テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
こちらは後編です。🐙🌟と💡がいちゃいちゃするだけ。注意事項は前回の通り。苦手な方はバック!!!!
inm視点
「うぁ……」
何、してたっけ。ここは…星導の家?
「あ、ライ。おはようございます」
「ほ、しるべ。おはよ」
「シラフになったみたいですね」
「…あ」
そうだ。めちゃつえーで飲み会してたんだった。みんなは?なんでオレとほしるべだけ、ここにいるの…?
「ライ、めちゃくちゃ酔ってましたよ」
「そうなの」
「それはそれは。もうやりたい放題」
「うそ。記憶ないんだけど」
「本人が記憶ないのかぁ」
「オレ何してた!?怖い」
「怖いのはこっち。カゲツにキスしてたけど?」
「…………は?」
いつもの冗談だろ、とツッコもうとするが、星導の顔の険しさを見て何も言い返せなくなる。星導は、怒っていたのだ。
「…ごめん」
「俺、妬いちゃった。責任取って」
「どうやっ…!?」
星導とキスは何度もしたことがあった。でも、今日のは特別で。舌が俺の口に入ってきて、いやらしい音が耳に響く。上顎、下顎となぞられ、舌と舌が絡み合い、唇を離した瞬間に長い糸を引いた。
「ライ、俺がどんだけ嫌な思いしたかわかってる?」
「わかってる…ごめん」
「何したか覚えてるんですか?」
「んと………」
「覚えてないじゃん。わかってないじゃん」
何をしたのか全く覚えていないが、今の星導は相当怒っている。それだけは確実だった。
「ごめん………」
「許すと思う?ライ攻めすぎ。俺にだって攻めたことないくせに」
「ぅ゙…」
正直、お酒には強い方だと思っていた。お酒を飲んで、すぐ酔うタイプじゃなかったから。
「今のキスは上書き。本当は俺だけにしてほしかったのに。俺、ライの彼氏なんですよね?」
うん、と頷く。星導は、オレの彼氏だもん。
「ほんとにそう思ってる?」
オレが悪いのは重々承知している。それなのに、たくさん謝っているのに、何度も何度も怒ってくる星導に、ちょっとだけ腹が立った。
「思ってるって……!!」
オレより少しだけ背の高い星導の肩に腕を回して、仕返しの口吻をする。まだ恥ずかしくて目は開けられないけれど、煩かったから。コイツの口を閉ざす方法は1つしかないと思った。さっきのやつの、仕返し……!
上、下、と一生懸命に舌を動かしてみたけれど、星導の方が上手で。自分が恥ずかしくなっていたところを、油断していたからだろうか、口を離される。
「ん、下手くそ」
「〜〜〜っ!!」
「そんなもんですか?」
「ばかぁ………!!」
「ばか?彼氏以外とキスしたバカに言われたくないんですけど」
「…ぅるさいっ!!」
「ふ~ん、そんな口きいちゃうんだ」
星導に肩をぎゅっと掴まれ、ソファの上に仰向けになった。目線の先には明るい電気と星導の顔。怒っているのか楽しそうなのか、逆光で何も見えなかった。星導の長い髪が頬に当たってくすぐったい。
「ライ、もう二度としないって約束する?」
押し倒された反動ではみ出たシャツの端をひょいと持ち上げ、手を突っ込んでくる星導。
「んっ…」
「えっちな声出さないの。もう夜なんだから」
「…」
こ、声出しちゃダメなの?あざとポーズをするも、今の星導には効かないみたいだ。
「ね、どうなの?」
「も…うッ…しない……っ」
「なんか感じてない?楽しんでるの?」
「ちが…!!」
「ほら、ココ。勃っちゃってる」
「〜〜〜っ///」
「るべち、言ってくれれば分かるのになぁ」
「…」
「どうなんですか?フル無視悲しいなぁ」
「…さぃ」
「なんて?」
「ほしるべの、くださぃ……」
「よろこんで♡」
hsrb視点
「ん”っ……♡♡」
「うるさくしちゃダメだからね?」
「んあっ!♡わかってる、よぉ…//」
「そういえば、タチ、やりたいの?ライ」
単純に疑問を投げかけたつもりだったが、ライは耳を赤くして小さく頷いた。
「いつもやられてばっかだったから……ちょっとだけ」
「だからカゲツにやっちゃったんだ?」
「そんなつもりは…………」
彼は今シラフなのだ。あのときは、酔っていて。そんな言い訳、
「通用しないから、ねっ?」
「ぁ゙あッッッ♡♡」
「だーかーら。静かにって」
「〜〜〜〜っ///♡」
「俺には攻めないんだ?」
「だって……♡ほしるべに勝てないもんっ………」
「戦いだと思ってる?笑」
「いつかぁっ♡♡ン…勝ってやるっ♡♡」
「じゃあ今、やってみる?」
手と腰を止めると、物足りなさそうにこちらを振り向くライ。
