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短編集（💛右）

第2話 - 𝑮𝑶𝑶𝑫 𝑫𝑨𝒀（❤️×💛）

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2025年09月28日

#もりょき

#りょつぱ

#🍏

#nmmn

#BL

#fjsw

きぃ

もしかしたらデビューしてから初めてかもしれない長いオフをもぎ取った俺たちは、自然豊かな一棟貸切の温泉宿に居た。

「2泊もできるなんて、信じらんないくらい幸せ…」

海の幸も山の幸も溢れかえった豪華な夕食をお腹いっぱい食べた浴衣姿のりょうちゃんが、畳にゴロンと寝転がりうっとりと呟く。

建物内に宿のスタッフは不在で2人きりでのんびり過ごせるけど、食事やリネン交換などは指定したタイミングで用意してくれる。

「今年最後のリリースだからね。頑張ったご褒美にたまにはいいでしょ」

スケジュールの関係で昨日は夜遅くにチェックインしたのに、彼は今朝早く起きて1人で朝風呂を楽しんだらしい。

残った仕事を朝方まで片付けていた俺はその頃仮眠をとっていて、一緒に入りたかったと拗ねて見せたら後でね、と優しく宥められた。

2人で手を繋いで森を散策し、戻ってから一緒に露天風呂に入った。明るい日差しの中でお湯を楽しむ彼が綺麗で可愛くて、思わず襲いかかると顔を真っ赤にして「部屋のなかで…」ってお願いされたけど、そんな勿体無いことできるわけないよね？

