テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
従姉妹(小3)「える姉ちゃん!」
「赤ちゃんの作り方教えて!(((圧」
私「せぇっ……ぬぁ、えるも、知らんかも……」
私「(大学生の従姉妹)姉ちゃんだったら、
知ってると思う ……^^;」(大嘘つき)
気まずい やん……👉🏻👈🏻゛
───☆───☆───☆───
わ ん く
🎼 📢 様 ❥ ・・・ 受け
C P ❥ ・・・🎼🌸×🎼📢
🔞 ❥ ・・・
パクリ、パクられ✖︎
───☆───☆───☆───
ぐっどらっく.ᐟ
🎼📢side
夕方、雨の音が窓をやさしく叩く。リビングの隅にいるまは小さく丸くなって、タブレットを握りしめていた。
検索窓には、震える指で打ち込んだ文字。
「子供 作り方 男同士」
「男同士 赤ちゃん できない?」
――ちがう、わかってる、無理って、わかってるけど……。
画面には、やさしい図解と、専門的な話、時々、思ってもみなかったページ。
どれもこれも、目の奥が熱くなるような情報ばかりだった。
『……こんな、こと……』
不意に胸が苦しくなって、いるまは勢いよくタブレットを閉じた。
その瞬間、後ろから足音が聞こえてきて、びくりと体が跳ねた。
「……いるま? ただいま」
「っら、らん……おかえり……っ」
何も見てないはず。何も、バレてないはず。
そう信じたいのに、手のひらは汗でびっしょりだった。
「さっきまで、タブレット使ってた?」
「! う、うん、ちょっと、調べ物してて……っ」
らんは何気ない様子でタブレットを手に取って、スリープを解除する。
いるまは、止めたかった。けど、声が出なかった。
──検索履歴のトップに並ぶ文字。
「こ、こ、これは、そのっ……!」
ぱっと顔が真っ赤になるいるま。
唇が震えて、言い訳も浮かばない。
目の奥がにじんで、頭の中が真っ白になる。
らんも一瞬だけ固まった。
が、次の瞬間、ふいっと顔をそらして、静かにタブレットを閉じた。
「……そっか。気になったんだね、そういうの」
「ご、ごめん……ちがう、っていうか……」
「ちがわないでしょ。そういうのって、自然なことだよ。恥ずかしがることじゃないって、頭ではわかってるけど……」
らんの声は、どこかぎこちなくて。
いるまは、何だか申し訳なさでいっぱいになった。
「……でも、なんか、俺……恥ずかしい……っ」
ぽつんとそう言って、ぎゅっと自分の膝を抱えた。
すると、らんがそっと隣に座って、いるまの頭を自分の肩に預けさせた。
「無理しなくていいよ。知りたいって思ったの、すごく素直で可愛かったから、俺はちょっと……驚いたけど、嬉しかった」
「……ほんとに……?」
「うん。いるまが何かに興味を持ってくれるの、俺は嬉しい。だから、検索履歴……あれは……えっと、見なかったことにする。うん」
「っうわあああああああ!!やめてえぇぇぇ!!」
顔を真っ赤にして、いるまが膝にうずくまる。
らんはそんな彼をくすっと笑って、そっと頭を撫でた。
「……でも、男同士だって、“家族”にはなれるからね。子供は作れないかもしれないけど、大切にしたいと思う気持ちがあれば、きっとそれで充分だよ」
いるまはその言葉に、小さく頷いて、肩に寄りかかったまま、目を閉じた。
「……俺、恥ずかしくて死ぬかと思った……」
「死なないで。俺の可愛い恋人くん」
そう言って、らんはほんの少し照れながら、いるまの頬にキスを落とした。
静かな夜。
眠る前のベッドの上、並んでスマホを触っていたいるまが、何かを思い出したように身を小さくする。
「……っ…」
「ふふ、検索履歴のこと?」
「で、いるまは、欲しいの? 俺との子供」
「っ……っな……!?////」
今までにないほど顔が赤くなって、ぐらりとらんから距離を取ろうとするいるま。
「な、なんで……そんなこと言うんだよっ……!!」
「いや、だって……真剣に調べてたから」
いたずらっぽく笑いながら、らんはいるまの手首をそっと掴んで引き寄せた。
「俺は、欲しいけどね」
「~~~~っ……!!////」
もう言葉にならないいるまの口が、何度もパクパクと開いては閉じる。
「……っ、からかうな……っ!」
ぎゅっと布団を握って、目を潤ませながらいるまが言う。
「だって、反応が可愛すぎるんだもん」
「も、もう知らない……っ!!」
小さく背中を向けたいるまを、らんは後ろからそっと抱きしめる。
「でもさ。将来もし、なにかの形で、俺たちに“家族”ができるってなったら──それは俺にとって、すごく幸せなことだと思う」
「……っ……ばか」
らんの腕の中で、いるまは小さくなって震えていた。
恥ずかしさと、嬉しさと、甘いくすぐったさが、胸の奥をいっぱいにしていた。