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駄作

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駄作

♥

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2024年04月01日

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青嫌われ

病んで弱って体調崩してるのいいですよね

反抗してるのもかわいいですよね

その後甘えるのかわいいですよね

だいたいそんな感じです





「嫌い、近寄らないで、触らないで」

彼奴の家に行った時に言われた

確かに「嫌い」と言われる筋合いはある

嫌い以外も全部筋合いはあるけど

あの状態であんな事言われても




桃視点

今までの事を反省して謝罪をしに行こうとした

インターホンを押すと芯のない声が返ってきて

玄関の扉を開けて貰うと驚いた顔をしていた

直ぐに閉じようとしたけど無理矢理こじ開けて入らせて貰う

青「嫌い」

「大嫌い、今更なに、早く帰って」

「嫌い、近寄らないで、触らないで」

桃「ごめん、」

「でもっ..また来るから5人で」

なんて言ったのが5日前

今日会議があり明日彼奴の家に行くことになった

今日も体調悪いんかな



次の日午前10:23

言い合いをしている

黄「だから、!!ころちゃん体調悪いんでしょ!?」

青「悪くないから帰って!」

「看病とか謝罪とかいいから会いたくねぇんだよ!!」

こんな感じで約5分くらいは言い合ってる

正直言うと多分体調クソ悪いと思う

顔色悪すぎるし息も荒い

そろそろ倒れるんじゃねなんて考えているのも束の間

倒れた

後ろは誰もいないから結構な音がしてるぅとが急いでころんを確認した

黄「意識ないです!!」

という声と共にメンバーが動き出す




青視点

目を開けたら知らない天井

数ヶ月前迄綺麗だった左腕は汚くなり

そんな左腕は今点滴を刺され顕になっていた

最悪だ

頭がぐわぐわとする

これ駄目なやつだ

桃「起きた?」

寝起き早々無理

桃「ナースコール、ナースコール…」

看護師さんが来て色々と僕を調べていく

やだなぁ、

熱を測られさとみくんは吃驚してた

はやく帰ってくれないかな

看護師さんが帰っていき病室に2人きり

桃「今どんな感じ?」

話したくもないから無視をして眠る

桃「なぁ、おいって」

青「なに、..」

桃「熱下がって無いけど目覚めたら退院して良いらしいけどどうする?」

青「帰ってもあんたらいるんでしょ」

迷惑すぎる

1人がいいのに

どうせ嫌いなんでしょ僕の事

今だけだよこんな接してくれてるのは

心の中では嫌いとか思ってる

絶対

桃「倒れられても困るしいるよ」

青「1人で大丈夫だから帰って」

桃「やだ」

青「は?」

桃「やだって」





桃視点

紫「どーだった?」

桃「全然だめ」

「話すら聞いてくれない」

フル無視

紫「よく説得できたね」

家に連れて帰り5人全員いるとは言っていなかったから

俺1人とも言ってないし

紫「部屋は全部換気してたぴちゃんはるぅとくんが預かるって」

桃「そか、編集部屋どうだった?」

紫「多分ずっと入ってなかったと思うよ」

「ゴミも無いし少しホコリっぽかったし」

桃「ま、そりゃ入りたかねぇよな」

「俺らと繋がるツールなんて触りたくもないし見たくもないわな」

ころんは自室で寝てる

俺らとは一緒にいたくないらしい





青視点

ぐにゃぐにゃと変形する天井

今月何回目だよ風邪ひくの

無理矢理連れて帰られ

嫌いな人全員いて死にたくなった

たぴちゃんはいない

連れてかれたな

可哀想に

たぴにとっては幸せかも

僕よりきっと彼奴らのほうが好きだろう

みんなそうやって僕の周りからいなくなってく

今までも。

ぼろぼろとまくらカバーを濡らしていく

辛い

泣いて疲れたのが良かったのか眠たくなってきた

此の儘死ねたらどれだけ楽なのだろう

そう思いながら意識を落とした






橙視点



編集部屋の掃除をして休憩中

静かな部屋を見つめる

すると誰かが鼻をすする音がして

その何かが分かるのははやかった

ころんだ

泣いてんのかな

慰めに行こうかな

でも行っても拒否されちゃうよな

俺は元々人の気持ちを理解するのは得意ではなかったし

どうしよう

やっぱ話を聞いてやるなら莉犬のほうが良いだろうし

でも

1回行ってみようかな、

ゆっくりと扉を開けてころんを確認する

真っ赤な顔をして目を腫らしていて荒く辛そうだ

頭をひと撫でして目元に掛かる髪を退かし手触りで熱を確認する

こりゃやべぇ

誰を呼ぼうか

でも怖いかな

青「ん゛、やめ..ろ」

橙「うお、すまん!!」

急いで頭から手をどかして謝る

起こしちゃった

青「..なに」

橙「いや泣いてた声したから、」

青「あっそ」

あれ、意外と受け入れられてる?

橙「ここ…おってもええ?」

青「なんでそんな事聞くの」

「僕に拒否権なんて無いくせに」

橙「あるから聞いてんの」

青「居たければいればそこに」

これ、頑張れば懐かれるんじゃね、??