「………え?///」
「俺のこと、攻めてみてよ」
ライはじっくり考えて、覚悟を決めた顔をした。
「じゃあほしるべ、ここに寝て」
「そっからなの?」
「そっからって……」
「押し倒せないんだ?」
「はぁ!?オレだってそれくらい出来ます!!!」
「じゃあ、どうぞ」
いつもしてもらう側だったからだろうか。肩にぐっと力を入れられるも、俺は全く倒れる気配がない。
「いじわる!!!されるがままにしてよ!!」
「え〜?しょうがないなあ」
ベッドに倒されて目を瞑っておくと、唇に柔らかいものがあたる。目を開けると、ライのまつ毛が目に入りそうだった。ライの舌を阻むと、彼は怪訝そうな顔をして口を離す。
「ねぇ!!ひどいよ!!!」
「何が?」
「舌、いれさせてよ…っ」
「え〜〜〜?だってライ下手だもん」
「この野郎……」
喋りかけたその一瞬の隙を突かれて、舌をいれられる。彼はまだ目を瞑っているが、やったと言わんばかりの笑顔。しかし、慣れていない。下手だったから、仕方なく俺は仕返した。先ほどよりも息が苦しくなるくらいに。
「んはぁ………ほしうべ、反則!!」
「ん?」
「オレがやうって約束だったじゃん!!」
彼はほぼ呂律が回っていない。ポコポコ叩いてくるが、痛く感じる気がしない。起き上がり、彼をトンと押すと、すぐに倒れてしまった。
「……へ?」
「ん〜〜やっぱりライは攻め似合わないよ」
「そんなこと、ないもん」
「だってほら、俺には攻められないでしょ?」
「ぅ゙………そうだけ、ど」
勃っているライのモノを突くと、彼は大きな声を出した。
「んっ♡♡!!ねぇ!!ほしうべ!!!」
「ほしいんだ?」
「やあだ!!いらない!!!!」
「ふ〜ん、そう」
「なぁん……!!!」
「嘘ですよ♡♡どうぞっ」
「ん”っ♡♡♡ほしうべ、ずういっ//♡♡」
「何がずるいの?」
「だッて♡だってさぁっ!♡♡♡」
「だって?」
「ほしうべ、かっこいいんだもん……///」
顔を赤らめて言った彼のその言葉は本心のようだった。ライは他の人が好きなんだろうか、本当に俺のことだけが好きなんだろうか?そんな疑問を吹き飛ばすくらいの、このかわいさ。愛らしいと思った。
「なんで黙っちゃうの」
「へ?」
「気まずいじゃん、なんかあ!」
あはは、と笑うと、ライはムッと頬を膨らませた。
「ほしうべ、おえのこと好き?」
「ライは?」
「好き。ほしうべは?」
「え〜軽いなぁ。俺はライのこと大好きだけど?」
「そえ、ずうい!じゃあおえは、ちょ〜〜らいすき!」
意地を張るような姿は、まるで小学生。酔いから覚めたようにみえて、まだ酔っていたのだろうか。何にせよ、彼は今俺に大量の愛情を注いでくれている。それだけで満足だった。それに、こんな姿を見せてくれるのも俺の前だけだし。そう考えると、嫉妬していた自分が馬鹿みたいに思えた。
「俺もですよ」
「ん”ぁっ//♡♡ほしうべ、すきぃ///♡♡」
「すき?ほんとに?」
「お”ぁ//♡♡♡ほんとッに♡♡すき♡♡♡」
「よかった♡」
kyng視点
「ライきゅん、大丈夫かなぁ」
「まあ無事ではないだろうな」
「あはは、そうなっちゃうか」
俺が言いたかったことを認識してくれたのだろう。ウェンはにやっと笑った。
「今回ばかりはちゃんとライが悪いからなあ」
ジョッキを片手にマナが近寄ってきた。
「スキンシップめちゃ多かったしな」
「そりゃ彼氏さんですから。嫉妬もしますがな」
「よっ!!!恋愛マスター!!!」
「バカにしてんね?それ」
「してないしてない!!そんなことよりライン来てるよ」
「おい話逸ら…」
あは、と思わず笑ってしまった。スマホを見ると、スヤスヤ寝ているライの隣でピースを掲げる満面の笑みの星導の写真。きっと起きてから予測していることは起こるのだろう。今からしますよ、と言わんばかりの顔だ。
「こーーれはやるな」
「絶対やるやつだ」
「明日ライとカラオケの予定やってんけど!」
「しょうがない。諦めろ」
明日きっと彼からグループラインに謝罪のメッセージがくるんだろうな。みんながそう思ったのだろうか、笑みが溢れている。微笑ましいとかじゃなくて、ちゃんとざまあみろの顔。
『いなみ、お前が悪い』
そうカゲツから送られたメッセージには、「いいね」のリアクションがカゲツと伊波を除く6人分しっかりついていた。
コメント
1件
まって本当に可愛いです😭😭😭寝てる💡の横でピースしてる🐙🌟の写真想像出来すぎて、🤦♀️🤦♀️他メンツの会話も凄いつ🅰️でした…(?)