テラーノベル
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目を覚ますと、隣にはまだ爆睡している翔太。
後ろから抱きしめて寝たはずなのに、胸に収まっていた。寝返りパンチの痛みなんて忘れるほど可愛い。
背中から腰のラインをゆっくり撫でて、小さくて丸みの少ない筋肉質なお尻にたどり着く。
いつかここに…とか想像してしまって、うっかり興奮しそうになったので逃げるように起き上がって軽く筋トレをした。
翔太はゆっくり起きてきて、朝ごはんと言う名のコーヒーだけ飲むと次の仕事に向けて帰っていった。
余韻も何も無い。
昨晩全身をピンクに染めて、腰を振って喘いでいた可愛い翔太が夢のようだ。
翔太を見送って一時間ほど経っただろうか、スマホが報せたのはふっかからの着信。
「おはよ。うまくいったみたいだね」
「どこ情報だよ」
「阿部ちゃん」
「は?」
翔太はめめに報告をし、めめの前に阿部に絡んだから阿部にも報告しろと言われて素直に報告し、びっくりした阿部がそのテンションのままふっかに連絡したらしい。自分でふっかに報告するつもりだったけど、テンパった阿部ならやりかねない。
それにしても、だ。
「俺がなんにも知らない間にほぼみんなにバレてんじゃん」
「まぁ、そうなるね。何なら今横に康二いるし」
思わず溜息が出たけど、ふっかが続けて
「まぁでも、報告してきた翔太の声がめちゃくちゃ機嫌良かったって阿部ちゃん言ってたよ」
なんて言うからまぁいいか、なんて思ってしまった。惚れた弱みだ。
康二によろしく、とよくわからない締め方で通話を切った。
「照兄としょっぴー、やっとくっついたんやね」
「いやー、待ってたよね」
「バレてるも何もないねんけどな。俺らが何も知らんと思ってたんや、二人とも」
「相談してる人しか知らないと思ってたみたいだけど、みんな気づいてたよな。まぁ照と翔太が幸せになって良かったよ」
「お祝いに寿司行こ、ふっかさんの奢りで」
「なんでだよ!」
終
コメント
10件
かわいい💛💙〜〜🥹 メンバーとの絡みにもにまにましちゃいました🥰
いつもおごらされてるふっかさん💜最高😆