橙「寝ないん?」

青「寝ても死ねないし」

橙「そか」

少し沈黙が続きその沈黙を切ったのがさとみだった

桃「なぁに、起きてんじゃん」

ころんは全く笑わない

表情も今までころころと変わっていたのに今じゃ全く変わらない

橙「ころんってさ、変わったよな」

青「変わらせたのは誰でしょーね」

桃「俺らだろ」

青「自覚してんじゃん、そろそろ出てってくれない?」

まるで嫌いな人といたくないみたいな言い方

桃「いや無理」

「体温測って、おでこ出して」

青「自分でやる」

桃「やだ」

橙「まぁまぁ、」

この2人こんな仲悪かったんだ

半年より少し前の仲の良さはどこに行ったんだか

青「は、ぁ..」

かくんと頭が前に倒れる

急いでその頭と上半身を支え寝かす

桃「大丈夫だよ、なんもしないからゆっくり寝ろ」

もう言い返す気力も無いのか目を瞑った

桃「部屋でるぞ」

橙「うぃ」






橙「なぁ、さとちゃん」

桃「ん?」

橙「さとちゃんはさ、ころんがあんな言っててもなんとも思わんの?」

桃「あー、(笑」

「少しだけね、思うよ」

「思うけど今迄の俺らの方が最悪やん?」

橙「確かに、」

黄「ねぇっ、!?」

「ころちゃん吐いた!!」

バタバタと走っていき袋を取り出しころんの部屋に向かう





青視点

べちゃべちゃと布団に垂れる嘔吐物

ツンとした匂いにまた吐き気が襲ってくる

赤「大丈夫だよ、出しちゃって」

やめて

背中さすらないで

喉がぐぽっと鳴り急いで飲み込む

紫「ころちゃん飲んじゃだめ」

吐きたくない

気持ち悪い

嫌だ

怖い

紫「吐いた方が楽だよ」

腹部を強く押され出てきてしまった

紫「偉いね」

橙「間に合わんかったか」

紫「ぎりぎり間に合わなかったね(笑」

桃「寝る場所移動しよ」

「歩ける?」

なんて聞かれたけど正直力が入らない

ふわふわとする頭

こんなんで歩いたら倒れる

黄「ちょっと揺れますよ」

なんて声と共に持ち上がる体

案外落ち着くものだ

黄「寝てていいですよ。」

「しんどいでしょ」

心地よい揺れ

僕は寒いのに温かい彼奴の体温

嫌いだ

急に優しく接してきて

腹が立つ

ゲスト用のベッドに寝かされ毛布と布団を掛けられる

黄「おやすみなさい」




桃視点



寝た

ぐっすりと寝ている

体温を測っても起きない

桃「やっぱ嫌いだよな」

紫「そりゃあね」

「嫌いなほうがマシでしょ」

「嫌いじゃなくて死んで欲しいくらい大嫌いだと思うよ」

桃「確かに(笑」

触られたく無いくらい嫌いだもんな

紫「ごめんだけど俺一旦帰るね」

桃「会議?」

紫「そ、また終わったら来るよ!?」

桃「わかってるって(笑」

紫「なんかあったらすぐ連絡!」

桃「はいはい」

親みたいに優しい

ころんもなーくんだったら良かったんかな

ぱたぱたと走って会議へ向かってった





夜21:30

青「さ、とく..」

名前を呼ばれた

今起きて第一声

今日ずっと名前を呼んでくれなかった

桃「どーしたの?」

「お腹すいた?」

「しんどい?」

何個か質問してもなにも返ってこない

桃「..どうしたの?」

ぐすっと鼻水を啜る音

え、泣いてる?