大自然とお湯とりょうちゃんを満喫して、身も心もリフレッシュした俺は大変に満足していた。

「もう少しでリリースだね。早くみんなに聴いてもらいたいなぁ〜」

ウキウキとした声で言うと、スマホを手に取り、もうすぐ配信！とSNSに投稿してくれる。

俺も同じように投稿していると、宿のスタッフが下膳しに来てくれた。

こんな遅い時間にすみません、ありがとうございます。と帰って行くスタッフにお礼を言う彼に俺も頭を下げる。

昔から変わらない彼の人の良さに安心して、後ろからぎゅっと抱きつく。

りょうちゃんは俺より背が高いから、こういう時ちょっと格好がつかないんだよなぁ。

「どうしたの？」と振り返った彼が少しだけ膝を曲げて俺の顔を覗き込む。近くなった唇に触れるだけのキスをして、改めて正面から抱き締める。

「りょうちゃん、好き」

「え〜、おれも。大好き」

ふふ、と笑って抱きしめ返してくれる。

幸せな気分でもう一度顔を近づけようとしたら、あっ！と彼が声を上げる。

「もうすぐだよ、配信！みんなの反応一緒に見よ！」

座椅子に並んで座って、それぞれのスマホでSNSを開く。

0時を過ぎて数分、少しずつSNSにコメントが投稿され始める。ハッシュタグで検索して見ると、波のようにその量が増える。皆の興奮が伝わってきて、ホッと息をついた。

りょうちゃんの方を見ると彼もニコニコとしてこちらを見ていた。

「みんな聴いてくれてる、嬉しいねぇ」

うん、と頷きながら、俺は時々目に触れる不安気なコメントが気になっていた。

「でもさ、やっぱ俺が言うと深読みされちゃうんだよね。自業自得っちゃそうだけどさ。今回はほんと純粋に楽しんでほしいんだけどな〜」

「あぁ〜……、うーん。ね。」

りょうちゃんも心当たりがあったのか曖昧な同意を返す。少し何かを考えた彼が、何やら長い文章を打ち込み始めた。

仕事のメールでも来たのかな、と俺はスマホの画面に目を戻す。

しばらくして、フゥ、とりょうちゃんがスマホから目を離す。

俺も一通りの反応に目を通して満足し、スマホを置いた。

「もう寝る？」

りょうちゃんに聞くと、うんと頷く。

普段は早く寝ることが多い彼にはもう遅い時間だろう。

でも…と座椅子に座る彼の背後に回って首元に手を回す。

「ねぇ、なんで浴衣の合わせって左前なのか知ってる？」

「え？知らない。なんで？」

首を傾げる彼の合わせから右手を侵入させる。インナーを着ていないから、すぐにその肌に触れることができた。

「こうして後ろから抱きしめた時に利き手が使いやすいから、らしいよ」

耳元で囁くとピクンと肩が震える。

「うっ、うそだぁ……」

肩をすくめる彼の胸の飾りを優しく撫でながら首筋に唇を落とす。

「………諸説あり」

そうして俺は、今年最後のリリースのお祝いに浴衣姿の可愛い恋人を堪能した。

翌朝目を覚まして枕元にあるスマホを手に取ると、FCコンテンツの更新通知が来ていた。

FCコンテンツは自分じゃ更新できなくて、スタッフに依頼しないといけないからちょっと更新しづらいんだよね。何だろう、とまだはっきりとしない頭でアプリを開くと、りょうちゃんのレポートだった。

その文章を読んで、そこについた沢山のコメントを見て、心が震える。

どうしてこの人は、俺がやりたくてもできないことを叶えてくれるんだろう。

彼の言葉によって安心を得られた人がどれだけいるだろう。彼ら彼女らはきっと、素直な気持ちでこの楽曲を楽しんでくれるだろう。それは俺の1番の望みだった。

目頭が熱くなるのを感じていると、モゾ、と隣の気配が動いた。

「ん……もとき………？」

「おはよ。ねぇ、レポート見た。ありがとう」

ぎゅう、と彼を抱きしめる。

「あ、スタッフさんもう更新してくれたんだ。昨日送っておいたんだよね」

へへ、と少し照れたように笑う。

「りょうちゃんはいつでも俺の願いを叶えてくれるね。…りょうちゃんが居なかったら、俺はこの曲をみんなに届けることもできなかった…」

「えぇ？大袈裟〜！」

でも嬉しい、ありがと。と笑いながら抱きしめ返してくれる彼の胸に顔を擦り寄せる。

「大袈裟じゃないよ、りょうちゃんが俺に空いた穴を埋めてくれたんでしょ。もう俺は自分が楽しむ為に、みんなに幸せを届ける為に曲を作れるようになったんだよ」

「元貴………」

見上げると、目にいっぱい涙を溜めた彼と目が合った。俺の目もきっと同じように涙が溜まっているんだろう。潤んだ視界の中、愛しい恋人に唇を寄せた。

FCコンテンツ（+bubble）の内容ですみません………あまりのことで我慢できませんでした🥹

入会されていなくても雰囲気を楽しんでいただければと思います🙏

このところの藤澤さん、大森さん（の楽曲）への愛が溢れ過ぎてませんか？？？？？？表現するのを恐れなくなられたというか。

雑誌のインタビューとかでもすごく自信を持たれている様子が感じられて、嬉しくて泣きそうです。

朝から幸せをありがとうございます🫶🫶🫶🫶

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更新ありがとうございます💕 ほんと、🫧もFCのなかのコメントも、2人の元貴君への愛が溢れてますよね✨ 早速のお話、ほんとに少しでもゆっくりしてくれてたらいいなぁって思っちゃいました💕 いままた何度目かのAtlantis沼で、

きぃさん、わかります❣️❣️❣️ 私も雑誌のインタビューで、♥️くんや💙へのリスペクトやいかに♥️くんの作る楽曲を愛してるかがじんじんと伝わり、いつもそこに♥️💛を感じ、幸せな気持ちにしてもらっています🥹✨今朝のレポートも、安心しました🥲💕 こんな２人の幸せなお休み、過ごしてて欲しいです🫶

お恥ずかしながら、りょさんの更新をmomentと勘違いしてて、あれ？昨夜見たのになぁ？と思って放置していたワタクシです😭 キィさんのを読んで、初めてReportだったんだ！と気付いたので、今から読んできまーす！（遅）

きぃ

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