプレゼントを用意するものだとは知らずにクリスマスを迎えてしまって太宰に申し訳ないとしか言わんばかりに思った。太宰に貰ったプレゼントを開けるとそこにはチョーカーが入っていた。本人からは『いやぁ〜君は僕の犬だからね!』とかうんたらかんたら、でも初めてのプレゼントで嬉しかったので今でも着用している。
《チュウヤ!このツリーの飾り届かないからかけてくれない?》
おっと少し長話をしすぎた
「はい、わかりました」
《チュウヤ凄いわ!異能で飾っているのに器用ね!》
「ありがとうございます!」
《エリスちゃん、今日も可愛いねぇ〜♡》
《リンタロウ気持ち悪い!》
「あはは…」
《あ、中也君明日はクリスマスイブとクリスマスだから仕事お休みでいいよ》
「え、でも…」
《遠慮せずに…ね?》
「…!ありがとうございます」
仕事が終わり家に帰る。自分の家の扉を開けそのまま真っ直ぐにお風呂場に行きシャワーを浴びる。シャワーから上がると楽しみにしてある葡萄酒を開ける。グラスにそそぎ香りを楽しみながらも飲もうとする。すると自分のガラケーからピロリンッ🎶が流れた。確認すると太宰からだった。
「太宰?」
メッセージを見てみると『中也、明日はクリスマスイブだね。明日20:00に君の家に行ってもいいかい?クリスマスを一緒に過ごしたいんだけど』とメッセージが来ていた。太宰とはあまり会わないが今でもまだ恋人を続けている。俺は別れているつもりだったんだがあっちがその気がなかったみたいですれ違いをしてそれでやっと話があってまぁ俺からしたら付き合い始めた…だな。今でもまぁ…彼奴の事はす…き…だ…//と、話がそれた。明日の20:00?まぁ別にいいが、「別に勝手にしろ」と送信した。まぁ少し嬉しかった。思えば太宰とクリスマスを過ごすのは4年ぶりだな…なんだか緊張きてきた…。あ、プレゼントなんも用意してねぇ…明日出かけて何か買うか。うぅー…落ち着け中原中也、冷静になれ!明日に向けて頑張るか!
オマケ
私の名前は太宰治、中原中也の恋人さ。私は今少し悩んでいる。クリスマスを中也と過ごすにはどうしたらいいのか、ド直球に聞くのもいいがそれで無理と言われたら私の心が…でも遠回しに言ってもまたすれ違いが起きそうだし…うぅ”〜…敦くんにちょっとアドバイス聞いてみよ…
『敦君…愛しの人にクリスマスを一緒に過ごしたいて言いたいんだけどどうしたらいい?』
ピロリン🎶
《え、なんですかいきなり…えそのまま聞いたらいいかと》
『でも勇気がない…』
ピロリン🎶
《逃げないで出してください》
逃げないで…か、確かに中也の予定は仕事と決まったわけではない!よし!聞くぞ!聞くぞ!
『中也、明日はクリスマスイブだね。明日20:00に君の家に行ってもいいかい?クリスマスを一緒に過ごしたいんだけど』
届いてくれ!
ピロリン🎶
来た!
「別に勝手にしろ」
………!!!!
スゥゥゥゥゥゥ
しゃああああああああぁぁぁッッッ!!!!
《太宰ッッ、うるさぁぁぁあいッッ!!!!》
《あんたもねぇー!》
明日に続く!