うつ伏せだから分からない

桃「ちょっと起き上がらせるよ」

抱っこして向かい合うように膝の上に乗せる

顔が涙と汗と少しの鼻水でぐちゃぐちゃだ

ティッシュを取って全体的に顔を拭く

桃「ころん、鼻水ぷーってして」

するとちゃんとしてくれた

かわいい

青「ぅ゛っえ、ぅ」

桃「しんどいなー、」

遂に大声をあげて泣いた

家にいた3人はおろおろしてタオルや着替えを用意してくれてた

青「ん、っ゛」

桃「落ち着いた?」

背中側をぎゅうっと掴み俺の肩に顔を埋めてる

めちゃくちゃ暑いし熱い

桃「るぅとすぐに体温計と冷えピタ」

流石にやばい

この熱さは異常すぎる

紫「ただいま」

橙「おかえり」

紫「え、今やばい?」

橙「なんかやばい」

桃「あ、おかえり」

紫「ただいまなんだけどどうしたの?」

桃「ぁー、くっそあちぃんだよころん」

するとピピピっと電子音が鳴った

紫「うわ、」

赤「何度?」

桃「39.1」

赤「え、゛!?」

当の本人ははふはふと辛そうに息をして抱きついてる

汗で湿った頭を撫で、顔を見ると嫌そうな顔をしてた

頭を撫でられるのは嫌なんだな

橙「ころちゃん、着替えよ」

するすると脱がされ上裸

紫「あ、帰りに薬局行って軟膏買ってきたよ」

桃「え!?さすがすぎる」

ころんの左腕を消毒し、軟膏を塗る

青「ぃ、たい」

桃「ごめんね、もう終わり」

下着を着せパジャマも着せる

紫「ころちゃんご飯食べようよ」

そう言ってジェルがお粥を作りはじめた




黄「ころちゃん食べて」

青「や、」

黄「なぁんで~、」

ふい、と顔を背け嫌がる

なんだか懐かしい

赤「ころちゃーん、食べてよぅ、」

こっちもしょげ始めた

桃「ころん、食わないと怒るよ」

あまり使い言いたくなかったが全く食べる気配が無いから言ってしまう

びくっと肩を震わせ1口だけ食べた

桃「偉いな」

紫「これ薬ね」

「、嫌そうな顔しないでよ..心が痛いよ」

青「今迄は痛くなかったんかよ、」

紫「ぁはは、(笑」

辛辣すぎ







夜23:52

ころん、るぅと、ジェル就寝

流石に今日は色々ありすぎて俺も眠い

紫「さとみくんと莉犬くんも寝なよ?」

赤「なんか寝れないんだよね」

紫「、(笑」

「俺が横で寝てあげよっか?」

赤「確かにそれいいかも~(笑」






結局朝5時に目が覚めた

眠くない

取り敢えずころんの様子を見る

多分昨日よりか熱は下がっているだろう

歯と顔を洗い昨日の洗濯物を干す

赤「ぁれ、」

桃「わり、起こした?」

赤「んーん」

「最近毎日この時間くらいに1回起きるんだよね」

桃「じゃあまだ時間あるし寝てろ」

赤「目覚めた」

「俺もなんか手伝うよ」

ありがたいめちゃくちゃ

赤「さとみくん寝た?」

桃「寝た寝た」

赤「ふ~ん?」

桃「なんだよ」

少し会話してると誰かがもぞもぞと動いた

起きちゃうかな

起きなかった

赤「静かにしてないとね(笑」

「修学旅行みたい」

桃「確かにな(笑」

赤「ご飯食べようよ」

桃「ん、いいよ」

ゆっくりとご飯を食べて話してころんの身の回りの事やったり色々としてるうちにころん以外みんな起きた

紫「ジェルくんどいて」

橙「はいはい」

赤「るぅとくん起きてる?」

黄「ぅ..おきてる゛、」

桃「顔洗っておいで」

ジェルがころんを起こしに行って数分

抱っこして帰ってきた

橙「まだ寝てた」

ころんとジェルは同い年だけど体格差が凄い

今だってそう

軽々と持ち上げられてだらんと垂れるころんの腕ところんを持ってるジェルの腕の太さの違い

橙「ころちゃんどーする?」

桃「其の儘抱っこしといて」

橙「うぃ」

赤「るぅちゃん起きてよ~!」

黄「むり、寝る」

桃「お前らどけるぅとは起きろ」

黄「はぁ、い」

欠伸混じりに返事をしてパジャマを脱ぎ出した

青「ん、はふっ..」

急にころんが起きそうになって息を吐いた

ジェルがころんの背中をゆっくりと叩き安心させる

橙「ん、寝た」

少し乱れていた呼吸が正常になっていった






ころんが起きたのは昼前の11時くらい

青「..はきそ」

紫「吐ける?」

「これ袋持ってるから好きなだけ出しちゃって」



ころんが吐いてる間に濡れたタオルとゼリー飲料を用意する

桃「お、ぁぉ~..げっそりやな」

顔色悪いしあのなーくんに軽々と抱っこされてる

桃「これ飲める?」

手に渡すとすとんと床に落ちた

多分力入んないんだろうな

ゼリー飲料を口元に近づけると飲んでくれた

一応ぶどう味





少しぐずってキレてた

何に対して怒ってんのか分かるけど今はとりあえず治してくれ

怒ってても何も聞き取れないし

とりあえずジェルが抱っこして話を聞きながら寝かしつけようとしてるけど全く寝ようとしてないらしい

橙「さとちゃぁ゛ん」

「交代、選手交代」

未だにべそべそと泣いて唸ってる

仕方なく変わって抱っこ

座りながら話を聞いて背中を軽く叩く

青「ぅ゛うー!」

桃「うん」

本当にわかんない

ごめんねなんか



30分くらいしてやっと寝た

やっと

当の本人はすぴすぴと寝息をたてて寝てるし

あ、やべ

頭が後ろに仰け反ってく

赤「、ふふっ(笑」

1人笑いこらえてるけど漏れてるよ

急いで戻して俺の胸板に持たれさせる

よだれ、、

まぁいっか

赤「かんわいい、」

桃「なんやお前」

「かわいいだろ」

赤「涎でててもなんか可愛いのってすごいね」

桃「確かに」



続き思いつきませんでした😾

すみません😾

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